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精神保健福祉士としてコミュニケーションで心がけていること

はじめに

今回の記事では、コミュニケーションを扱う福祉の専門職が話をする時にどんなことに気を付けてどうやってコミュニケーションを取っているか?と言うことを具体的に話してみたいと思います。

これは障害者の方に限ったことではなく、会社でのコミュニケーションでも応用できますし、子供へ教える時にも使える手法です。

私自身、こんなことに気を付けて子供と接しています。

参考にしていただけたら幸いです。
それではいきましょう。

※この記事は過去の記事をリライトしていますので、情報が古い可能性がありますが、考え方自体は変わらないので、リアルタイムに活かすことができると思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。

自己紹介はこちら↓

精神保健福祉士とは?

精神保健福祉士とは精神科領域に特化したソーシャルワーカーです。

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なんのこっちゃ?

噛み砕いていうと、精神科病院や福祉施設で主に精神障害や精神疾患をお持ちの方が、何か相談したい時に、相談をしていただけるスタッフのことで、生活のことや仕事のこと、お金のこと、職場復帰、自身の症状のことなどについて相談を受けるスタッフです。


PSWがどんな人と関わっているか?

<精神保健福祉士=PSWと呼びます>

上記でも触れましたが、精神疾患や障害をお持ちの方と関わっています。具体的に説明すると、統合失調症、うつ、パーソナリティー障害、発達障害などで悩んでいる人と関わることが多いです。


一般の人と関わることの共通点とは?

一般の人とは疾患や障害を持っていない人として定義しますが、共通点は「その人にとって分かりやすい話し方をする」「問題解決をする」ことだと思います。

私はこの共通する部分も大事にしています。

というのも、障害をお持ちの方に分かりやすく、誤解されない話し方をすれば、健常者の方にも伝わり易いということですし、その逆も同様のことが言えます。

だからこの2点は常に気をつけています。


PSWの視点とは?

そして、PSWの視点についてですが、医療従事者と福祉系のスタッフには視点の違いがあると考えています。

それは「トライして試行錯誤してみる」です。

職場の看護職員は『何かトラブルが起きる前にその原因を取り払ってしまいます』

例えば、調子が悪いと話をしてきた利用者さんには「休んでみて」と解決策を授けます。

私の場合は調子の悪さに起因する何かがあったのか?単に『熱が出ている』ということでなければ、しばし話を聞いて調子の悪さは精神的なものが起因しているのか?を探ってみます。

というように、おそらくPSWは経過と原因を相手に表出してもらい、その人が何を訴えたいのかを観察すると思います。

そして、調子の悪さを自分でコントロール出来る様に色んな方法を試してもらうことをするでしょう。

人は言われてやれるのは当たり前で、自分で考えて行動し、試行錯誤することで成長する性質があると思っているので、私は利用者さんには自分で考えて行動できるような助言を授けるようにしています。


人を伸ばすことができる

前の章でも少し触れましたが、人を成長させるのは『トライアンドエラー』だと思います。

相手のレベルに応じて自己管理を促します。対人関係におけるコミュニケーションや生活スキルについても

『どんな行動をして失敗してしまったのか?』

『次はどう行動することがベストか?』

を考えてもらいます。

これは部下や若手スタッフにも応用できます。トライアンドエラーをしてもらう。しかも期限を区切ってやってもらう。

PDCAみたいなことをしていくと人は成長できます。

しかも、上からものを言うようにはせず、対等な立場というイメージを持ってもらいながらコミュニケーションをとる。

これって結構大事だと思います。


子供の教育に当てはめてみる

子供の教育も同じです。叱る時はメリハリつけて理論立てて、感情的にならないように話す。

褒める時は適確に具体的にシンプルに褒める。

何かを教える時も、具体例を出しながら子供が理解できるスピードで短いセンテンスで話してあげる。

改善策を提示する時も『○○の方がもっとうまくいくよ』とポジティブフィードバックをしてあげる。

などなど

子供の能力を想像しながらスキルに応じた提案をしていくのです。

高圧的になったらそこで思考が萎縮してしまい、スキルは身に付かず備わっている能力も発揮できず『失敗はダメ』というイメージだけが残るでしょう。

私はこうならないように心がけています。


最後に・・

コミュニケーションが円滑にいくということは自分の話すスキルによるところも大きいですが、相手の理解力や熱量にもよるところが大きいと思います。

まずは相手の置かれた状況に応じて話してあげて、だんだん相手の理解が進むことを観察していきます。

その後PDCAサイクルを具体的に提案してあげる。あとは試行錯誤してもらえればおのずと結果は期待に近づくでしょう。

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