【2021年総括】#3 バンドについて

皆さん、あけましておめでとう。
年末~年明けにかけて、無気力モードが続いていた。もちを食ったり(食ってないけど)、ビールを飲んだり、親戚のジジイに説教されたりと、ぼんやりと正月イベントを消化していた。順当に、少し太った気がする。

2022年は〇〇な年にしよう、あれやこれをやろうと思っていたはずなのだが、やはりというべきかスタートダッシュには失敗。のんびりしているうちに、何をするにも腰が重くなっていた最近だった。
そもそも、年が変わって心機一転頑張れる人のほうが、どうかしている。人はそう簡単に変われないのだ。時間を線でとらえ、頑張る時とそうでない時があって良い。

と、いうことで、今日からほどほどに頑張りつつ、2022年を満喫したいと思う。
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確か、2020年12月頃、やや肌寒い日のことだった。いつものメンツでお酒を飲んだ後、家に帰るのが面倒で友人(沖)の家に泊まることにした。

沖の家でチューハイを啜っていると、たまたま付けたテレビに、King Gnuが出演していた。沖に感想を尋ねてみたら、絶賛していた。僕も同じ意見だったので、少し嬉しかった。

その頃の僕は、すごく暇だった。多分沖もそうだっただろう。
僕は、彼女と別れたばかりで独り身。沖も沖で、彼女に家を出ていかれたとかなんとかで、中年のオジサン2人は、まさにピンチを迎えていた。確かこの前日に、2人でパチンコに行ってしっかりと負けた気がする。それはそれは、文字通りピンチな展開に間違いはなかった。

毎日、たらたらと飲み歩くことに少し飽きていた僕は、King Gnuを見ながら、なんとなく沖に言ってみた。「ベース弾いてよ。」
次の日、沖はベースを買った。社会人とはいえ、弾いたことがないくせに、10万円もするベースを買っていた。良いイきりだと思う。

沖曰く、その言葉を待っていたらしい。音楽はずっとやりたかったが、きっかけがなかった、だから…

こうして、2人だけのエセバンドが結成されてしまった。
年の瀬が迫る、2020年冬のことだった。

それからというもの、暇を見つけては2人でスタジオに入るようになった。なんとなく、SNSでドラムを募集したら見つかった。ドラム君とスタジオに入るうちに、ドラム君がキーボードさんを呼んできた。そして、そのキーボードさんがボーカルを呼んできた。

トントンと話が進み、ライブを行ったのは、沖がベースを弾き始めてから、なんと約4カ月のことだった。大人になってできた、嬉しい思い出。

そして、その半年後に行われたライブを最後に、沖は消えた。
(仕事が忙しくなったらしい)

その後もメンバーの入れ替えを経て、僕は今でもそのバンドを続けている。
何を書きたかったか忘れたが、大人になってもバンドは素晴らしいということ。最高に楽しい!

今年は、行けるところまで、強めに頑張りたいと思っている!
そのきっかけをくれた沖に感謝、というお話でした

fin

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