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『 清め塩 』 って?

 
先日、叔母が亡くなりました。
 
お通夜から戻り
玄関先で、自分に
「清め塩」をふろうと
香典返しの中を探しましたが
見つけられなかったの。 
 
あらあら、塩を入れ忘れるって
葬儀社さん、しっかりしてよ ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄

とりあえず
娘に頼んで
台所の食塩を
私にパッパとふりかけてもらい
家の中に入りました。 
 
改めて
香典返しを袋から出すと
小さな紙が1枚入っていたの。
 
その紙には
『 清め塩 』について
と、何やら書いてありました。 
 


要約すると

 「 必要がないので 清め塩は廃止 」
 
というもの。
 
 
 

え!
清め塩が必要ないって、どゆこと?
ダメじゃん。
仏様が寂しがって
付いてきちゃう。
葬儀から帰ったら
塩で清めて、うがいをしないといけないって
小さい頃から
おばあちゃんが言ってた。
うそ。
言ってないけど😀

 
 
       コレです ↓



神道の教えでは
死は『けがれ』。
死んだ人間を『けがれ』と言うのではなく
死んだ人間を取り巻く『邪気』『恨み』などを
指すそうです。
邪気を家に持ち込まないように
塩で身を清める。

一方、仏教の教えでは
死んだ人間は『仏』になる。
邪気として扱うべきではない。 
『聖なるもの』。
清めるって何?
ってことです。
 

私は
今まで何も考えていなかったな〜。
塩で清める、っていうのは
一般周知ですよね。
除霊のための『盛り塩』だったり
地鎮祭では、『大地の邪気を鎮める』んだっけ?
 
そう、地鎮祭といえば
我が家を建てる時の地鎮祭
旦那の実家が信仰している宗教に頼めと
義母が譲らず
頼むことに(~_~;)



総本山から祈祷師を呼ぶ経費は
 
地元の神社にお願いする経費の

    7倍     ((((;゚Д゚)))))))

しかも
土地に撒く塩は
『伯方の塩』 10袋 指定。
高級塩じゃないとダメらしいです。
 
そして
義母が切望して実現したのに
支払いは私たちでした。
これは オヤコウコウ。 きっと、そう😭💸

話が逸れました。
 
清め塩。
 
これは日本の伝統・文化なのでしょうかね。
海外は? 
 
私は、んー
塩をふらなくなったら
ふらないことがいつまでも
気になるのか?
 
冷蔵庫からタマゴを落としちゃったら
 
鉛筆の芯が折れたら
 
税金多く取られたら
 
いちいち、塩をふらなかったから
邪悪なものの仕業だと
怯えるのかな。
ないない笑
 

私は『 清め塩の廃止 』は
正直、どちらでもいいや。
清め塩が付いてもいなくても
清めたい人が清めればいいだけで。



 
 
ひとつだけ私の経験から言えるのは
 
今まで参列した葬儀では
お別れ前にお顔を拝見した方々皆
安らかに
穏やかに
眠るように
天使のようなお顔でおられました。
 
女性は
死化粧で肌は透けるように美しく
生前よりも凛々しい。

 
男性は
様々な責任から解放されたように
子供に返った優しい寝顔。
なんか分からないんだけど
私は男性のお姿のほうが印象深くて
なんか、なんかね、
お母さんのお腹の中に
戻っていってるんじゃないか、って
男性にだけ感じるんです。
あんなに強くて大きかったのに
棺の中の彼はとても小さく無力。
まるで子供のよう。
  【 胎児 】 というワードがチラつく。
なんなのでしょう、この感覚。 

先程ご紹介した
『清め塩の廃止』のお知らせにもあるように
 
 「 生と死はひとつ 」  とは
 
  お母さんから生まれて
  お母さんに還る
 
 ってことなのかなと、今思った。
 
  女性は更に女性になる。
  女は強いのだ😤 
 


結論
仏になった大事な人を
清める理由はないです。
大事な人だったから
葬儀に行くんですよね!
邪気とか恨みとか言ってないで
亡き人を想い感謝して
見送るだけでいいんだよ。
清め塩、反対ー✊  というか
どうでもいいー✊
 
それに
私だって自分が死んだとき
私に語りかけてくれる人が誰も居なかったら
想像しただけでも
カナシイ。
  語りかけたくない = 邪気がある
にならないよう
今までのアレコレは懺悔して
今からでも
正しく
生きていこうと

決めた。

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