【好きな歌詞】vol.1
今まで自作の詩しか投稿していなかったんですが唐突に好きな歌詞の紹介をしてみます。最近受験勉強で疲れ気味なので、自分の好きなものを見つめ直すことでちょっとした精神安定を図ってみようみたいな…笑
1.ただ君に晴れ(ヨルシカ)
「俯いたまま大人になって
追いつけない ただ君に晴れ」
ヨルシカの代表曲「ただ君に晴れ」のサビの歌詞です。大人になった今の自分を悲観的に捉えている様子や懐旧の情が、n-bunaさんならではの詩的な表現から感じられます。あの夏の君を今でも大切に想うその感情を「ただ君に晴れ」という短いフレーズでここまで繊細に描くことが出来るヨルシカは本当に天才です。この歌の中では「ただ」や「だけ」って言葉がよく使われているんですけど、それらが一つ一つの歌詞に宿る感情を特別で唯一無二なものにしているように感じます。歌詞だけでも最高なんですが、疾走感のある音楽と透明感のあるsuisさんの歌声との相乗効果で更に鮮やかな青春の1ページが浮かんでくる一曲です。
2.vivi(米津玄師)
「悲しくて飲み込んだ言葉
ずっと後についてきた
苛立って投げ出した言葉
きっともう帰ることはない」
米津玄師の「vivi」の冒頭の歌詞です。この歌はもう本当に、米津さんの不思議で切ない世界観が歌詞の一つ一つに宿っていて最高の名曲です。言えなかった後悔と言い過ぎてしまった後悔。冒頭の歌詞で人とのコミュニケーションの難しさを端的に表しているのです。この後の歌詞でも、伝えたい事を上手く伝えられない不甲斐なさや、それでもどうしても伝えたい素直で切ない愛が、米津さんの美しい言葉で描かれています。控えめに言ってとんでもない名曲です。全人類が聴くべき。
3.星寂夜(ロクデナシ)
「流れる流れる涙が
乾いて消えた頃
どこかで偶然なんかで
巡り合って笑いあえたなら」
音楽プロジェクト・ロクデナシの「星寂夜」のサビの歌詞です。数多くのボカロPが携わり活動しているロクデナシですが、この曲の作詞作曲はAqu3raさんですね。個人的にはロクデナシの曲の中で一番好きです。会えない誰かを想って涙を流しているという現状を見せつつも、その涙が乾く頃にまた「巡り合って笑い合えたなら」という前向きな願いがとても美しいです。「偶然」に縋る歌詞からまた会いたいという強い感情が伝わってくるのも凄く好きです。
4.Christmas Morgue(ハチ)
「もしも二人の姿が これ程まで
歪じゃない 有り触れた何かなら
これ程素敵な雪も無かったでしょう
これ程愛し合うことも無かったでしょう」
ハチ名義の米津玄師が生んだボカロ界の知られざる名曲「Christmas Morgue」の冒頭の歌詞です。
"Morgue"とは身元不明の遺体安置場のこと。二人がどのような歪な姿なのかは分かりませんが、だからこそ素敵な雪が降る、だからこそ愛し合うことが出来る、という切なく美しい歌です。クリスマスらしい曲調と相まって一つの美しい物語となっています。
5.獣ゆく細道(椎名林檎、宮本浩次)
「借りものゝ命がひとつ
厚かましく使ひ込むで返せ
さあ貪れ、笑い飛ばすのさ
誰も通れぬほど狭き道をゆけ」
椎名林檎と宮本浩次のデュエットが最高に格好良くて話題になった「獣ゆく細道」のラストの歌詞です。作詞は椎名林檎です。寿命という制限付きの人生だからこそ自分らしく自由に生きていいんだ、という力強いメッセージが「借り物の命を厚かましく使い込んで返す」という天才的な比喩で表現されています。「貪れ」や「狭き道をゆけ」のような命令形がこれまた格好良い…。そして何よりこの二人がこの歌詞を歌うから良いんです。二人の個性全開な歌い方が歌詞にマッチしてて本当に凄い。「孤独とは言い換えりゃ自由」ってこの二人が言ってると本当にしっくり来ます。
最近の高校生(クラスメイト達)は東京事変やエレカシを知らない人も結構いて本当に勿体無いなって思います。皆に聴いてほしい。
好きな歌詞紹介vol.1は以上5曲でした。自分の好きな歌詞を語るのって最高に楽しいですね笑
今後も5曲ずつくらい紹介していきたいなって思ってます。最後まで読んで下さりありがとうございました!是非皆さんも好きな歌詞の紹介してみて下さい😊
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