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最新作カンヌ入賞に期待のかかるカウテール・ベン・ハニア監督が、革命後のチュニジアの闇に切り込んだ『マリアムと犬』〜イスラーム映画祭8
神戸では毎年GWに元町映画館で開催されているイスラーム映画祭。イスラーム圏という切り口で、日本未公開作や日本紹介後公開されない作品などに光を当て、その国の文化や社会問題に向き合う機会を与えてくれるとても貴重な映画祭だ。昨年に続き、2010年代のアラブ諸国における民主化運動(アラブの春)の先陣を切ったチュニジアで活躍する女性監督作品が紹介された。 日本ではカウテール・ベン・ハニアという訳名で紹介されているカウサル・ビン・ハニーヤ監督。前作の『皮膚を売った男』(2020)は日