ジョージ・ソロス 影のネットワーク
【原題】George Soros' Shadow Network
【掲載】Badlands Media
【寄稿者】Ryan DeLarme
現代の民主党という腐敗した怪物の土台作りに貢献した人物は数多いが(ソウル・アリンスキー(Saul Alinsky)、バラク・オバマ(Barack Obama)、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)など)、この革命の主導者は、Badlandsの読者なら誰もがすでによく知っているはずの人物、ジョージ・ソロス(George Soros)である。
民主党は、民主的な目標に向かって一致団結して働く、それぞれの視点を持った多くの多様な個人からなる誠実な政党であるかのような体裁を保っている。この記事に含まれる情報によって、民主党の組織の中に破壊的なネットワークが実際に存在し、民主党が一党独裁のアジェンダに従うことを保証していることを示したい。
筆者注:この投稿は、単に投票で民主党を打ち負かそうというものではない。私は、二大政党制そのものがこの問題の実際の原因ではなく、むしろ、二大政党制であるかのように錯覚させるために両政党を通じて一党独裁が行われた結果だと考えている。ブッシュ家(Bush)、ロムニー家(Romney)、マケイン家(McCain)、チェイニー家(Cheney)、マードック家(Murdoch)さらにはコーク兄弟(Koch brothers)までもが、同じ獣を養う共和党の破壊的ネットワークをどのように行ってきたかについては、多くの本や記事が書かれている。この記事では、民主党の一党独裁部門に焦点を当てる。
つまり、この破壊的なネットワークは、一連の政治的、法的、財政的な策略によって生まれたもので、本質的には、政治活動家と億万長者の合体が民主党全体を事実上支配するようになった。これは特に党の選挙運動組織に関して当てはまる。
The Network
これまで述べてきたソロスが支配する「影のネットワーク」とは、民間団体(オープン・ソサエティ財団、ブラック・ライブズ・マター、アクトブルー、ギル財団、MoveOn Political Action Committeeなど(Open Society Foundation, Black Lives Matter, ActBlue, the Gil Foundation, MoveOn PAC, etc.))が連携し、民主党に対して強力な隠然たる影響力を行使しているグループのことだ。このネットワークのボスは、文字通り「キングメーカー」であり、民衆が発言する前に、自分たちが立候補させたい候補者を手ずから選んでいる(米国民主党全国委員会(DNC)がバーニー・サンダース(Bernie Sanders)に不利な予備選をどのように操作し、ヒラリー・クリントンを支持させたかを考えてみよう)。
端的に言えば、これらの組織に完全に買収されていない政治家であれば、民主党の予備選では勝てないということだ。舞台裏で何かが劇的に変化しない限り、ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.)は来年、このことを思い知ることになるだろう。
影のネットワークは、その目的を達成するために、秘密主義的、操作的、そして憲法外の手段を用いて、可能な限りこっそりと活動しなければならない。官僚機構に潜入し、役人を腐敗させ、報道機関を操作することによってそうする。
ヒラリー・クリントンとバラク・オバマ(そして他の多くの影のネットワークの工作員たち)の初期の指導者であった急進的な組織者ソウル・アリンスキーは、彼の信奉者たちにアメリカ政治における権力への真の道筋を示した。アリンスキーは、急進派がゲームのルールとその利用法を理解している限り、多数派の支持を得なくても、広範囲に及ぶ革命的変化を達成できることを知っていた。
このネットワークは数十年かけて作られた。アリンスキーがルールを書き、ソロスがその技術を習得した。
(左派の億万長者たちが率いる)このネットワークが民主党の軍資金として3億ドル以上を拠出した2004年の選挙期間中には、その浸透ぶりがより明らかになった。多額の献金と独自のメディア・キャンペーンを通じて、このネットワークは物語を形成し、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権という完全な列車事故から生まれた新しい世代の有権者を形成することができた。その年の投票では負けたかもしれないが、マシーンは驚異的な成長を遂げた。
その年の12月9日、MoveOn Political Action Committee(MoveOn PAC)と呼ばれる破壊的ネットワーク内のグループを率いるイーライ・プライザー(Eli Praiser)は、そのメンバーにこう自慢した:
当然のことながら、プライザーはソロスの腹心である。
プライザーのもう一人の友人で影のネットワークの工作員は、ザック・エクスリー(Zach Exley)だ。
