里山歩きのススメ。Part7 〜晩秋の山小屋カフェ(高見石小屋)
北八ヶ岳の一角に位置する、白駒の池。
苔に覆われた「シラビソ」や「トウヒ」の森🌳に囲まれたその池を見下ろせる場所に、「高見石」という、岩の積み重なった展望スポットがある。
その直下の森の中に佇んでいるのが、高見石小屋である。
揚げパンが人気と聞き、池の散策から少し足を延ばして行ってみた。
池からの標高差は、約200メートルで、比較的歩きやすいルートなので、普段履きのカジュアルな服装でも無理なくたどり着ける。
天気次第では眺望の素晴らしい「ニュー」まで行くつもりだつたので、私は登山支度をしていたが、軽装の人もたくさん訪れていた。
残念ながら、雲が立ち込めて眺望は期待できなかったので、山小屋カフェを楽しむことにしたわけである。
小屋のデッキは、20人くらいは休める広さであったが、ハイカーでいっぱいとなっていて、事前情報では、揚げパン2個で450円と聞いていたところ、5個(5種類)セットのみということだったので、揚げパン5個とコーヒーを注文した。
抹茶、胡麻、きな粉、ショコラ、ケチャップの5種類である。
周りは、シラビソなどの針葉樹の森で、標高2,000メートルを超えているので気温も大分低くなって、広葉樹は落葉してしまっていたが、澄んだ空気の中でいただいた揚げパンは、ふわふわで、とても美味しかった。
また、少々甘い揚げパンには、コーヒーが特にマッチした。
通年営業しているとのことなので、また、異なるシチュエーションで訪れるのも良いかも知れない。
ひとしきり雰囲気を楽しんだ後は、池まで下り、周回して散策を終えた。
そんなハイキングも、心の洗濯になる。
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