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映画の感想って言う派?言わない派?

こんにちは
【CINEMA carrot】淡路島映画館再生プロジェクト
代表おおたしほです。

私は『言わない派』です。
言わないっていうか、言えない。です。

1998年ころの作品でいうと、
「グッド・ウィル・ハンティング」「プライベート・ライアン」「踊る大捜査線」「リング」「TAXi」・・・
この辺り観ます。
「カンゾ―先生」「愛を乞うひと」
これも観ます。
当時、私は高校生。
「カンゾー先生」「愛を乞うひと」観ますか、笑。感想を言える人、私の周りにはいませんでした。

2002年でいくと、
「アイ・アム・サム」「ロード・オブ・ザ・リング」「少林サッカー」「ゴジラ対メカゴジラ」「エス」・・・
この辺り観ます。
当時、私は大学生。
「クロエ」「化粧師」「ドールズ」「刑務所の中」「ピンポン」
少しずつ、周りに観たよ~と言えるようになってきました。
大学生になって、映画研究部に所属したからかもしれません。
だけど、映画研究部の人はマニアック路線でした。
私は、映画マニアではないので、その人たちの話にはついていけなくて・・・
マニアックの人としゃべるネタはないし、ハリウッド映画が大好きな人とは少ししか話を合わせられないし・・・
別に嫌いってわけじゃないのです。話を盛り上げることができないことが申し訳なくて。
だから、やっぱり感想とか言えなくて。
このころから、自分の好みも分かり始めて。
邦画や、アジア映画に行くときは、いつも1人で行っていました。
唯一、高校の同級生の1人が、私の趣味に興味を持ってくれ、私推薦の映画を時間が合えば一緒に行ってくれました。
彼女とは、演劇を観に行ったりもしました。
映画って、予告はとてもおもしろく作られていますよね。
すごいですよね。
で、実際に観に行くと・・・なんだったんだろう。っていうこともありますよね。
だから、私は友人を誘って映画に行くのが怖いのです。
その日のコンディションとか、その日のホルモンバランスとか?で、
「面白い」「つまらない」があるような気がして。
私は、なんでも観てみたいと思っていたので、時間とお金があるときは手当たり次第に観ていました。
その中で、「当たり!」「ん~~~~」があって。
それで満足なんです。
エンタメ性のある、いわゆる『面白い映画』だけを観たくて、映画館に行ってるわけではなくて。
人間に会いに行っているので、笑。(前回のnoteご参照ください)
「当たり!」と思った監督や、脚本家の名前をエンドロールで確認して、次の作品を待つ、という面白さを見つけました。
あとは、作品がなにから生まれているのか。
●漫画原作
●小説原作
●リメイク
●オリジナル
映画で、面白かった作品が小説原作であれば、小説も読みます。
小説を読んで、映像作品があれば、それも観ます。
原作と違ったり、忠実だったり。
その部分を切り取ったのか~とか、この長編小説をよく2時間に収められたな~とか、その役者さんなんだ~とか、勝手に思って楽しんでいます。
評論家になりたいわけではないので、面白かった映画も、面白く感じることができなかった映画も、誰にも言いません。
美術館や写真展に行く感覚と似ている気がします。
展示されている作品目的で行くときもあれば、フラリとおもしろそうかな、と入るときもありますよね。
「なんだこの絵は・・・」と思う作品もあれば、
「なんか、、めちゃくちゃ好き、、」と恋に落ちる作品もある。
「この造形スゲーーーーな」とかも。
その感想も誰にも言いません。
え?
みなさんは言いあうのかな・・・?

1月9日から上映が始まった
『なんのちゃんの第二次世界大戦』を観て、感想を伝えてくれる人がいます。
とても嬉しいです。
感想を聞くのは、とても好きです。
だけど、私は、そのように何十年間生きてきたので、いまさら人様に感想を言えないのです。
オススメの映画とかも、言うの苦手です。
だって、何をどう感じるかなんて、人それぞれだもん・・・
この場を借りて、お詫びします。

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