シンプルに。歌うように。谷川俊太郎さんから学ぶこと。
言わずと知れた詩人、谷川俊太郎さん。
小学生の時に教科書で初めて谷川さんの詩を読んで、歌うように言葉を紡ぐ、そのセンスに驚いたのを覚えている。
谷川さんが2019年に発表した絵本
「へいわとせんそう」
左右のページにシンプルなイラストと文字が書かれている。
絵本の左右のページに、さまざまな「へいわ」と「せんそう」が並ぶ。
まったく違う状況が続く中、まったく同じ「あかちゃん」の様子。
一度、この絵本を読んだときは、「あかちゃんだけが同じなんだ」と思った。
でも、よく考えると、「へいわのチチ」も「せんそうのチチ」も本当は同じ人間。立場が違うだけ。
じゃあ、なんで、こんなにも違う状況が生まれてしまうんだろう?
もっともっと多くの人が、この絵本を読んでくれたら。
春の日に、そんなことを思った。
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