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【小説】 嫌われてもいい⑨-3

佳世子は絆を信じている
いや、いたのかも知れない
まだ、その絆という言葉は信じていたい

大学生の時
淳という男の子に捨てられた佳世子
祐輔に慰めてもらっていた
毎日電話して、カラオケも時々行って
祐輔は忙しかったのに
夜中から明け方まで
佳世子の面倒をよくみてくれた

恩人だった
祐輔がいなければ今45歳という歳に生きていなかった
かもしれない

そして、学生時代のサークルの仲間
淳の親友のひろ

助けてもらった
生きれた
頑張れた

そのおかげで心は成長しないまま
大学時代の心を持ったまま
今という時代を生きてこれた

でも、助けてくれた
祐輔が壊した
だったら、助けないでよ
若いうちに、、、。

佳世子の価値は
77万7千円。
です。 

お願い
祐輔さんの仕事関係で
佳世子の人生を壊さないでほしかった

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