エクスリーはジャスティス・デモクラッツ(Justice Democrats)の政治・テクノロジーコンサルタントだ。以前はウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)、ソートワークス(ThoughtWorks)、ニュー・オーガナイジング・インスティテュート (New Organizing Institute)、ポリティコ(Politico)、バーニー・サンダース大統領選挙キャンペーンで要職を歴任。その他の政治分野では、ジョン・ケリー(John Kerry)の大統領選挙キャンペーンや英国労働党の再選キャンペーンに携わった。
これが決め手になろうが、エクスリーはMoveOn.orgの組織ディレクターで、MoveOn.org在籍時にはディーン選挙キャンペーン中にディーン(Howard Dean)に有利となる八百長スキャンダルに巻き込まれた。エクスリーは2017年、民主党を改革しドナルド・トランプ大統領(Donald Trump)に対抗するため、「The Young Turks」のセンク・ユイガー(Cenk Uygur)と「Secular Talk」のカイル・クリンスキー(Kyle Kulinski)とともにジャスティス・デモクラッツ(Justice Democrats PAC)を結成した。
ジャスティス・デモクラッツというグループは、ラシダ・トライブ(Rashida Tlaib)議員、アヤナ・プレスリー(Ayanna Pressley)議員、イルハン・オマル(Ilhan Omar)議員を支持し、文字通りアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)を勧誘した。(#)
MoveOn.orgがこのような進歩的なサークルに常に登場していることに気づくだろう。MoveOn.orgの危険性を理解するには、この組織とその極悪非道な活動の背後に誰がいるのかを理解すればよい。億万長者のグローバリストで救世主的な金融家、ジョージ・ソロスだ。
いつもソロスに行き着く。しかし、彼自身は、舞台裏に常に潜んでいる何か大きなもののアバターに過ぎないのだろうか?
ジョージ・ソロスとは何者か?
ソロスはハンガリー生まれの実業家で慈善家である。彼は利他主義者とみなされることを好み、「少数派」の団体に寄付をし、さらには自身の“人権”NGOを運営している。
彼は世界有数の巨大投機家であり、金融の魔術師の一人と見られているが、ソロスは世界銀行、国際決済銀行(BIS)、IMFの背後にある不変に思える“金融支配層”によって決められた行動のためのパイプ役に過ぎないと考える人々もいる。
そう考える人々の間では、ソロスは東欧諸国に対する略奪作戦や、国家の主権に対する攻撃に使われた道具だと考えている。彼は、ヘンリー・キッシンジャー(Henry Kissinger)やズビグネフ・ブレジンスキー(Zbigniew Brzezinski)(#)といった悪名高い腹黒い政治工作員たちと肩を並べ、手を組んできた。
ウィリアム・エングダール(William Engdahl)は1996年に『Executive Intelligence Review』に寄稿した論文で、ソロスを彼独特の表現で評している:
ソロスは、ロスチャイルド一族(Rothschild family)とその世界的な金融ネットワークと連携ないし直接、ロスチャイルドの金融機関に賭けて、そのために働いていると示唆されている。また、壮大なピラミッドシステムにはサウジ家も含まれており、これらの勢力は互いに敵対し合っているように見えるが、すべて同じ捕食システムを養っているとも考えられている。
次のQドロップを考えてみよう:
上記のQドロップは、フォーブスのリストがこれらの家族の本当の富を追跡していないことを示唆している。富を隠す方法は無数にある。簡単な例を挙げると、ビル・ゲイツ(Bill Gates)とジョージ・ソロスは、帳簿上の純資産の大半を慈善団体や財団に投じている。(#)(#)
次のQドロップは、"ピラミッド "の各側面がそれぞれの役割や道筋を持っていることを示唆している:
このQドロップによると、ソロスの得意分野は裏金だけでなく、組織(非課税財団、政治活動委員会、慈善団体、民間企業など)をコントロールすることだという。
ソロスの影響力
ソロスは国家を転覆させ、世界市場を操作することに長けている。そのために、彼は複数のステップからなる“台本”を使っている。すべての詳細が完璧に正しいとは言えないかもしれないが、アメリカにおける“革命”計画の基本的なアウトラインは、過去20年にわたって徐々に明らかにされてきた(そして、トランプ大統領の誕生に呼応して加速されたように見える)。
以下は、ソロスが他の国々で非難されてきたことに基づく、アメリカにおけるソロスの台本の基本的な概要である:
ソロスの台本のこの第一段階が達成されると、彼の工作員たちは次に、法的構造の完全性と妥当性に疑念を抱かせることによって、国家の基盤を弱体化させようと動き出す。さらに、選挙プロセスの完全性と妥当性を疑うように仕向ける。
