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恐怖・不安を煽るのは自分の予期不安。予期不安を知って対処ができるようになる。

私は「将来、年金がほとんどもらえないのではないか」という予期不安に煽られて投資などをやっている部分があります。

今回はそんな「予期不安」×「お金の話」について考えていこうと思います。

※この記事は過去の記事をリライトしていますので、情報が古い可能性がありますが、考え方自体は変わらないので、リアルタイムに活かすことができると思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。

自己紹介はこちら↓


予期不安とは?

精神科の病気の中に不安神経症というものがあります。

これは自分の身に何か壮絶な、回避不可能な事態が襲いかかってくるのではないかと本気で思ってしまう症状です。

分かりやすくいうと、電車に乗っていると突然心臓が苦しくなってそのまま死んでしまうのではないか?と思ってしまったり。

この食事をしたら太ってしまって周囲から変な目で見られてしまうのではないか?と思い込んでしまうことです。

そう言った普通の人なら「ありえないよね」と分かることを過度に信じ、不安のスパイラルに陥ってしまうこと予期不安と言い、エスカレートして社会生活に支障が出てくると不安神経症という精神疾患に罹患している状態になります。

認知行動療法によってこの予期不安を改善させていくトレーニングもありますが、不安というのは目に見えず、想像がつかないから不安なのです。

明確にしていくことが大切です。

メンタルを保つためのトレーニングとしてマインドフルネスという認知行動療法があります。下記の記事も併せてどうぞ。


私の予期不安、あなたの予期不安は?

私にも不安はたくさんあります。

子供はちゃんと育つだろうか?

私は病気にならず、健康でいられるだろうか?

ママが愛想尽かして出て行かないだろうか?

今の職場をクビにならないだろうか?

お金はちゃんと残せているだろうか?

友人関係は良好のまま過ごせるだろうか?

住宅ローンの返済は滞りなくいくだろうか?

子供の教育はうまくいくだろうか?

などなど、挙げたらキリがありません。

みなさんにもきっとあるはずです。

しかし、何日も眠れないくらい悩むことなんてありますか?

うまく自分の中で整理をつけて、やるべきことをやろうと計画するから予期不安は目標や目的に変わり、不安に押し潰されることはなくなるのです。

大体の人は不安状態に陥る前に解決方法を探せますが、探せないくらい神経が消耗していくと精神疾患へとグレードが上がります。


対策は無知を知ることから

予期不安の反対側にいるのはいつも「無知」だと思っています。

case1
子供にちゃんと教育を与えてあげられるだろうか?

解決策
教育のために私は勉強しているのか?
教育には何が必要で、どんな環境がベターとされているのか?

こういった解決方法を探してみる。


case2
老後のお金は足りるのだろうか?

解決策
これから10年でいくら必要か?20年でいくら必要か?
30年後にいくら貯めておく必要があるのか?

リタイア後の資金はいくら必要かを調べていけば分かることですし、足りないなら用意すれば良いだけです。

こういった解決方法を探してみる。

これが無知を知ることであり、解決策を探す最初の一歩です。

で、私の結論としては貯金だけでは足りないので自分で運用して資金を作ろうと行動しています。

あわよくばFIRE(経済的自立をして仕事を早期に離れること)しようと思っています。

まずは問題を見つけて、可能な範囲で解決策を見つけていけば、無知を改善することはできます。

解決不可能な問題は問題の変更(再定義)をしましょう。

50歳で5,000万貯めてFIREは無理そうだから、60歳で4,000万に変更する。というように解決可能な範囲に目標を再設定することで問題を解決していきます。

まずは無知を知り、不安への備えをしましょう。

話が少しそれますが、日本人は生命保険に加入しすぎている傾向があります。

漠然と『不安だから』とか『備えたいから』と加入しますが、実際のところ、保険料と補償が見合っていないケースもあります。
サラリーマンで社会保険に加入していれば、社会保障制度なども活用できるので、保険料はもっと低く抑えられます。

