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AI博覧会に参加:プロダクト開発を学ぶ 


AI博覧会参加

AIの領域で最先端を走る企業や研究者が集う場所、AI博覧会。2024年3月14日15日に東京、御茶ノ水SoraCityで行われた。ここで得た経験は、私の知識と理解を一新するものであった。博覧会での一番の収穫は、AI関連企業の担当者との深い会話にあった。これらの対話を通じて、AI技術の現在地を肌で感じ、未来の可能性に思いを馳せる機会を得ることができた。


プロダクト開発の現場から学ぶ
多くの企業がその場で自社のプロダクト開発について熱心に語ってくれた。それらの話から、どのようなアイデアが製品化され、市場に出ているのか、また、それらがどのような仕組みで動作しているのかを知ることができた。このような生の声を聞くことで、テクノロジーの裏側にある論理や、開発過程で直面する課題について理解を深めることができる。

人脈の構築と自分の足りない部分をプロから学ぶ仕組みづくり
私自身、非エンジニアとしてAIシステムの構築は容易ではない。しかし、博覧会で出会ったプロフェッショナルたちから、個別レッスンを受ける機会を得たことは、この分野での自己成長にとって大きな一歩となった。この博覧会で得た人脈を使って個別レッスンを行ってもらうことができるようになった。自分が直面しているAIシステムの課題について、エンジニアと一緒に学びながら、プロダクト開発を進めていく。
自分が全てのプロダクト開発を行うのではなく、分からないところは、プロフェッショナルの力を借りるようにすることで効率が高まる。



自身のプロジェクトへの応用
博覧会で学んだ知識を自分のAIシステム構築に生かすことは、次の大きな目標である。テクノロジーの進展は速く、学ぶべきことは山積している。しかし、このようなイベントを通じて得た洞察や、プロフェッショナルから直接学ぶことで、AI技術を自身の研究やプロジェクトに組み込むことがより現実的なものとなる。

AI博覧会参加で見えてきた日本の教育の課題

AI博覧会での体験は、技術の展望を広げるだけでなく、グローバルな視点や教育の価値についても深く考えさせられるものだった。以下に、前回の記述に加えて新たに得た洞察を分かりやすく整理する。

エンジニア不足とグローバルな人材活用

  • 日本のエンジニア不足と対策

担当者との対話から、日本では技術者、特にエンジニアの不足が深刻であることが明らかになった。この問題に対処するために、多くの企業がベトナムをはじめとする新興国の人材に目を向けている。これらの国々では、IT関連の教育に力を入れており、高い技術力を持つ人材が多いという。

  • 新興国の教育モデルからの学び

この現状は、日本の教育システムに対しても重要な示唆を与えている。新興国の教育モデルから学び、より実践的で技術中心のカリキュラムを取り入れることで、日本国内のエンジニア不足の問題に対処できるのではないかという見解に至った。

国際的なネットワークの拡大

  • 異文化交流の機会

また、東京大学を卒業したベトナム人の社長との打ち合わせをする機会を得たことは、私にとって国際的なネットワークを拡大し、新たな視野を開くチャンスとなった。このような交流は、異なる文化背景を持つ人々との知見を共有し、新たなアイデアやビジネスチャンスを生み出す貴重な機会である。

スタートアップと若手起業家からの学び

  • 若者の挑戦

博覧会では、若いスタートアップ企業や、大学を卒業してすぐに起業した若者たちも目立った。特に印象的だったのは、Lineをユーザーインタフェースに使用したAI家庭教師システムを構築しようとしている若手起業家の話である。彼らからは、新しい技術への果敢な挑戦や、限界を超えようとする姿勢を学ぶことができる。そしてユーザーインタフェースを、日本のほぼすべての人々が活用しているLINEにすることで、手軽にAIにふれることができるようにしている発想も私が考えているプロジェクトと同じだった。自分のプロダクト開発の方向性を確認することにもつながった。

学びとつながりの大切さ

今回のAI博覧会での経験から、技術の進展を追いかけるだけでなく、人とのつながりや異文化間の交流を深めることの重要性を改めて認識した。これらの学びと経験は、私自身の将来のプロジェクトや研究において、計り知れない価値をもたらすものと信じている。教育分野の垣根を超えたAI博覧会の参加は、教師修行の一部であり、この分野での成長と発展に向けた重要な過程であると実感している。


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