このことは2016年の選挙で如実に示された。ソロスとその仲間たちは、ヒラリー・クリントンが大統領執務室に登りつめるよう命じたのだ。
影のネットワークは、ヒラリーが民主党の候補者になることを確実にするために働いた。それ以来、私たちはウィキリークス(Wikileaks)により、ヒラリーのチームがソロスや彼のメディアを含む多くの組織と協力していたことを知った。このことがあって、彼女は当選のためにソロスや彼の組織に依存するだけでなく、恩義を感じるようになった。(#)(#)(#)
影のネットワークが彼女を支えていたため、ヒラリーは自分が負けるとは想像もしていなかった。この間、勇敢な内部告発者が、米国民主党全国委員会(DNC)がいかにバーニー・サンダースに対して予備選を不正に操作したかを示す情報をリークした。(#)
これが影のネットワークの動きだった。
さらに影のネットワークは、飼い慣らされたメディアを通じて、その選挙に関する大衆の認識を形成する様々な物語を宣伝することができた。主に、
これらのアイデアが人々の心に根付いた後の次の段階は、歩兵の軍団を作ることである。
影のネットワークから資金提供を受け、ソロスの工作員によって操られたアンティファ(Antifa)とブラック・ライブズ・マター(Black Lives Matter)が登場する。メディアはセンセーショナリズムと歪んだ視点でそれをバックアップした。最大の目的は、警察と法制度の正当性に疑念を抱かせることだった。
第五世代戦争という文脈では、この作戦のターゲットは中道・左派の人々である。
しかし、ソロスが大衆の認識を操作する方法は他にもある。なぜウィキペディアが偏っているのか、不思議に思ったことはないだろうか?
ジョージ・ソロスとウィキメディア財団の間には重要なつながりがある。
ソロス・オープン・ソサエティ財団の情報プログラムのシニア・プログラム・マネージャーであるメリッサ・ヘーゲマン(Melissa Hagemann)は、以前ウィキペディアを運営するウィキメディア財団の諮問委員を務めていた。ロサンゼルス・タイムズ紙によれば、ヘーゲマンはビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)とも協力関係にある。この財団はソロスと同様、長年にわたって製薬業界に多額の投資を行ってきた組織であり、その善行という謳い文句に反する投資から莫大な金銭的利益を得ている。
同様に、ウィキメディア諮問委員会のもう一人の元メンバーであるイーサン・ザッカーマン(Ethan Zuckerman)もソロスとつながりがあり、彼のオープン・ソサエティ財団のグローバル・ボードに名を連ねている。
市場操作
ソロスには、個人的利益のために道徳的に怪しい通貨投機の陰謀に関与してきた長い歴史がある。
例えば1992年、彼はイギリスのポンドが高すぎるレートで欧州為替相場メカニズム(the European Exchange Rate Mechanism(ERM)/ユーロ通貨導入に備えた為替制度)に入ったと考え、切り下げが必要だと判断した。その結果、莫大な利益を得るために彼は数ヶ月かけて巨大な取引ポジションを構築した。
報道によれば、約65億ポンドを借り入れたとされるソロスは、保有資産をドイツのマルクとフランスのフランの混合通貨に換えた。1992年9月16日、今では「黒い水曜日(Black Wednesday)」として知られるこの日、彼のギャンブルは実を結び、巨万の富をもたらした。
その後の数日間、彼はポジションを解消し、外国為替市場でポンド売りの大波を引き起こした。その結果、ポンドの価値は急落し、イギリスはERMからの脱退を余儀なくされた。
その結果、ソロスは約10億ポンドの利益を上げ、
いずれにしても、国際通貨市場におけるソロスの莫大な賭けからポンドを守るために、イギリスは約33億ポンドの損失を被った。その結果、同国の金融は混乱し、当時は国家的な大惨事として広く受け止められていた。
しかし、ソロスにとって、個人的な利益のために巨額の為替投機ギャンブルを行うことは、一日の仕事のすべてである。
日々、大規模に為替相場に手を出していたと言われ、1997年のアジア経済危機の発端を作ったのは彼の役割で、それがきっかけで東南アジア諸国が彼を犯罪者として起訴するよう求めることとなった。
深い思惑
ここまでは、ジョージ・ソロスと彼の影のネットワークに関して私が独自に見つけたものである。
このセクションはお遊びであり、会話のきっかけになればと思っている。また、私はこのSubStackを読んでくれている多くの人たちほどには、Qドロップに精通しているわけではないので、コメント欄で補足をしてくれるようお願いしたい。
アノン・コミュニティは、Qドロップが最初に出現して以来、この舞台裏のヒエラルキーを掘り下げてきた。このヒエラルキーにおけるソロスの実際の位置については、いくつかのQドロップが思い浮かぶ:
“ソロスはどうやって 「Y」ファミリーを取って代わったのか?”
