奏野くらり

日常と、好きなもの。

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最近の記事

元吹奏楽部、突発性難聴から7年①

近年何人かの著名人が公表している突発性難聴。 私が突発性難聴になったのは、忘れもしない高校2年生の文化祭2日目。 前日の文化祭1日目の夜、私は38度を超える発熱をした。 「このまま休むわけにはいかない」 私の所属していた吹奏楽部はパートの人数がギリギリの小編成。 毎日練習したものを不意にはしたくない。 その思いで解熱剤を飲み込み、翌朝熱が引いていることを祈りながら眠りについた。 文化祭2日目の朝。 熱は見事に平熱へ。多少の怠さは残るものの、何とか1日いけると思った。 違和

    • 懐かしの掲示板を思い出した。【私の初めてのインターネット】

      私の初めてのインターネット。 初めてインターネットを使ったのは、小学校の授業。 パソコンに触れてみる授業は、総合的な学習の時間だっただろうか。 詳しいことは覚えていない。 でも、インターネットがあるということ、そしてそれは便利だけど使い方によってはとても危ないものであるということを、小学4~5年生の時に学んだ。 当時の私は、読書にどっぷりと浸かっており、その中でも「青い鳥文庫」が大好きだった。 いくつかのシリーズ作品を追いかけていたが、地元に唯一あった本屋さんに連れて行

      • 雨の匂い、天気の匂い、季節の匂い。

        雨の匂い、天気の匂い、季節の匂い、夜の匂い、空気の匂い…… 私たちの周りには、さまざまな匂いで溢れている。 外に出てみれば、夏の湿った青い匂いがする。 匂いについて話すと、わかってくれる人と奇妙な顔をする人がいる。 田舎で育った私はおそらく空気の匂いに敏感で、でも同じ環境で育った人でも感じていない人がいる。 私の記憶は匂いと結びついていることも多々ある。 夏の湿った夜の潮の匂いをかげば、浴衣を着て出店を回った花火大会の帰り道を思い出す。 ぴんと張った冷たい冬の空気は、

        • 私は本を読まなくなった。

          そう、私は本が読まなくなった。 幼い頃から本ばかり読んでいた私。 1週間で10冊は余裕だった。 しかし、時は流れて高校生になり、大学生になった。 部活に明け暮れ、息つく間もなく膨大な課題が降り注いでいた高校時代。 授業や課題、家事炊事、生きるためのアルバイトをスケジュールに詰め込みまくった大学生活。 私は本を読むということを忘れた。 ひとついっておきたいのは、完璧に読まなくなったわけではないということ。 課題や授業のための書籍や文献は読み漁るし、ずっと読み続けてきた大好

        元吹奏楽部、突発性難聴から7年①

          私の世界は広がった。【幼少期からの読書体験】

          私の読書体験について、話をしようと思う。 私は俗に言うに、本好きな子供だった。 おそらくきっかけは、母が幼い頃から読み聞かせを続けてくれたためであると思う。 物心ついた頃には寝る前は読み聞かせタイムで、自分で本を選び、読んで貰うこともあった。 お気に入りの絵本は何度も読み聞かせを要求した。たぶん母にしてみれば飽き飽きしそうだが、懲りずに読み続けてくれたこと、月刊で発行される絵本のシリーズを買い続けてくれたことともにとても感謝している。 そんな私は当たり前のように本大好きっ

          私の世界は広がった。【幼少期からの読書体験】

          始まりは、青。

          東の空から昇ったばかりの太陽の光とともに、流れる景色を窓の外に見る。  まだ少しだけ、夜の空気を残す街は青みがかった光の中に浮かんでいる。  明け方の電車に揺られるのは,これが初めてではない。  受験戦争に敗れ、なんとか滑り止めの大学に入学したことがかなり前のことのように思う。今の大学が嫌いなわけではない。現に今日もサークルでの食事会と二次会のカラオケの帰り道だ。楽しくなければ二次会など進んで参加しない。  窓に映る自分を眺める。地毛より少し明るく染め、毛先を軽く巻いた髪。少

          始まりは、青。

          らしく、そしてちょっと背伸び。

          新元号が発表されたのは昨日。 本当は新年度開始と同時に投稿を始めようとしていたのだけれど、いろいろあり、2日過ぎてしまった。そして、2日目も終わりに近づいた今、やっと初めての投稿をしている。まあ、こんなところも私らしいと言えば私らしい。 そんなこんなで、タイトルは「らしく、そしてちょっと背伸び。」とした。 新年度となり、頑張りたいことはいくつかある。とりあえず列挙してみると、 ・TOEIC受験 ・フランス語検定3級合格 ・FP3級合格 ・法律系の資格の勉強 ・国内旅行 ・

          らしく、そしてちょっと背伸び。