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販売員がリアルバイコート選びで気にするポイント

 今年も寒くなってきたところ、そろそろ今年はどんなコートを買おうかと悩む頃ですよね。そこで今回は販売員になってからコート選びで気にするポイントをご紹介します。

販売員になる前、コート選びのポイントは断然デザイン派でした。デザインももちろん重要ですが今は素材もしっかり見ます。安価なコートは素材によって一年で毛玉だらけになったり消耗品感がありました。しかし素材を重視するようになってからコートの消耗品感は無くなってきました。
ではどんな素材が良いのか、素材以外にはどんな部分を注視しているかなど簡単にまとめて書いていきたいと思います。

素材ポイント

毛の割合

まずは毛がどれくらい含まれているかを見ます。商品詳細の欄で毛やウールが何パーセント入っているかで割と温かさが変わります。個人的に40%以上で真冬は中にインナーダウンを仕込むと越せる。60%以上でアウターはコートのみで冬を乗り越えられる、90%以上で絶対的安心。といった感じです。完全に個人の意見ですが、自分の住んでいる地域は極端に寒くも暑くも無く自分自身は若干寒さに弱いくらいだと思っています。
毛は毛でも何の毛を使っているかで、毛玉のできやすさや肌触りも変わってきます。なので店員さんに尋ねてみても良いかもしれません。オンラインでは商品ページにしっかり紹介されていることもあるので要チェックです。
科学繊維の多く含まれるコートは安価なことが多いですが、その分真冬に身を切る思いをした経験があります。
また高価なコートでも可化学繊維が多く毛の割合が少ない物もあるので、温かさを重視する人は要チェックです。

生地の会社

自分がよく見る会社はMANTECO社やBELLANDI社です。こちらの2社は実際着た感じ、生地の質感も良く毛羽立ち等も少なかったです。(毎日着用しているわけではないので着方によって変わります。)他にも生地の会社はありますので、どの会社の生地がどういう特性を持っているのか一つ参考にしてみても良いかもしれんせん。

素材以外のポイント

デザインが定番か、流行りか

自分が毎年コートを買い替えるならば流行りのデザインで可愛いと思ったものを、何年か大切に着るならば定番デザインで可愛い物を。その人のニーズに沿ってデザインを決めれば良いと思います。どのコートが定番でどのコートが流行り物かわからない場合は店員さんに聞いたり、定番アイテムは大抵オンラインページに記載があります。
自分はどちらのパターンも持っているので、自分が可愛いと思ったデザインの物を流行り廃れ気にせず購入します。

裏地の有無、肩回りのデザイン

中に分厚いニットを着ることが多いとコートを羽織った時どうしても窮屈になるので、裏地がない物や肩がラグラン(肩回りが落ちているデザイン)の物を選ぶと結構着心地が良くなります。また軽さや着用時のスッキリさを重視し、リバーコートを選ぶという手もあります。その場合一枚で温かいリバーコートもありますが、インナーダウンがいるかもしれません。

値段

もちろん値段は気になるところですよね。素材が良い物は良いみたいな感じで書いてきましたが、その分お値段が張ることも多いです。良い物を安く買いたいと、年末セールまで買わずに待つお客様もよく見ます。もちろん狙っていたものが安くなっていたらラッキーだと思いますが、年末になるともう商品のサイズ欠け、カラー欠けが始まっており欲しかったものがゲットできないことも多々。お気に入りのブランドは会員になっておくと、会員優待セールで年末セールの一歩手前にお得な価格で買える可能性があります。これは自分の勤めているブランドだけでなく他でも言えますし、ブランド同士かぶらないよう時期をずらしている可能性もあるので、気になったところは複数登録しても良いかもしれません。

 自分が販売員になってからコート選びで重視することは以上になります。今年のコートをどれにしようか迷うコート難民の人がいれば、この記事が少しでも参考になると嬉しいです。


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