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リアル・トイ・ストーリー

友人のお子さんがお誕生日を迎えたので、何かおもちゃをプレゼントしようと思ってトイザらスへ行くと、スリンキーがいた。
トイ・ストーリーに登場するスリンキー・ドッグ。

私は犬か猫かと聞かれると即答で犬派で、ドッグランで走り回るわんちゃんを(自分のわんこは居なくとも)ずーーっと見ていられるくらいにはわんちゃんが好き。
ということで、スリンキーもトイ・ストーリーに登場する好きなキャラクターランキングでは上位にいる。

映画に登場するスリンキーと瓜二つのおもちゃに一目惚れし、むしろ私が欲しいと思ったくらいだったけど、即決で購入してプレゼント包装してもらった。
これからどんどん成長する過程でスリンキーが寄り添い、見守る、相棒のような存在になってくれたら...と想像すると、さながら映画のようで素敵だ。
足裏にペンで名前書いておいてほしいと思った。
 

プレゼントした数日後、友人から写真が送られてきた。
定期的に輪の部分を触ってシャンシャン鳴る音を楽しんだり、思い出したかのように尻尾を舐めているとのこと。
とりあえずは気に入ってくれたよう。よしよし。

写真をみると、まさにトイ・ストーリーみたいにスリンキーはぐにゃぐにゃといろんな形にされながらも優しい笑顔で赤ちゃんを見守っている。

赤ちゃんの背中越しに見守るスリンキー
おもちゃの自転車の横に倒れている

わんちゃんを飼っているご家庭なので、お散歩の練習にもなればと思っていたけれど、それはもう少し先になりそう。
 

幼い頃からずっと共に過ごしている相棒について、私には「くまたろう」というくまのぬいぐるみがいた。
父が母にプレゼントしたテディベアらしい。
中学校くらいまでは、毎日一緒にベッドで眠っていた。

思い入れのあるぬいぐるみを捨てる決断はなかなかできない。
長年過ごしてきたとなるとなおさら、くまたろうにも心が宿っている気がして、悲しむんじゃないかとか、ちゃんと供養?してくれるところに持っていった方がいいのかとか、いろいろ考えた。
けど、大学生くらいのときに不用品処分をするとなってそのタイミングで思い切ってさよならした。

まさにアンディとウッディの別れみたいなもので(それほど感動的なものではなかったけど)、そういった体験は今になっても思い出す。
 

一緒に寝たこと、遊んだこと、心の中にずっと残っていて、幼い頃のやわらかい思い出になっている。
同時に、ものを大切にすることとか、想像力とか、色んなことをおもちゃで学べるように思う。

たくさんのおもちゃがあるなかでスリンキーが選ばれるかはわからないけれど、相棒になってくれたら、一緒に成長する過程をスリンキーが応援してくれたらいいなと思ったのでした。

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