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【日本ドラマ】2023年春ドラマ短信3

毎期色々な作品がある“メシもの“、よくまあ思いつくなというくらい。ドラマ界ではもはや一大ジャンルを築いています。

今期のメシものを集めてみました。

『全ラ飯』

ストレス解消が、全裸でご飯を食べること、って。私は開放感より落ち着かなさを感じてしまいそうです。やったことないですけど。
何気なく見たらうっすらとBLみがあって、無理やりな全裸にもなんか納得しました。笑 うっすらじゃなくてこのままBL方向へ行くのかもしれません。今期はBLないのかなと思っていたので、本作見逃さずにすんでよかったです。

メシはエスニック/ワールド系で、スタイルは自炊系です。
料理をエスニック系にしぼったメシものドラマはこれまでなかったような気がします。全裸で食べる、もなかったですけどね。

『僕らの食卓』

第2話まで見ました。

家族や人のつながりがテーマのようだけど、こちらもうっすらとBLみが。ここからさらにBL方向へ踏み出すのか、微妙な線で止まるのかわかりません。と、思ったのですが、公式サイトの「原作」のところを見たら、“家族のお話でもありますし、男性二人の恋のお話でもあります”と書いてありました。あっぶな。見逃すところだった…

過去のトラウマのせいで誰かと一緒に食事をするのが苦手な会社員・穂積豊を演じるのは犬飼貴丈さん。休養を発表されたので、第4話以降は撮影済みなのかどうかが気になります。いい感じなので、間があいてもいいから見たいです。

弟・種の面倒を見る、家族思いの上田穰を演じる飯島寛騎さん、私は初見かなと思ったのですが、ドラマ『ホリデイラブ』(2018)と映画『炎上シンデレラ』(2022)は見ていました。しかし覚えていませんでした。主演の彼じゃないですか!本作とは全然違う黒髪で地味なキャラでした。声が素敵です。

犬飼さんも飯島さんもジュノンボーイ→仮面ライダーという経歴の持ち主。本作は犬飼さんの地元、徳島で撮影されたそうです。(ってことは多分もう撮り終わってるのかな)

メシは素朴な家庭料理系、スタイルは簡単自炊系

『ゲキカラドウ2』

第2話まで見ました。シーズン1も以前TVerにまとめてあがったときに見ました。辛い食べ物好きなんです。

飲料会社の営業促進室。部長を始め辛いもの好きばかりの部署で提唱される“激辛道ゲキカラドウ”。
客の厳しさを1カラ2カラ…と数える。
辛い客を落とせるのか?というのが毎回のストーリー。一見馬鹿馬鹿しいけれど、時々営業のヒントなんかも(あるのか?)

メシは激辛系、スタイルは外食系。
ただでさえ辛そうな食べ物に“おいカラ”したり、だいぶ辛そうで、見ているだけでお腹いっぱい。笑

『なにわの晩さん! 美味しい美味しい走り飯』

第2話まで見ました。

昨年放送された『ザ・タクシー飯店』の大阪版、のような人情系ドラマ。あちらは町中華にジャンルを絞っていましたが、こちらはそういう縛りはないようです。

メシはオールジャンル、スタイルは外食系。

『かしましめし』

美大の同窓生三人が集まってかしましくご飯を食べる。それぞれが抱える問題は、それぞれの心の中に収めたまま。

これは正しく“井戸端会議”スタイル。

井戸端会議とは、女たちが食事の支度に井戸端に集まって、他愛もないことを喋りあい、日々の鬱憤を解消する場。深い話は必要ない。というか、むしろしてはいけない。

第1話で英治(塩野瑛久)が、出ていった彼氏が戻ってこないことを千春(前田敦子)に話しますが、それは三人の場でなく一対一の場でした。直後にナカムラ(成海璃子)にもその話は伝わるのですが、深刻な話はやはり井戸端会議の場には似つかわしくないのです。千春が会社を辞めた話も、深入りはせず、聞いた二人はそれを優しく受け止めるだけです。
しかし本作では、おそらくは回を重ねるごとに、それぞれが本音を少しづつ吐露して行く感じになるのではと思います。

塩野さんの関西弁の不自然さが気になってしまいますが、ドラマの印象は悪くないです。無心で料理することや、気のおけない友人と家で食べるご飯が心の傷を癒すこともあるという話になりそうです。

メシはオールジャンル、スタイルは自炊系

* * *

以上5作品、どれも悪くない印象でした。

『全ラ飯』と『僕らの食卓』はジャンル的に継続視聴決定かな。
『かしましめし』もちょっと気になります。なんだかんだ全部見ちゃいそうですが。

それではみなさま、よいご視聴を。

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