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パンはパンでも?

有名ななぞなぞですが、アメリカ人には通じない。

パン(pan)はフライパンのことだし、食べるのは”bread”だから。

じゃあパン屋さんの"パン"は?フランス語なんですよね。painと書きます。


フランス人の友人に、日本でもbreadはpainだよ!と言うと
「よっしゃ、これで日本に行っても死なないわ!」といい反応をもらえます。

ところが。

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ちなみにフランス人のソウルフード、バゲット(baguette)はフランスパンだよ。と言うとめちゃくちゃ渋い顔します。

フランスパンて。

日本語に置き換えてみましょう。全世界で人気のSushi。日本の誇る文化ですよね。でも、具をご飯の内側に入れて形を整え、海苔を巻いたら『おにぎり』。

全然ちゃうやん。これが ”二ホン寿司” と呼ばれていたら・・・

『うーん、なんか違う。』と思う。多分、この感覚と一緒。


食パンにいたっては、怖くて考えたくもなかったのでWIKIってください。(私も調べたけどあえて省きます)

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そんなこんなで、日本語に潜むフランス語は割といる。というか、フランスから入ってるものは大抵そのままフランス語。

でも意外と意味を知らないので、Khai的そんな意味だったのか!シリーズをご紹介。

ラングドシャ:猫の舌。日本で見かけるものは形が様々ですが、本来は細長い楕円系。

ミルフィーユ:千枚の紙。いくつも層になってますからね。ただ、日本の言い方で”ミルフィーユ”と言ってしまうと、千人の”女”になってしまうのでご注意を。

フランス語は比喩が好きなんでしょうね。じゃがいものことも Pommes de terreと、「畑のリンゴ」と呼んでいます。長いから皆PDTって略してるけど。

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時に言語は思わぬ方向で伝わる。

ある日、クラスでクッキーを食べていたら、背後から視線を感じた。

食べたいのかな、と思って
「 Do you want some?」と聞くと、『ダメ、ダメ』と言いながら1枚とっていった。

いや、どういうツンデレ? というか、彼女は日本語は全然知らないはず。

聞くと、「Dame」はスペイン語では「give me!」の意味とのこと。

全く同じ発音で、シチュエーションとしても違和感なくて、ややこしいな~と盛り上がった。


オモシロイよな~、言語って。

いいんですか?いいんですか?サポートしてもらってもいいんですか?