僕らは雨宿りをしていた 「止まない雨はない」って 担任の先生が言っていた 「雨の後には虹が掛かるんだ」って クラスのイケメンも言っていた 「私達は雨なんかに負けない」って 野球部のマネージャーも言っていた やがて雨が止み 皆喜んでいる 彼らには分からないらしい 雨乞いをした人間の気持ちなど 僕は心から体育祭の雨天中止を望んでいます。最大多数の最大幸福なんて知るか😗
ホーム側 開いたドアから 夏匂ふ とうとう通学用とは別に塾に通うための定期券を購入…。受験生になってしまったなぁ🌻
↓櫟さんの企画が面白そうだったので、初めて「54字の物語」に挑戦してみました。たった54字なのに色々な表現が試せて楽しかったです。 怪談も初挑戦なのであんまり怖くないかも笑 #54字の怪談
溢れ出る私の涙と 消え逝く彼の命から やがて一輪のアネモネが咲いた その美しさに感化され 人々の心に芸術が生まれた 多くの詩人が詩を書き 多くの画家が絵を残した けれど、私は断言できる 彼等の芸術は偽物だ その絵や詩に価値は無い 何故皆それが解らないのか あの丘に咲くアネモネだけが 錯綜した世界で今も輝く たった一つの、本当の芸術だ 人生は芸術を模倣するらしいです。 どうかアネモネの花が枯れませんように。
今まで自作の詩しか投稿していなかったんですが唐突に好きな歌詞の紹介をしてみます。最近受験勉強で疲れ気味なので、自分の好きなものを見つめ直すことでちょっとした精神安定を図ってみようみたいな…笑 1.ただ君に晴れ(ヨルシカ)「俯いたまま大人になって 追いつけない ただ君に晴れ」 ヨルシカの代表曲「ただ君に晴れ」のサビの歌詞です。大人になった今の自分を悲観的に捉えている様子や懐旧の情が、n-bunaさんならではの詩的な表現から感じられます。あの夏の君を今でも大切に想うその感
電車はしばらく来ないから 夏風と虫の音に耳を澄ました 懐かしいような寂しさと 暑苦しいような恋しさが 僕の中で騒めいている 何食わぬ顔で 電車を待つフリをして 僕は独り、夏を待つ 君が隣に居た夏を
「 」 「サッカーが上手になりますように」 「好きな人が振り向いてくれますように」 「物価が下がりますように」 「世界が平和になりますように」 「おばあちゃんが長生きできますように」 「コンクールで入賞出来ますように」 自分の幸を願う者、他人の幸を願う者、 より良い世界を望む者、青春の輝きを望む者、 笹竹を彩る人々の願いの一番上に 僕は白紙の短冊を結んだ。 貴女の願いは何だろう。 きっとそれこそが僕の願いだ。
五月雨が 月を隠した 夜でさえ 現の夢に 見ゆる君かな 雨が降っている夏の夜は、生温い風に懐かしさを感じます。初恋の人が雨女だったからかな…笑 しとしとと降る雨をぼーっと見ていると、いつも彼女の顔が浮かんできます。もしかしたらもう会うことは無いのかもしれないけれど、どうしても忘れられない。今起きて雨を眺めているはずなのに、まるで夢を見ているかのようにはっきりとその顔が浮かんでくる。そんな夜を詠んでみました。よろしくお願いします。
どこかの誰かが言っていた 後悔のない人生が幸せな人生だ、と 平行線の上を歩きながら 僕は不幸を踏み締めた この平行線が いつか交わるような世界なら 僕も君も どれほど楽に息が出来ただろう
あの夏、君が隣に居てくれたから 僕はそこに心を預けた あれから5年 あの夏、君の隣に置いてきたから 僕の心は今も空っぽ 心を失くしたくせに まだ君を想うのは何故だろう
珈琲を一口飲むたびに 僕は大人になっていく 思い出の貴女が遠ざかる カフェインが心を溶かしていく あの日の微糖はもう甘すぎる さよなら、貴女といつかの微糖
通学路に 都会を生きる猫がいた。 人も車もお構い無しで 走り去るその後ろ姿を ほんの少しだけ 羨ましく思った。 都会の猫は 尻尾が短かった。
昼下がりの夢現 黒板を化学式が埋める頃 君はまた夢の中で ノートは真っ白で 昼下がりの夢現 夏の匂いを感じながら 僕はただ君を見ていて ノートは真っ白で