Mittsu

はじめましてMittsuと申します。感染対策のお仕事をしていますが、もっと多くの人に微…

Mittsu

はじめましてMittsuと申します。感染対策のお仕事をしていますが、もっと多くの人に微生物やそれにまつわる感染症について知識を情報発信できればと思いはじめたところです。また、基礎的な知識も解説ができればと思っています。

マガジン

  • 感染を防止し、対策を講じることの重要性

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はじめまして

こんばんはMittsuです。 今日が記念すべき初投稿となります。 まずは私の自己紹介として、投稿する内容に関連する内容をお話しさせていただきます。メインはお仕事に関する内容になるのですが、簡単に言いますと「感染症に対する対策」を指導するお仕事していますので、これにまつわる内容を投稿していきたいと思っています。それほど勉強は好きな方ではないのですが、できるだけわかりやすい解説や覚え方を発信し、ご購読いただく皆さんのお力になれればと考えています。 今回は、簡単に投稿する分野を説

    • なんと昨日は、投稿するのを忘れてしまったのですw私の連続投稿記録も100日で途絶えてしまいましたが、先程投稿したので許してください🙏 しかしながら16週連続の投稿となったので今後も継続して投稿していきます!

      • 腸管出血性大腸菌💩

        みなさんこんばんは。 コメダでモーニングしてきました〜! どーもMittsuです。 今回は、大腸菌の中でも3類感染症に指定されている腸管出血性大腸菌についてお話します。 大腸菌は人や動物の腸管に常在し、通常病原性はないことを以前もお話しました。 これらを総称して下痢原性大腸菌については、以前の記事をご参照ください。 リンク 1996(平成8)年7月、小学校の給食が原因と見られるO157の集団食中毒が発生しました。 医療機関で診療を受けた患者数が 12,680名、確定

        • 血液培養について

          みなさんこんばんは。 今日は職場の先輩から差し入れをいただいたチーズケーキの中にブルベーリーソースが入って美味しかったです!ごちそうさまでした! どーもMittsuです。 今日も引き続き研修で使用したスライドを公開しようかとお思います。 みなさんの参考になれば幸いです。 今日のテーマは、「血液培養」です。 感染症の診断には欠かせない検査の一つで、採取方法もしっかり行うことが重要です。 それでは、早速本題に進んでいきましょう。

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        はじめまして

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        • 腸管出血性大腸菌💩

        • 血液培養について

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        • 感染を防止し、対策を講じることの重要性
          2本

        記事

          腸炎ビブリオ🐟

          みなさんこんばんは。 大トロは2カンで十分ですね!個人的には中トロが好きです。 どーもMittsuです。 昨日のサルモネラ菌に続いて本日は、腸炎ビブリオについてお話します。 腸炎ビブリオは、好塩菌と言って、沿岸の海水中や海泥中に生息し、水温が 15℃以上になると活発に活動します。 海水温度が高く、海水中に腸炎ビブリオが多い時期に獲れた魚介類には、腸炎ビブリオが付着しており、漁獲後や流通過程、調理中などの不適切な取扱いにより増殖し、食中毒の原因となりやすいです。 また、

          腸炎ビブリオ🐟

          サルモネラ🐒?

          みなさんこんばんは。 カルビ🥩大大大大好きです!しかし、ちゃんと焼いて食べなきゃいけませんね! どーもMittsuです。 昨日の下痢原性下痢に続いて食中毒菌でもあるサルモネラ菌のお話をします。 サルモネラ菌は、鶏、豚、牛などの動物の腸管や河川、下水など自然界に広く分布します。その種類は、およそ2500種類以上もの血清型があると知られています。 細菌を摂取しても、発症には大量の細菌が必要です。 最近では、少量の菌でも感染し発症することが分かってきましたが、汚染を受けた食品

          サルモネラ🐒?

          下痢に関する大腸菌

          みなさんこんばんは。 洋風レストランのカツランチがたまらん!ポテトサラダも美味でした! どーもMittsuです。 今日は、大腸菌について少し話したいと思います。 大腸菌は、人や動物の腸管に常在菌として存在し、通常は病原性はありません。 しかし! いくつかの大腸菌は「人」に対して病原性があり、 これらは総称して下痢原性大腸菌(又は病原大腸菌)と呼ばれます。 下痢原性大腸菌の種類と症状 ・腸管病原性大腸菌(EPEC)   症状:下痢、腹痛      サルモネラ属菌とよく

          下痢に関する大腸菌

          溶血性レンサ球菌感染症

          みなさんこんばんは。 写真のフォルダを見返していたら以前食べた角煮醤油ラーメンが!また食べたい! どーもMittsuです。 今日は、溶連菌と呼ばれる細菌による感染症について話します。 溶連菌は、「溶血性連鎖球菌」という細菌の略称です。 主に、のどに感染して、 ・咽頭痛 ・発熱 ・場合によって体や手足に発疹出る(猩紅熱) といった症状が出るとされています。 あまり、咳や鼻水は出ません。 また、特徴的な口腔の症状があり、舌がイチゴのように赤く、ボツボツすることもあります。

