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VACILANDO

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2022年4月に始まった海外在住noteクリエイターの共同マガジンです。 海外の生活や仕事に興味がある方、今世界のあちこちで何が起こっているか気になる方、海外に出て見たい方にお…
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#フランス

【フランス】温泉とシャンパーニュ・ピクニックの一日 ②ピクニック

フランス、アリエ県在住の香田有絵です。 友人が遊びに来たので、フランスならではの素敵な一日を過ごした。 ①温泉の街VICHYでSPA体験 ②シャンパーニュ・ピクニック ③帰ったら用意されているディナー その②、シャンパーニュ・ピクニック。 温泉町VICHYでSPAに入り、体も心もすっかりゆるんだ友人とわたし。 大満足だったけれど、愛犬を置いていったことに良心の呵責もあった。 そこで犬たちも一緒にアリエ河のほとりへ車で移動。のんびりした午後を過ごしにでかけた。わたし達が

【フランス】温泉とシャンパーニュ・ピクニックの一日 ①温泉

フランス、アリエ県在住の香田有絵です。 友人が遊びに来たので、フランスならではの素敵な一日を過ごした。 ①温泉の街VICHYでSPA体験 ②シャンパーニュ・ピクニック ③帰ったら用意されているディナー ①温泉の街VICHYでSPA体験 コスメでも知られるVICHYは、フランスでも有数のSPA(温泉療養)の街。 お年寄りや医師の診断を受けた人が湯治のために訪れる。 一週間から数か月の滞在で温泉やサウナに入り、マッサージを受け過ごす。宿泊なしに温泉水だけ楽しむこともでき

【フランス】国土の95%はGendarmerieが守っている

6月に入ってもフランスはまだ寒い。朝は7℃だったりする。 午後になって急に20℃越え。こんな天気がしばらく続くらしい。 週末、今住んでいるアリエ県のGendarmerie(ジョンダルムリー)のオープン見学デーに行って来た。 ジョンダルムリーは「国家憲兵隊」といういかめしい名前で訳されるけれど、実際は「ほぼほぼフランス全土を守る警察」。 警察と訳されるPolice(ポリス)は、国土の5%をカバーしているだけなのだ。もっとも人口比では、PoliceとGendarmerieの

フランスを楽しむために知っておきたい、いくつかのこと①旅行に使えるフランス語その1

フランス在住、香田有絵です。 2024年夏は「パリ、オリンピック&パラリンピック」が開催されます。 この機会にフランスを旅行しようという方も多いでしょう。 テレビでフランスの様子を目にする機会も増えますね。 そこでフランスをより楽しんでいただけるようなことも、ぼちぼち書いていきたいと思います。 第一回は旅行に使えるフランス語その1です。 まずは、フランスで楽しく過ごすためのフランス語3原則から。 1)旅行のフランス語・3原則1.第一の原則「フランス語力より、コミュニケ

【フランス】ルノワールの絵が出品!小さな街のオークション

オークションなんて、遠い世界の出来事だと思っていた。 すごいお金持ちが行くところなんでしょ?と。 今住んでいるアリエ県ムーラン市はフランスのど真ん中にある人口2万人の小さな街。 「ルノワールがオークションに出るらしいから行ってみよう」と夫に誘われ、友人カップルも誘って行ってみることにした。 田舎だから気後れしないで行けそう。ルノワール見てみたい。 開始時間少し前に着くと、まだ会場は開いていない。 待っている人たちも普通の感じでひと安心。 会場の雰囲気はなごやか。はじめ

【フランスの迷信】VACILANDOリレー企画

海外在住noteクリエイターの共同マガジン「VACILANDO」のリレー企画。 フロリダのちゃまなさんからいただいたお題。 「なんか突拍子もない迷信の話、ありませんか?」と言われたのですけれど、突拍子もない迷信ってどんなのでしょう? 突拍子もない迷信とは? ①猫に右目でウィンクをされたらその日のうちに歯が痛くなるから、急いでかたつむりにキスする。 ②黒い猫が目の前を通ったら、人生を変える大きな不幸が訪れる。 ③妊婦が犬の尻尾を踏んでしまったら、お産が重くなるから、お

ドイツオフィスの小さなキッチン、大きな交流

「先週の金曜日がフランスでクレープの日だったから、今日はクレープを焼いてきたよー」とフランス人同僚がクレープを持って来てくれました。 ドイツのオフィスには小さなキッチンスペースがあります。 誰かがケーキなどを持ってきたときは、ここに置いてみんなでシェアすることが日常です。日本の会社の給湯室みたいなイメージ? ベジタリアンやビーガンの同僚にも配慮して、ビーガンクレープも焼いてくれるのが優しい。 イチゴジャムと、Ncciolata(ノチオラタ)というへーゼルナッツチョコクリー