社会保険や健康保険の制度の仕組みについては以下の記事を読んでください。
サラリーマンの社会保険は万能すぎで保険の加入しすぎはもったいないですw


シミュレーションをしてベターな解決策を作る

子供に十分な教育は与えてあげられるだろうか?という問題に対して世間一般的なベストな回答は

answer
小学生から塾に通わせ、進学校に行かせてトップクラスの大学へ行かせ、一部上場の大企業に入社させてあげる。


これが、素晴らしい教育の一例だと思いますが、そこには色々な問題があります。

〜現実的な課題〜

  • 子供は勉強が好きになるだろうか?

  • 教育資金は足りるだろうか?

  • 成績は上がるだろうか?

  • そもそも大企業に行くことがベストな選択なのか?

と、不安材料はたくさん見つかるものです。

それらへの対策は振れ幅を持たせてゆるく、コミットしていけば良いと考えています。

お金をかけずに教育することは可能ですし、勉強が嫌いなら別の分野を伸ばしてあげれば良い。
そもそも大学に行って就職すること自体が10年後には廃れてる世の中になっていたら?

などなど、一つ一つの問題と問題になる可能性の事柄に対して柔軟に対応していくことで、子供にとって良い人生が作れると考えていますので、私自身が日々勉強して情報収集して、時代の上流にいられるようにしていこうと思っています。


自力でコントロールできない問題は?

自分でコントロール出来ない事案について恐怖や不安を感じてもなにも意味がありません。

逆にいうと、自分じゃどうにもならないことを考えこんだり悩んだりしても解決する策がないのですから、悩む意味がないということです。

悩んでいる途中に「あの人を頼ってみよう」とか「あの人に相談したらなんとかなるかも!」と思いつけば悩む価値はあると思います。

その場合考えるべきことは『誰に相談しようか?』とか『誰にお願いしようか?』ということを考えるべきです。


お金について悩みどころは3つです

お金の悩みというのは3つあります。

  • 1つ目は収入が低い

  • 2つ目は貯金ができない

  • 3つ目投資をしていない

この記事を読んでいる方が、人生20年30年以上生きてきて上記の3つについて未だに悩んでいるということは自分ではどうにもならない問題かもしれません。

だったら、頼れる人に相談することがおすすめですが、相談を仕事としてやっている人に相談していけません。

例えば、銀行や保険会社に勤めている知り合い。

知り合いだから良く面倒を見てもらえるだろうと思ってはいけません。

あちらも生活がかかっているので、顧客にとって最良のものではなく、会社に都合が良いものを提案するかもしれません。

その代表は銀行が扱っている投資信託です。

手数料がバカみたいに高いし、リターンという果実を受け取れるかは分かりません。

そんなところからの提案は参考に留めておいた方がいいでしょう。

収入が低くて悩んでいる人は転職も視野に収入を上げるための行動を起こしてください。

貯金ができない人は知らぬ間に浪費していることが多いです。

固定費の見直しをして、衝動買いを抑えましょう。

投資をしていない人はいますぐ投資を始める準備をしましょう。

5分だけも読んだら理解できるはずです。


最後に

ということで、前章の終盤からはまた、お金の話になってしまいましたが、予期不安の話に戻したと思います。

予期不安についておさらいです。

〜予期不安に悩む原因〜

  • 闇雲に不安になる

  • 知らないから不安になる

  • 自分のコントロールできるものを知る

  • 自分でハンドリングできないものは諦める

  • いくつもの解決策を用意してみる

  • 役に立ちそうなことへのアンテナを張る

上記のことが予期不安の原因と解決方法です。

メンタルコントロールというのは自分を深く知って、俯瞰して自分を観察した時、始めてコントロールできるものです。

これは訓練できるものなので、不安が強く現れる人はぜひ訓練してみてください。

きっと今より好転するはずです。

それでは。

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