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まちの"音"を人はどう捉えているのか?にフォーカスしてみた。

こんにちは。

今日はまちの声に関する様々な動画をご紹介させて頂きます。

みなさんはまちの音と聞くとどんなイメージを抱きますか?
きっととポジティブなイメージを持つ方もいらっしゃれば、マイナスなイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
おもにその違いは、皆さんが育ってきた環境や今暮らしている環境の違いによるイメージの相違によるものだと思います。

私は、まちの音と聞くとポジティブなイメージを持ちますが、もしそれが都市の音と言われるとマイナスなイメージになりがちです。それは自分の中で「まち」を「郊外」と解釈し「都市」を「中心地」と解釈しているからだと認識しています。

ですが、ここではその違いには触れず、”まち=都市”としてあつかい、
いくつか動画をご紹介させて頂きたいと思います。

まず、こちらのCMをご覧ください。

よくあるイヤフォンのCMの一例です。
ノイズキャンセリング機能を訴求しているCMと思われますが、”まち視点”でこのCMを考察すると、このCMではまちの音はネガティブなもの(人々にとって邪魔なもの=騒音)と捉えていることが暗喩されているのではないでしょうか?

あくまで連想するイメージですが、まちの音が人々にとって魅力的であれば、イヤフォンで音楽を聞く行為に繋がりにくいだろうし、ましてやノイズキャンセリングで完全シャットアウトもしないと思います。
つまり、ノイズキャンセリングする環境として都会の喧騒が適していると暗に示しているとも捉えられます。

これは実際、CMだけでなく映画でも描かれておりました。
映画「ロマンティックじゃない!?」でも夢の中の世界と現実を、「幸せな夢の中 = ポップな音楽」、「夢から覚めた冴えない現実 = ニューヨークの雑多な街の音」に分けることで主人公の心情を描いており、これも夢と対比させる形でまちの音がネガティブなものであるように感じてしまいます。

一方でこちらのCMを見てみると、

まちの音=ポジティブなものと捉えることができないでしょうか?
これはフランス、ベルギー、オランダ、ドイツを結ぶ高速鉄道のCM?で旅をテーマに取り扱っている為、まちの音を人の興味をそそる(聴覚を通じて、自分の経験から連想できる他の感覚を刺激する)ものと変換していると思われます。
(このCMにあるイヤホンを挿すとその場所の音が聴けるサービス使ってみたいですね。)
ちなみに同じシリーズで匂いにフォーカスしたものもあります。

その他にも、例えば商店街が活気づいているような音を聞くと、そのまちの音はポジティブなものに捉えられるのではないでしょうか?
例えば、こちらの動画では意図的に商店街の音を後付けして復興・繁栄をしている様を描いていると思われ、少しポジティブな印象を抱くことができないでしょうか?
(いい動画が見つけられず、少しポジティブに感じにくいかもしれませんが…)

つまりは、まちのどこの音を切り取るか?によって印象が変わるということであり、自分がまちの中で多くの時間を過ごしている場所の音が、まちの音として連想する場所になりやすいのではないでしょうか?

学問的にはサウンドスケープと言われることがしばしばあります。

とはいえ、「ネガティブなイメージ=都市における騒音」とは、人々の健康を害する深刻な都市公害の一つです。
・騒音が人体に具体的にどう影響を及ぼすのか?
専門家が簡単かつ丁寧にスピーチしているもの(英語ですが、日本語字幕付きです。)がありますので、こちらに貼っております。是非、ご覧になってみて下さい!


是非、他にもこんなツールで”まちの音”を取り扱っていたよ!というのがあれば、是非教えてもらえると嬉しいです。

最後まで読んで下さり、誠にありがとうございました。

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