【初歩】コンテンツマーケティングの基本である「検索とは何か」を知る
こんにちは、WEBライター・マーケターのさわかみです。
駆け出しSEOライターやWEBマーケターは常に意識できるようにしてほしいことがあります。
それは「検索とは何か」です。
この問にパッと答えられる方は問題ありませんが、少し考えてしまう人や「検索は検索でしょ!」という気持ちになってしまった方は、ぜひ思考停止せずに覚えていってください。
「検索とは何か」を補足説明すると
「マーケティングにおける検索とはユーザーの何を意味しているものなのか?」
という問になります。これで分かればいいのですが…
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分かりましたか?
人それぞれ思い描いた言葉は若干違えど、意味するものは同じであってほしいと思います。
「マーケティングにおける検索とはユーザーの何を意味しているものなのか?」
答えは、ユーザーの「課題解決行動」です。
--------以降、解説---------
「検索」=「課題解決行動」である
なぜ、検索が課題解決行動なのか?課題を持たずに検索している人もいるかのではないか?という疑問もありそうですので、結論を言います。
人が何かしらの行動を起こすことには、必ず課題があります!
ユーザーはその課題を解決するために「検索」をします。その「課題解決行動」に着目できているかどうかがマーケティングを行なう上で最も大事といってもよいでしょう。
そして、僕らマーケターが目指すべきは「ユーザーの課題解決に一致したサービス・商品等は何か」を考え、提供することです。
ユーザーの課題解決と自社サービス等が一致した時、ユーザーはアクションします。そのアクションは問い合わせや会員登録、商品購入であったり様々です。
つまりユーザーの課題解決は「売り上げ」に直結するということです。
まずはその第一歩として
①「ユーザーのリサーチを徹底しておこなう」
②「ユーザーになりきる(マジでなりきる)」
この2点から始めましょう。
インサイトとインテンションの考え
ユーザーの課題解決行動をどう理解するかも大事です。僕が学んできたことの一つに「インサイト&インテンション」というものがあります。
似た考えとして「潜在ニーズ&顕在ニーズ」というものがありますが、言葉の魔力で「どちらもニーズじゃん」と同一化してしまう人もいるため、僕はこの言葉でレクチャーするときには人を選んでいます。
さて、インサイトとインテンションとは何かというと、以下になります。
■インサイト→深層心理
└ユーザーが求める課題の本質、潜在的課題
■インテンション→意図(めざすことという意味合いが強い)
└ユーザーが抱える課題に含まれることは間違いはないけど「課題の本質ではない」ことも多い。
よく、インテンションまでは理解できている人はいますが、さらにインサイトは何かという考えまでに至らないケースがあります。
ユーザーが抱える課題のインサイトが捉えられていない場合、本当のユーザー満足というものは得られません。
実践編
例としてよく話題に出される「ドリル(工具)」の話をします。
「ドリル 通販」と検索するユーザーの課題は何か?という問をされたときに皆さんはどう答えますか?
初心者マーケターは「通販で安く買えるドリルがほしい」「実用的なドリルを探している」「すぐにドリルを買いたい」などドリルの入手自体が課題だと答えます。
しかし「ドリルの入手」という課題はユーザーが抱える課題の本質ではありません。
本当にユーザーが解決したい課題というのはドリルの入手ではなく「ドリルで穴を開ける」ことになります。
「ドリルの入手」→インテンション
「穴を開けたい」→インサイト
つまり「ドリル 通販」と検索するユーザーの心理と置かれている状況を推測すると、
「家でDIYをしていて、穴を開けたいから(という課題があるから)、ドリルが必要」というような感じになります。
あくまでドリルの入手は課題を解決するための意図(めざすこと)でしかなく、本質的な課題ではないという結論になります。
検索という課題解決行動はインサイトが根源である
検索=課題解決行動というものの裏側にはユーザーの行動心理や課題の本質が隠れています。
この課題解決行動を促すユーザーの「インサイト」を読み取ることが大前提として必要なスキルだと思います。
また、話は変わりますが、ここまで一貫して「欲求」という言葉ではなく「課題」という言葉を使ってきたのには理由があります。
僕の中で欲求とは「行動に移していないもの」と「行動に移したもの」の両方があります。
検索という行動に移していない欲求はあくまでそのユーザーの欲求でしかありません。ここを読み取ることは難しくマインドスキャンする他ありません笑
逆に検索という行動をした時点で、その欲求はユーザーの「課題」に変わります。
僕らは検索という行動をしてくれたユーザーのことを一生懸命考え、そのユーザーが満足し価値が高いと認識してくれるコンテンツを提供していくことが使命だと思います。
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