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読書記録:ジュリア・キャメロン『あなたも作家になろう――書くことは、心の声に耳を済ませることだから』

原題は The Right to Write: An invitation and initiation into the writing life です。

同じ筆者の『ずっとやりたかったことを、やりなさい』シリーズよりも売れていないようですが、これは、日本語訳の「作家」に「小説家」のイメージがあり、読者が限定されてしまったせいかな、と思います。中身を読んでみたら、論文とかエッセイとかも "Write" に含まれていて、文章を書くこと全般に通じる話でした。

 私自身は、この本を読みだしてから、今日読み終わるまでの間に、小説を書き始め、最初のショートショートを書き上げることができましたので、この本の効果は絶大でした。

 ジュリア・キャメロンの本はこれで4冊目です。どの本も形式は同じで、キャメロンがアーティスト養成講座をやった経験から得たヒントやエピソードがたくさん語られ、そのためのエクササイズが色々紹介されます。特に、朝一番で手書きで3ページにわたってフリーライティングをするモーニングページをやれ、と勧められて、これが基本らしいのですが、私は、それさえ毎日は続いていませんでした。別にやらなくても、読むだけでもなんとなくできるようになるみたいです。キャメロンの本はどれもおすすめですが、私はこの本と、『ずっとやりたかったことを、やりなさい2』が好きでした。