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【無職の人生初海外は一人旅】タイ周遊記3日目①:侵略されると信仰の対象は徹底的に破壊し尽くされる編
タイ3日目。
前回の記事はこちら↓
ゲストハウスで目を覚まして支度をし、外に出る。1日目と2日目は曇りだったけど、3日目は朝から晴れてて雨季でも青空を拝めるんだなと思う。
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今日の目的地はアユタヤ遺跡である。
アユタヤ遺跡とは、14世紀から400年余りの間繁栄していたアユタヤ王朝の建造物のことだ。
アユタヤ王朝は東南アジアの各国と貿易し、国際商業都市として栄えていたらしいけど、18世紀にビルマ(ミャンマー)の攻撃を受けて滅んでしまったらしい。
そのビルマが侵攻していた時に石像や建造物は徹底的に破壊し尽くされ、ほとんどが煉瓦のみになってしまったんだとか。
仏像の頭が木のつたに飲み込まれてる写真は見たことある人もいるかもしれない。3日目はそのアユタヤに行きます。
まずカオサンロード周辺にあるフアランポーン駅行きのバスが止まるバス停を探す。
ネットでバス停の場所が書いてある地図があったんだけど、周辺を歩き回っても全然見つけられない。
朝のカオサンロードには、市場が開かれていた。色んなフルーツや魚などが道の両脇に立ち並ぶ露店で売られている。
自分1人でバス停を見つけることを諦めた俺は、そこに買い物に来ているタイの主婦を呼び止め、「フアランポーン駅行きのバスはどこに停まりますか?」とタイ語で表示されているスマホの画面を見せて道を尋ねてみた。
そうしたら話しかけた主婦のすぐそばにいたもう1人の主婦も加わって2人でバス停がどこにあるか相談をしてくれて、フアランポーン駅行きのバスは分からないけど、バス停はこの道をまっすぐ行ったところにあると教えてくれた。
俺は感謝を伝え、また道の途中の人に聞けばいいとその道をまっすぐ歩き始めた。
道を歩いていると前から青と白のストライプ柄のTシャツを着たおじさんが歩いてきたから、その人に駅に行くバス停はどこにあるかと聞いてみた。そうしたら、ある一つの問題が明らかになった。
青白ストライプのおじさん曰く、アユタヤ行きの電車のチケットはもうなくなっているらしい。
まじで!?
すぐにスマホでアユタヤ行きの電車について調べると、どうやらアユタヤ行きの電車の座席はオンラインで予約ができるらしく、アユタヤは人気の観光地だけあって予約は事前にほぼ埋まってしまい、当日にチケットを買うことは困難らしい。
まじか…駅に行けば普通に切符買って乗れると勝手に思ってた…。予約とかあったんか…。
おじさんはもうチケットはないから、ツアー会社に行った方が良いとアドバイスをくれた。そして親切にGoogleマップでツアー会社の場所まで教えてくれた。
ツアーか…。どうしよう…。
できれば自力で行きたいんだよなぁ…。ガイドとかはいらんし…。
金かかるけどもうタクシーで行くしかないかなと諦めかけたけどネットで更に調べると、どうやら平日の朝だったら自由席のチケットは余っている可能性もあるらしい。
もうその可能性にかけるしかない。駅に行ってチケットがなかったらタクシーで行こう。
俺に色々と教えてくれた親切なおじさんだが、なんと名古屋に友達がいるらしい。
〜英検5級の俺様による華麗なる英会話〜
おじさん「Are you japanese?」
俺「Yes!」
おじさん「Osaka?」
俺「Yes. i am from Osaka.」
おじさん「Do you know Nagoya?」
俺「YesYes!」
おじさん「Oh!I have a friend in Nagoya!!!」
すごいフレンドリーな人で、宮迫の「宮迫です!っ」と、てつともの「なんでだろう〜」を披露してくれた。
俺はついでにタイ国内でのブアカーオの知名度を調査しようと思い、ブアカーオを知ってるかと聞いたら当然知ってるという反応だった。さらにロッタンの名前を出したから、武尊を知ってるか聞いたら知っていると言っていた。
名古屋に友達がいる優しいおじさんに別れを告げてバス停を目指す。
少し歩いたらバス停に着いた。だけどバス停の表示を見ても、駅に止まるかどうかよく分からない。
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バス停はここ以外にもいくつかあったけど、俺はタイの刺すような日差しの中でバス停を探し回ることにもはや疲れていたし、時間も気になったから、もうタクシーで向かうことにした。バスは次の機会に乗ろう。
手を挙げてタクシーを止め、メーターを使うように押し通し駅まで送ってもらう。アユタヤに行くといったら、運ちゃんはアユタヤまで行きたがったけど、Noと言いあくまで駅まで送るように伝える。
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フアランポーン駅に到着。フアランポーン駅というのは地元で親しまれている名前で、本当の名前はバンコク駅という。日本でいう東京駅だから、タイの中心的な駅である。
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チケット売り場へと行く。買えるかどうかドキドキである。受付の人にアユタヤ行きのチケットを1枚とお願いする。
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買えた!良かった!これで無駄なタクシー代を払わずに済んだ!
