ポジショニングから考えるオランダ移住の理由
こんにちは。
サッカーコーチのコーチ倉本和昌です。
今日はポジショニングから考えるオランダ移住の理由をお伝えします。
※この記事は移住前の2021年に書いたものです。
ポジショニングと言ってもサッカー的にというより、ビジネスのポジショニング、つまり自分の勝負どころをどうやって作っていくか、になります。
先日、倉本家がオランダ移住する3つの理由についてお伝えしましたが、今日は私が実際に自分自身について考えたポジショニング 、ブランディングから移住の意味をお伝えします。
中学生が考える「レアキャラになる」ということ
私はサンフレッチェ広島のジュニアユースにはいましたが、高校は普通の公立高校へ行きましたし、プロになるようなレベルの選手では全くありませんでした。プロの選手ではない私が「どうやったらプロのサッカーコーチとして生きていけるのか?」というのを中学生の時に相当考えました。
なぜならJリーガーが引退してどんどんコーチになっていく。
プロでもない自分はどうしたらいいのか?
その結果、誰もやったことがないことをやるべき!
つまりサッカーの本場に行って、コーチのライセンスを取ろう!
結果、スペインに留学して、スペインのライセンスを取得するというのが、その時の戦略でした。
「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」
参考にしたい本があります。それが「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」です。
藤原先生は、本の中でこう説明してくれています。
仕事の優劣ではなく、時給計算した時に800円から8万円と100倍の差があるそれはなんでだろう?と考えると、差がつく理由は、「希少価値が高い」ということだ。社会の中で、レアキャラになれば唯一無二の存在として生きていける。
カードゲームでイメージするとよりわかりやすいのですが、レアキャラであるほど時給が高くなるということです。
では、どうやったらレアキャラになれるのか?まで、この本では説明されています。ぜひ、詳しく知りたい方は読んでみてください。
この本の中では、100万人に1人のレベルはオリンピックで金メダルを取るレベルとされています。だからこそ一般の人が辿り着くのは難しい。
ただし、一つの分野に1万時間かければ「プロレベル」になると言われています。これはその作業自体に費やした時間というよりも、より良くしようとトライアンドエラーを1万時間かけたというイメージです。
毎日4時間やる計算だとおおよそ7年〜8年という計算になります。
それができると100人に1人になるというところから、ある分野に1万時間かけたものを3つ組み合わせれば、100万人に1人になれるということです。
レアキャラになるために3つ目の軸を置く場所
私がこの藤原先生の考え方を知ったのは、2014年Jリーグ世の中科の授業がきっかけでした。その時に私はスペインにいたという一つの軸とJクラブのコーチというもう一つの軸、があったので、「3つ目をどこに置いたらいいのか?」と考え始めたのです。
三角形をイメージしてもらいたいですが、スペインとJクラブだとサッカーという括りでは割と近いですよね。そこからもし、Jのトップのコーチとか、社会人チームの監督となるとこれまた近い分野です。
そこで三角形の大きさを拡大するには、最初の2つから離れた分野であればあるほど面積が大きくなります。
私の場合、スペイン留学8年、Jクラブのコーチとして8年の経験があります。そこで、コーチ、コンサル、ビジネスに振るために起業するというのをもう一つの軸にしようと思いました。それが「サッカーコーチのコーチ」の考え方が生まれたきっかけです。
さらにレアキャラを目指す4つ目の軸を探る
今はまだ起業して4年目なのでまだ1万時間に行っていませんが、このまま仕事を続けていればいずれ1万時間を超えます。
さらに、これから先のことを考えた時、もしかしたらこれからサッカーコーチのコーチが日本にもたくさん増えるかもしれないと考えいました。むしろ私自身が講師養成をしているので、コーチのコーチが増えることは間違いないでしょう。
それでも、私が勝ち続けられるならばいいですが、さらにレアキャラになるにはどうしたらいいんだろうと私は考え、4つ目の軸を作ることにしたのです。
それがオランダ移住です。オランダ移住によってヨーロッパの様々な国に行きやすくなり、各国の育成事情や最先端のサッカーをもう一度学び、それを日本の人たちに発信していく、「世界基準のサッカー大国にするにはどうしたらいいのか?」という考えです。
それもただ情報として発信するのではありません。
世界基準と日本のギャップを考えつつ、現場で日々指導している日本のコーチが具体的にどうしたら、より選手が伸びるのか?チームが発展して行くのか?という、より実践に落とし込めるように伝えていきたいと考えています。
オランダだけではなく、スペインの状況を知っていて、さらに日本の現場でも指導歴がある。視点を混ぜれるのは私にしかできない、私の強みになると考えました。
決してスペインが良い、オランダが良い、日本が良くないといいたいわけではありません。
サッカーコーチの皆さんや今サッカーを頑張っている選手たちに、今より更にレベルアップするには、こんな考え方が面白いよというのを伝えていきます。それをオンラインサロンで発信しています!!
まとめ
レアキャラ、3つの軸と言っても、サッカーしかしていないからどうしたらいいか分からないという方もいらっしゃると思います。
でも、サッカーの中でも、どんなサッカーが好きか?
サッカーのどういう部分が好きなのか?(戦略を考えること、人とのつながり、目標達成、プランニングetc)など自分の好きなことを洗い出し、どう展開するか戦略を立てるといいかもしれません。
もちろん、これから移住生活がスムーズにいくかどうかわかりませんが、どんな結果になろうとも私はそこまでのトライ、プロセス自体を楽しんでいきます。
(2022年11月ただいまオランダ生活10ヶ月を超えてなんとか家族で楽しくやっています!!)
世界基準と日本のギャップを伝えつつ、現場でそのギャップをどう取り入れたら、個人がチームがより伸びていくかを発信している、倉本和昌のワールドサッカーラボ。ただのヨーロッパのサッカー情報とは一味違う最新のサッカー情報を得られます。
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