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他者から障害が見えた方が得なの?

こんにちは。田舎の作業療法士の難波です。

職場の人間関係って難しいと感じる時ってありますよね。
馬が合わない上司や自分とモチベーションや考え方の違う同期、何故か自分にだけ理不尽で小さな事にも口出しする上司、様々な人がいますよね。

今日も僕は上司に対して「なんだこいつ」と思う事がありましたが、
自分にも非があったかもしれないので、そんな時はいつもこう考えます。

そんな人も世の中にいるんだなあ。真似しないようにしよ。

と。反面教師にして自分の成長や経験に反映する。
人それぞれストレスの解消の仕方はあると思いますが、一番は受け流すのが自分は良いのかなと思っています。
皆さんのストレス解消法も知りたいですね〜。

では、本題に。

「発達障害」は年々知名度が増しています。
昔は発達障害の認知も低く、「発達障害」という言葉自体、日本に入ってきたのは1970年であるとのこと。
2006年(自分が小学校くらい)には発達障害の児童数が7000人程度であったが、
2019年には10倍の7万人を超えたというデータもある。
少子化が進む中、発達障害をもつ子どもは増加している現状である。

2000年頃からは発達障害における”グレーゾーン”という言葉も広まり始めた。
グレーゾーンは、発達障害の症状がいくつか認められるものの、診断基準を全て満たすわけではないため、発達障害との確定診断をつけることができない状態を示します。
医師からは「診断基準は満たしませんが、ADHDの傾向が認められます」などという形で伝えられ、決して診断名ではありません。

グレーゾーンは診断名がつかなく曖昧だな、はっきりした方が良いのでは?と思う方もいると思います。
グレーゾーンで診断名がついていないからといって、受給者証(児童福祉法に基づいて運営している事業所の福祉サービスを受けるために必要なもの。 デイサービスを利用するためのパスポートのようなもの。行政から費用の支援を受けながら、障害者総合支援法や児童福祉法に定められた事業所のサービスを受けることができる)を得る事できないわけでないですので、支援を受ける権利はあります。

しかし、発達障害もそうなのですが、世間一般からの認知がまだまだ低く、目ではっきりとわかるものでは無いので、理解され難い面もあります。だからと言って、はっきりさせると、「障害」という単語で親御さんがショックを受ける事や差別されてしまう事もあるようです。
なんとも難しい事です。

骨を折った→ギプスをつける、包帯を巻く。→「あ!骨折した人だ」→動きづらい
と見だだけで怪我の場所や傷害される生活内容が知識があまりなくても理解できます。
発達障害やグレーゾーンの方は、その日によって体調や様子も変わる事があり、接したり様子を見たりしなければ、第三者からの理解は程遠い事が多々。

しかし、根本的に、
骨折でも発達障害でもそれを知った時にどのような行動を考えて実行するかは、
それを目の当たりにした人の行動、支援にもよると考えます。

つまり、障害を抱えている人がアピール、行動するだけでなく、
それに気づいて一緒に考えて行動する人も必要ということ。

障害を抱えている人とそれに気づいて一緒に考えて行動する人が
相関関係を持つことで環境が変化して「障害」の解決に繋がると考える。

障害は見えてからが始まりであり、それに対しての行動や支援が重要であると思う。

最後に僕の小学校から生きる教訓にしている言葉で締めようと思う。

気づく目 感じる心


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