【フランス】お菓子を食べたかったら、パン屋に行けばいいのよ。

note海外在住クリエイターの共同マガジンVACILANDOの「うちの国のスイーツ特集」記事です。 フランスでスイーツを買うなら、パン屋さんです。 日本ではケーキ屋さんで売っているようなお菓子も、パン屋さんで買います。 パリなど大都市ではケーキ屋さんもありますが、それはむしろ少数派。 パン屋さんで買える代表的なスイーツをご紹介しましょう。 エクレア(Eclair):手作りっぽいものから、お洒落さんまでいろいろ。 チョコ、コーヒーの他にピスタチオ味なども。 マカロン(

【フランス】農家の怒りが燃える、デモの一日

0.農民のデモについて フランス全土で農民がトラクターでデモを実行中。 EUや政府の政策などによりフランスの農家が窮地に陥り、法改正や援助金の増額などを求めているのだ。 アリエ県でも、若い農民団代から「県庁に集合せよ」とアナウンスが出された。 前日、デモの代表者から県庁に確認電話があった。 通常デモは、農業組合主体で行われるため統率が取れている。 が、今回は若い農家が自主的に「県庁に集まれ!それでもだめなら、パリへ向かおう!」とデモを決定した。 旧来の農業組合がどこまで

フランスの年越し

新年おめでとうございます。 フランスでは直前に不幸があっても喪中でも、新年を祝って大丈夫。 むしろそういう年こそ家族集まって、新年を祝います。 とはいえ日本の年末年始を知っている身には、海外の年末年始は寂しい。 フランスも同じです。伝統的な行事というものがありません。 日本にいた時は全くありがたみを感じていなかった紅白歌合戦や門松、お正月番組、お節料理などが、懐かしく感じられる時期です。 今年は夫の両親、伯母を招いて28日から元日まで一緒に過ごしました。 大人だけの年末

フランスでうんざりすること

VACILANDO共同企画、「住んでいる国のうんざりすること」シリーズ フランス編です。 子供の頃から、フランスに憧れていました。 夢がかなって、フランスに住むことになりました。 けれども、つくづく、ほとほと、うんざりすることもあるのです。 どんなことにうんざりするのか、一部を挙げてみました。 1.スト ストはあちこちであります。 交通系のストは、うんざりの最たるものですね。 夏も、秋も、冬も、毎年毎年ストがあります。 スト中の労働者の給料は支払われないことになってい

フランスのクリスマス②家族で楽しむのが正解

フランスのクリスマスは、日本のお盆と正月とクリスマスが一緒になったくらいの一年のメイン・イベントです。 家の中にも大きなクリスマス・ツリー クリスマス・ツリーは、クリスマスの飾りであると同時に、お正月の飾りでもあります。11月後半になると、大型スーパーや園芸店、街角でももみの木が売られ始めます。 寒い季節の家の中を飾る大切な存在。 子供たちのためでもあるけれど、大人だけの家族もクリスマス・ツリーを飾ります。お祝いごとというだけでなく、寒くて暗くてじめじめした季節の中で

フランスのクリスマス①街の様子

note共同マガジン VACILANDOの企画『どんなクリスマス?』をお届けします。国や地域によって全く違うクリスマスの様子をお楽しみください。 暗くて寒くてじめじめしているフランスの12月。 冬至のすぐ後に訪れるクリスマスの役割は、街と人の心に温かさをもたらすことではないかと思う。 1.クリスマス・ツリーは1月まで街を飾る 小さな村も、大きな街も規模に合わせてクリスマスの飾り付けがされる。 フランスはキリスト教徒の国だと感じる時期。 日本のようにお正月に門松などを飾る

物騒になってきているフランスのエピソード

日本に1か月半ほど帰国していた。 帰ったばかりのアリエ県庁の話題(写真は県庁近くの歴史地区の建物です)。 外国人係窓口に予約していた移民の若い男性が訪れた。 予約は取っていたものの、書類不備で滞在許可証を得ることはできなかった。 そこで、彼が取ったのは、ガソリンをかぶるという行為。 「すぐに滞在許可証をよこせ!県知事を呼べ!でないと火をつけるぞ!」とライターをかざす。 そこにいた職員は何もできず固まってしまったらしいが、少し離れたところにいた職員が警察と…わたしの夫を呼ん