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不登校の記事が「読売子ども新聞」に


週一で発行される「読売子ども新聞」。
「学校って行かなきゃいけないの?」のタイトルで
学校以外の場所でも学ぶことは可能で、そういう人を社会や国を応援しているよという内容の記事(6/29発行)を見つけたので紹介します。

 3年前から購読している新聞ですが、不登校をテーマにした内容が一面にあるのは初めてです。小中学生が読む新聞で大きく取り上げられていることに、不登校の身近さを感じます。

 年間30日以上学校を欠席(病気や経済的な理由による者を除く)すると「不登校」と定義されます。年間30日以上欠席している子が全国で24万人以上(2021年度小中学校)、
かつそのうち半数以上は90日以上欠席しているといいます。

不登校生の増加は、コロナ休校が影響!?

小中学生の不登校生は、2021年度の調査で、20万人を超えました。これは初めてのことで、特に小学生は10年前に比べ3.4倍に増えています。

なぜ、増えたのでしょうか。
その理由の1つに新型コロナウイルスの感染拡大があったといいます。
休校から始まり、学級閉鎖、登校後には、マスク生活や友達との距離感を保つように制限される。学校での生活環境が変化し、我慢することが増加したことにより、
学校が苦手だった子やそのような環境に適応できなかった子が不登校になったのではと考えられています。

2度不登校を乗り越えた高校生。フリースクールでのびのび。

現在高校1年生のはるゆきさんの話。
2度の不登校を乗り越えて、自分で会社を起業し、社長になりました。
小学生で社長になったはるゆきさんにフォーカスしています。

はるゆきさんは、小2と小5の時に不登校になりました。
小2の時にはいじめにあい、いじめっ子を「相手にしない」ことで乗り越えます。小5では、授業がつまらなくて体調を崩してしまうほど耐えられなくなったそうです。

はるゆきさんについて、調べてみました。
以下、体調を崩してしまった時の気持ちです。

授業は知っていることでも、ずっと説明されます。毎日、あれが続くのは本当に苦痛でした。早く終わらないかなと思って時計を見てすごしましたが、時計の針もなかなか進まない。授業中は気持ちが悪くなるぐらい、つらかったんです。それで、もうこれはダメだと思い、お母さんに「行きたくない」と相談しました。

HUFFPOST「不登校になってから会社を設立した子に起きていたこと」https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_61037850e4b0fd216c2429ae


不登校になっても好きなことを好きなだけやることによって、将来の不安よりも希望を見つけ、今に至ります。今、悩んでいる小中学生に「大丈夫!!」と伝えたいそうです!!

不登校新聞の紹介

「学校に行けないのはあなただけではない」というメッセージを伝える。
1998年から「不登校新聞」が発行されています。
不登校や引きこもりを経験した後、社会で活躍している人のインタビューを紹介。その数は1000人以上にのぼるそうです。
編集長も不登校経験者。
「苦しいときに学校を休んでも人生は変わらない。休んでも楽しい未来があるから大丈夫」ということを伝えたいそうです。

居場所のいろいろ


適応指導教室、フリースクール…など、学校以外の場所が少しずつ増えています。新聞では、埼玉県戸田市のメタバースを活用した居場所作りについて紹介しています。
教室にいられない子ども達のために、市内の全小学校に教室とは別の「ぱれっとルーム」を設置。ここで、ゲームをしたり、オンライン授業を受けられます。また、学校に来ることが難しい子供には、メタバースでの教室が準備され、自分の分身を使って授業を受けることが可能だそうです。


印象的だった「学校がつまらない」と言う言葉


私は、はるゆきさんの「学校がつまらない」という言葉が印象的でした。

多くの教室をのぞいていると、「ぼーっと座って時間が経つことを待つ」という顔をしている子どもは少なくありません。

課題が終わってしまった子。
すでに理解していて、何度も繰り返される説明をなんとなく聞いている子。
課題が終わってしまい、隠れて本を本を読んでいる子(それはそれでいい)。

もっと学びたい。もっと知りたい。と言う気持ちが強いどもにとっては苦痛の時間になってしまうかもしれません。
この子達は、特に騒ぐこともありませんし、課題は全てこなしている。教師が困るわけでもないです。教師に気づかれにくく、配慮をしてもらいにくい子どもかもしれません。

 しかし、このような子どもも一定数存在していることを考慮し、対策していく必要があると強く思いました。

まとめ

小中学生向けの新聞の一面に「不登校」をテーマにした記事が載っていました。それは、不登校の子どもが増加傾向にあり、読者側の環境にもそのような子どもがいると考えることもできます。
 不登校は、言葉自体に特別感があります。
しかし、
「学校以外の場所を選択すること、学校に行かないことは特別ではない」ということが、子ども社会の中でももっと広がればいいと個人的に思っています。

興味を持った方は、ぜひ読んでみてくださいね。








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