金閣寺/三島由紀夫を読みました。
三島由紀夫の作品に触れたのは初めてなので感想を残します。
読書期間:20230109-20230117 星5/10
※評価軸は、以下の記事で触れています。
■感想
物語のテンポはゆっくりだが、その時々に感じる主人公の精神世界の描写が多い話だった。
美を悪と捉えて、美の究極である金閣寺を焼く発想は面白いと思った。
実際、どこかでこのような紹介文に触れて読みたくなった
文面から想起する情景が幻想的でかつリアリティもあり、文面そのものを美しいと感じることが多かった。
読んでいる途中、イデアとしての金閣寺で進めていたのだが、金閣寺の写真を見てみたくなり調べたら過去に焼失していることがわかり、この作品は実話を基にしたフィクションであることを知った。※普通順序が逆だよね笑
上記の経緯があるため、読み始めるときの没入感よりも読んでいる途中からより深くのめり込んで読むことができた。
以下、ハイライト
以上
三島由紀夫の文学は美しさが前面に出ていました。
物語そのものも面白かったけど、個人の人生や精神世界について、ポジネガの解釈について深く触れた作品だと思います。
京都に行きたくなりました。