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アフターコロナの第一歩!上映中の食事解禁へ@元町映画館

note「のはらの風」を2020年1月にはじめてからほどなく新型コロナウイルスが世界的感染となり、4月の緊急事態宣言以降はしばらく連日書いていたのが、もう3年前のこと。あの頃はアフターコロナになるのに2年ぐらいかかるかと思っていたけれど、蓋を開ければ丸3年、わたしたちはマスク生活を送り、映画館でもマスク着用がマストだった。

ドリンクやポップコーンなどのコンセッションが興行収入プラスアルファの大きな要素となるシネコンでは、コロナ下でも上映中の飲食は一時禁止されたときはあったけれど、席は開けてもOKできていたと思うが、ミニシアターはそもそもコンセッションのあるところが少ないので、水分補給以外の上映中の食事はNGだったところが多い。コロナ下の2020年8月に運営に携わることになった元町映画館も、上映前までの食事はOKにしていたが、上映中はNGのままだった。

新型コロナが5類へ移行することに伴い、2023年5月6日、インド映画『響け!情熱のムリダンガム』上映に合わせて、インド料理弁当を販売することになり、この機会に上映中の食事を解禁。上映前のアナウンスも、ようやく以前のものに戻った(上映前アナウンスは、コロナ対策のお願いをその時々に反映させていた)。

トップ画像は、2021年8月に刊行した映画館の歩みを綴った「元町映画館ものがたり」の最後の口絵。マスクを外して、みんなで笑って映画鑑賞ができる日がくることを祈って、イラストレーター朝野ペコさんが、月刊スケジュールチラシ用に書き下ろしてくれたものだ。1日も早くこんな日が訪れますようにと祈っていたが、ようやくその日に一歩近づいた。3年の間に、みなさんの生活様式も変わり、映画館に足が遠のいてしまった人もきっとたくさんいらっしゃるだろう。でも、映画館はいつでもあなたを待っている。その暗闇は、やはり日常の中の非日常な時間に浸らせてくれるのだ。

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