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謎はすべて解けた!真実はいつも一つ🔍

みなさんこんばんは。

とても寒い時期が続いておりましたので、温まる物を食べたくなり、おしるこをいただきましたが、熱すぎて火傷してしまいました。
どーもMittsuです。

今日は、感染症を診断する上で重要な検査に関わるお話をしたいと思います。

感染症の診断には、特徴的な症状からどのような感染症かを想定し、特異的な検査を実施し、その結果を踏まえて判断されます。

みなさんも風邪かな?と思った時にはまず、症状が出た時に風邪かなと考えますよね。
しかし、みなさんが通常自宅で検査をしたり、本当に風邪かどうかなんて診断はできないわけですから、医療機関に受診することがほとんどかと思います。

最近は、コロナの抗原検査を購入することができたり、大流行した頃はPCRセンターがあったりと医療機関に受診しなくても検査を受けれらましたよね。

では、コロナ以外の検査はどんなものがあるのでしょうか?
全部ではないですが、感染症に関わるところで少し紹介したいと思います。

通常お馴染みの検査と言えば、採血による血液検査、尿検査、レントゲン検査などがありますが、これだけでは感染症の診断には至りません。

もっと詳しく調べるためには、画像検査では、CTやMRI、超音波検査などをすることもありますが、感染症の診断には、臨床検査技師が行う特異的な検査が重要となります。

血液検査では、血液培養🧫
尿検査では、尿培養🧫
便検査では、便培養🧫
とそれぞれ原因となる細菌を断定するために用いられる培養検査が診断に重要となります。
そのほかにも浸出液や創部の粘膜を培養検査して細菌による感染を診断することもあります。

これは細菌をターゲットとして行う検査になります。

続いてウイルスが原因として行う検査はというと
咽頭や鼻腔の粘膜に綿棒を入れて鼻汁や鼻咽頭に増殖したウイルスを簡易的な検査キットを用いてそのウイルスの抗原反応を確認する方法があります。
これらは、インフルエンザ、新型コロナウイルス、溶連菌、RSウイルス、などで用いられます。
アデノウイルスについては、目の感染時には眼瞼粘膜を綿棒でぬぐい取って検査をします。

また血液関連ウイルスについては、採血検査で判断することが可能です。
主に肝炎ウイルス、HIV、梅毒などが採血によって結果を判定することができます。

細菌を検査で診断するまでには相当時間がかかるのですが、培養検査で細菌の発育を認めた場合にグラム陰性・陽性・球菌・桿菌であるかの判定を行うため、グラム染色が行われ、その後顕微鏡で判定を行います。
ここまでの工程でもまだ最終的な判定とはなりません!

続けて、同定感受性検査という工程に移り、細菌をつきとめます。
この同定感受性検査をでは、菌株を判定し、どのような抗菌薬に効果があるかまで実施しますので、早くても2日〜3日と判定までに時間がかかるのです。

一方、ウイルスの検査については、簡易キットで陽性の有無を確認する方法以外に、PCR(遺伝子検査)というウイルスの遺伝子情報を読み取る高性能の機器を使用して判定を行いますので、比較的短時間で検査結果を得ることが可能です。
例えば、コロナウイルスですと・・・

抗原検査 15分 簡易キッドがあればすぐに検査が可能 
抗原定量 15分 機器を医療機関で設置していれば順番を待たずに検査可能
PCR         60分 機器を医療機関で設置していれば可能だが同時に検査する検体があ  
        れば数に限りがあるので、順番待ちも発生する。
IDNOW    15分 機器を医療機関で設置していれば可能だが、同時に検査ができないた
        め待ち時間が発生する。
とそれぞれメリットとデメリットがあります。

これらの検査は、臨床検査技師がいなければ成り立ちませんので、医療機関では縁の下の力持ちといったところでしょう!

明日もこの検査についてもう少し話したいと思います!

それでは、おやすMittsu💤

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