          溶血性レンサ球菌感染症

          WHOが結論づけた「空気感染」について

          みなさんこんばんは。 脂が乗ったホッケはマジで美味い! どーもMittsuです。 今日は、話題になっている空気感染のお話をしたいと思います。 「空気感染」は、結核菌や麻疹ウイルスの感染経路として有名ですが、新型コロナウイルス感染症でも初期段階での空気感染について指摘されてきました。 主に接触・飛沫感染による感染経路が有力でありながら、より小さな飛沫(飛沫核)が、医療行為などにより発生する「エアロゾル」による感染も注意喚起されてきました。 これによりトイレに設置されてい

          WHOが結論づけた「空気感染」について

          水痘(水ぼうそう)について

          みなさんこんばんは。 頂き物ですが、ピスタチオのアイスクリームが美味しかったので、今度は違う味も食べてみたいです。 どーもMittsuです。 今日は、以前ヘルペスウイルスでもご紹介しましたが、改めて水疱瘡にスポットを当ててお話しします。 まずは、おさらいです! 水痘および帯状疱疹ウイルスは、ヒトヘルペスウイルの3番目のウイルスです。 上記、URLから以前の記事をご確認ください。 水痘は幼少期に初感染しても、年を重ねてから帯状疱疹として、再度感染することでもお馴染みです

          水痘(水ぼうそう)について

          毒饅頭殺人事件のチフス菌

          みなさんこんばんは。 博多限定で桜餡の珍しいひよこをいただきました。まんじゅうではありませんが少し合わせてみました! どーもMittsuです。 今日はNHKで放送中の「虎に翼」で毒饅頭殺事件で混入されたチフス菌について話題になっていましたので少し話たいと思います。 チフス菌は、サルモネラ属の全身性感染症であり、 「腸チフス」と「パラチフス」が有名な感染症です。 それぞれチフス菌とパラチフスA菌によるもので、1999年の感染症法施行時は、二類感染症でしたが、のちの2007

          毒饅頭殺人事件のチフス菌

          継続はチカラなり! 本日で投稿連続100日目を迎えました✨これからも皆様の興味のある投稿を心がけて無理なく続けていきます🙇‍♂️

          継続はチカラなり! 本日で投稿連続100日目を迎えました✨これからも皆様の興味のある投稿を心がけて無理なく続けていきます🙇‍♂️

          梅毒の増加の裏でHIVが増加している?

          みなさんこんばんは。 何年かぶりにきびだんごを食べましたが、銀歯が取れそうですw どーもMittsuです。 以前も感染症の動向で梅毒が増加していることを話していますが、その裏で実はHIVも合併して増加傾向にあります。中には、AIDSへと進行した例もあるようで、引き続き性感染症に対しての周知が必要であると感じています。 そこで、今日はHIVに関するお話しをします。 HIVの治療は、以前より進歩により、死亡者数は減少していますが、年々感染者数は増加しているのが現状です。

          梅毒の増加の裏でHIVが増加している?

          ウインドウ・ピリオド

          みなんさんこんばんは。 室蘭焼き鳥のお肉はほんとジューシーですね! どーもMittsuです。 今日は「ウインドウ・ピリオド」について話します。 以前にもHBVの抗原・抗体のお話をしましたが、ワクチン接種やウイルスとの曝露が起こってもすぐに血液検査で反応が出るかというと違います。 通常は、ワクチン接種後やウイルスの曝露の可能性があった場合には、採血で抗原・抗体検査を行い、抗原・抗体の有無を調べます。 しかし、HBV、HCV、HIVの抗体は、体内にできるまでは個人差があり

          ウインドウ・ピリオド

          いつもご購読いただきありがとうございます🙇‍♂️ そして『スキ❤️』もおかげ様で800回いただくことができました! 今後もゆっくりですが続けていきますのでよろしくお願いします🤲 感謝感謝🙏

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          検査の豆知識について

          みなさんこんばんは。 チョコレートが濃厚なケーキで、すごく甘くてうまかった🧁 どーもMittsuです。 今日は検査に関する豆知識をご紹介します。 抗原検査については、PCR相当の感度がある定量検査と資料に示した簡易キットで検査を行う定性検査があるため、そこを履き違得ないようにご注意ください。 唾液が多いと細菌を検出するには不適切でありますので、できれば膿性部分が多い喀痰を検査の材料として提出していただくことをお勧めします。 採取した検体は、できるだけ速やかに提出する。

          検査の豆知識について