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都市(まち)に関わる昔の映像広告 ①

こんにちは。
本日は、1948にイギリスで放送されていたとされるニュータウンの開発をプロモーションしている映像広告をご紹介させて頂きます。

文字にすると少し堅苦しく感じるかもしれませんが、映像や音楽はポップなつくりになっておりとても見やすいので、「CMは好きだが、都市計画や都市開発にあまりご興味がない。」というかたも是非、ご覧になってみて下さい。

まえがき

この時代はイギリスのマンチェスターを中心に世界へと広がった産業革命により経済が急激に発展。それにともない都市の構造が大きく変わっていった時代になります。

ニュータウン政策や都市近郊部における団地の政策は20世紀の都市計画の問題作・失敗と揶揄されることもありますが、この映像広告を流していたであろう当時は、1950年代の欧州の都市が抱える都市公害の問題に対処し、土地利用・ゾーニングの定義の重要性(当時の流れは、恐らく職と住のエリアを分け、文化や商業の場所を密にさせる)等を見出すものとして注目されていました。

以上、大変簡単にはなりますがちょっとした時代背景になります。

(ちなみに私個人としては、ニュータウンそのものが全て均一条件ではなく、またニュータウン界隈の空間にあるコミュニケーションデザインの形も多様であるため、ニュータウンと呼ばれるプロパティ全てを一緒くたにするのは反対です。)

この映像広告の魅力

私が思うこの映像広告の魅力は、
① 出した結論は違えど、広告で訴えていること(都市に対する考え方・問題)は今にも通じている!?
② 言葉が理解できなくても内容がなんとなく伝わるデザイン
③ メディア媒体が持つ影響力(都市のプロモーションを行う責任と難しさ)を感じられる

と言った点です。
皆さんもどう感じたか、きっと私が思う点とは違う点に惹かれる方も多くいらっしゃると思いますし、また私がこの魅力の文章の中でお伝えしたかった意味をふんわりと汲み取って下さる方がいらっしゃると、この映像広告に対する共感が生まれた気がしてうれしいです。

8分ほどの映像になりますので、是非スキマ時間にご覧になってみて下さい。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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