アーティスティックなレコード店で展示「NOISELESS」を見る
展示会、客先回りと続きぐったりした金曜の会社帰り、体力が減退していたので、会社からそれほど遠くはないけれども中心地からは離れるために滅多に行かない地区にあるレコード店に立ち寄った。
レコード店、といっても、古くて渋い感じや新しくてうるさい感じではなく、アートとデザイン、建築に焦点を当てたモダンな店である。なのできっと、レコード盤で音楽を聴くツウの方や、内装に凝った家に住んでいる人がマニアックなレコードを仕入れにやってくるのでは、と想像する。
今やっているのは、「Noiseless」という展示だ。
店の前はトラムがごとごと走っていて、ヴォリュームを抑えて流れている音楽に常にノイズを加えているだろうに、「Noiseless」というのはどういうことだろう、とまずはタイトルが気になった。
入ってみると、かなりの防音設備が付けられているのか、雑音は確かに入らない。展示も、何か特別なテーマがあるというよりは、インテリアの一部として音楽関係の写真や本を美しく集めて配置してみました、という感じで、正直、あまり深く印象には残らなかったが、空間が素敵だったので、雰囲気を共有できたら、と思う。
入り口がお店で、奥に商談室があり、商談室の左手に展示室がある。
店舗の横のショーウインドーにも1つ展示があるけれど、内側からは見ることができない、というので、そちらの写真も1枚。
普段からレコードで音楽を聴いているよ、という方は、ミラノに来られたら一度訪れるとよいと思う。近くには確か美味しいジェラート屋があったはずだ。コロナ以降は行っていないから、もう潰れているかもしれないけれど。
Settantaventidue
住所 Via Lodovico il Moro 1, Milano
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