それにしても、「Y」ファミリーとは誰なのか?
一部のアノンの間で「Y」とは、“カルト(the Cult)”の陰謀の主要なパイプ役だったロスチャイルド家のことと信じられている(“レッド・メイソンリー(Red Masonry)”としても知られる、古代の異教ケルト宗教とグレコ/エジプト・エリュシオン神秘宗教の融合したカルト宗教。“Frater Lucious”“Moriah Devouring Wind”とも。作家のウィリアム・スチュワート(William Stewart)が定義する“レッド・メイソンリー”を構成する教団やサブグループは無数にあり、テンプル騎士団の末裔であると信じられている)。
このQドロップは、少なくとも私の中では、個人的に断定はできないが誰かがソロスに取って代わられたことを示唆している。
もう1つ別のQドロップがある:
「P」とは誰か?
ラリー・ペイジ(Larry Page)やフィリップ皇太子(Prince Philip)も連想されるが、このQドロップの「P」はローマ法王(the Pope)を指すと考えられている。8ちゃんねるの一部のアノンによると、ヒエラルキーは以下のようになっている:
昔、ロスチャイルド家が教会に潜入したと言われている。私の理解では、ラベンダー・マフィア(the Lavender Mafia)やザンクト・ガレン・マフィア(the St. Gallen Mafia)のような反体制グループは、この潜入の結果である。
ローマ法王-ソロス-オバマのつながりに関するこの一般の人にもわかりやすく書かれた記事は、PICOという組織に言及している。「P」のもう一つの候補だ(誰も「P」を正しく認識していない可能性も高い)。
ローマ法王の2015年の訪米に先立ち、左翼活動家とサービス従業員国際組合(SEIU)やPICO(リベラルなイエズス会のジョン・バウマン神父が設立したアリンスキー派団体)などの組合や団体の関係者がバチカンに集まり、訪米について協議した。同じ頃、米国議会の90人以上の議員がフランシスコ法王(Pope Francis)に書簡を送り、政治的にリベラルなテーマに焦点を当てるよう促した。
2016年、ジョージ・ソロスがこのロビー活動の多くを資金援助していたことがウィキリークスによって明らかになった。彼は法王の米国訪問を思惑通りにする試みで数十万ドルを費やした。ソロスのオープン・ソサエティ財団は、法王の優先事項を支持するアメリカの司教とカトリック信者の“クリティカルマス”を作ろうとした。(#)(#)
カトリック信者指導者のグループがドナルド・トランプに公式調査を開始するよう請願したほど、事態は明白になった。
上記は、私がこれまでソロスを掘り下げた範囲であり、ほんの表面的なことでしかない。あなたがすでに知っていることや、調査して発見したことを追加するために、私はコミュニティを開いている。
Badlands Mediaの記事および特集は、寄稿者の意見を代表するものであり、必ずしもBadlands Mediaの見解を代表するものではありません。
訳注
※1 ヒット・アンド・ラン資本主義…ソロスの戦術のひとつは、自分が運用する資金で開設されたばかりの素朴な金融市場に参入し、株や債券を買い始めることだ。小口の投資家たちが彼のリードに従うと、価格が上昇し、ソロスは熱心な新規購入者に売り浴びせ、大きな利益を得る。そして、ソロス氏はすぐに市場から退場する。「King of 'Hit and Run' Capitalism Wants Free Reign Over Unplundered Global Resources(The SPOTLIGHT
By Christopher Bollyn)」より
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