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1後漢〜三国時代の頃に成立し、それぞれの漢方薬について解説した書物である『神農本草経』によると、「上品」とはどんな漢方薬のことを指すか。

A:副作用は強いが、治療効果は高いもの
B:副作用は弱いが、治療効果は低いもの
C:少量なら副作用はなく、治療効果もそこそこあるもの

2.漢方薬の名称の最後の文字にそれぞれ特徴があり、いくつか種類がある。次のうち、使用されている種類が最も多いのはどれか。

A:湯 
B:散 
C:丸

3.漢方薬の1つ「葛根湯」は、初期段階の風邪や鼻炎、頭痛などを治すのに用いられる。次のうち、葛根湯との飲み合わせに基本的に問題がないのはどれか。

A:バファリン(頭痛薬)
B:パブロン(風邪薬)
C:アレグラ(花粉症の薬)

4.漢方薬に用いられることがある「附子(ぶし)」とは、次のうちどの植物の塊根を薬用にしたものか。

A:スイセン 
B:ヒガンバナ 
C:トリカブト

5.江戸幕府初代将軍・徳川家康が愛用していた漢方薬に「八味地黄丸(はちみじおうがん)」というものがある。特に八味地黄丸に「海狗腎(かいくじん)」を加えたものを愛用していたといわれているが、次のうちその正体は何か。

A:イルカの尾びれ 
B:クジラの腎臓 
C:オットセイの生殖器


6.漢方において「証(しょう・あかし)」とは、「患者一人一人の体質や症状の現れ方などの個人差」のことを指す。次のうち、「実証」という言葉が指す意味はどれか。

A:その病気にかかったことがある
B:体力や抵抗力が高い
C:特定の漢方薬が効きやすい

7.『傷寒論』に記載されている漢方薬「甘草湯(かんぞうとう)」のある珍しい特徴は次のうちどれか。

A:甘草の単味の方剤である
B:骨折に効果がある
C:煎じたあとに液を冷やして飲む


8.美人を表す言葉に「当芍美人(とうしゃくびじん)」という表現がある。これは「当帰芍薬散」という主に女性に用いる漢方薬に由来するが、次のうちその女性の特徴はどれか。

A:ややふくよかで小柄な人
B:華奢で色白の人
C:芍薬の花のような薄紅色の肌の人

9.日本と中国のうち、1人の医師が1つの医師免許で西洋薬と漢方薬を処方できる国はどちらか。

A:日本 B:中国 C:日本と中国の両方


10.防風通聖散や桃核承気湯などの漢方薬の一部に配合される「芒硝(ぼうしょう)」とは、次のうちどれのことか。

A:珪砂 B:斜方硫黄 C:硫酸ナトリウム


解答・解説:

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