旅行に行く時は交通手段についてもっとちゃんとリサーチした方が良いという教訓を得て、俺は出発の時間まで駅構内のカフェで休むことにした。
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カフェでの休憩を終えて出発前にトイレに行く。
トイレの入り口にカウンターがあって、そこに半分寝ているようなお爺さんがいた。そしてみんなそこに3バーツ(1バーツ=4円)を置いて入っていってる様だった。
俺もコイン3枚を置いてトイレに入る。
お爺さんは入ってくる人を全く気にも留めてなさそうだったから、正直キセル排泄を行なってる者もいそうだと思った。
駅員にチケットを見せてホームに入る。
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チケットにNo seatって書いてたから席は埋まってて立ちっぱなしかと思ったら全然座れるようで安心した。
電車の中にはエアコンはなく、空調設備は緩い風の扇風機のみ。バンコクからアユタヤまでは2時間もかかるから、乗る機会がある人は熱中症対策にしっかり水を持っていった方がいい。
電車の中からの風景↓
アユタヤ到着。
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駅を出た瞬間に、アユタヤのガイドはいかが〜?と手に看板を持って近付いてくる何人もの客引きを無視して、渡し船の乗り場へと向かう。
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運賃5バーツ。自転車も一緒に借りると+5バーツ。俺は船に乗せるのが大変そうだし向こう岸についてから借りたらいいやと思って借りなかった。
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川と生活が密接している。
船がついてレンタサイクル屋を探す。アユタヤ遺跡は歩くとかなり大変らしいから、最初から自転車で回る気でいた。
自転車一台のレンタル代、100バーツ。
あれ、川の向こうでは5バーツだったよね!?
川一本渡るだけで20倍だなんて…アユタヤ恐るべし…。
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実は今回のタイ旅行で1番楽しみにしてたのは、このアユタヤ遺跡である。
俺は遺跡が好きだ。ロマンがあるから。
チャリを颯爽と走らせる。
おっ、遺跡らしきものが見えてきた。
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どうやら、ここが一つ目の遺跡であり最も有名な木に仏像の頭が埋まってる場所であるワット・プラ・マハタートらしい。
入り口でチケットを買い(確か100バーツくらいだった)遺跡の中へ入る。
いざ。
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すげぇ。
仏像は片っ端から砕かれたり切り崩されたりしてる。敵とあらば、信仰の対象を徹底的に破壊し尽くす人間の残酷さを思い知らされる。
ワット・アルンの時にも書いたけど、なんかディズニーランドにいる時の感覚になる。
ほら、インディージョーンズのエリアとかの感じやん。
あっちが真似してるんだけど同じ感情になるわー。
非日常的な光景を前にして写真を撮る手が止まらない。
400年に渡り栄華を誇るも、約200年前に他国の侵略により打ち滅ぼされた文明に思いを馳せた。
3日目アユタヤまだまだ続く。
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