ネガティブな気持ちを受け容れるほど 存在力が育まれる
存在力とは
自分自身をしっかりと存在させていこうとする力である。
何かを持っている、とか 何かができる、とか
一般的な価値基準のもっと手前の部分。
この私で 存在していていい
という
自分の存在への『許可証』のようなものである。
その『許可証』のことを
存在価値
とか
自己肯定感
などとも 言ったりもする。
人生とは 許可であり、
自分という存在を許し、受け容れるために
さまざまな事柄が起きていく。
すべてはそこに集約される。
自己統合に向かうために すべては起こる。
つまり 許し続ければ 統合される。
それが自分という存在への 『許可証』である。
ここに生まれてきた時点で
誰もが この『許可証』を得ている。
それが 大前提なのだが、
その『許可証』を自覚して 生きている人は 限りなく少ない。空虚感や寂しさや不足感を漠然と感じて 『許可証』を得ようと Beではなく DoやHaveの部分にむけて 頑張るのは 実は ネガティブな自分を受け容れない姿勢なのである。
では次に
ネガティブな自分を受け容れること
について 縦軸(創造原理)の視点からみていく。
***
ネガティブな気持ちは 自分のなかから湧いてくるものである。
それを与える現実、
つまり ネガティブな気持ちを湧かせる出来事は
私(バティ)が 与えている。
つまり、
そこに存在するのは
ネガティブな気持ちを感じたい自分の存在である。
これを自覚しないでいると
どんどん 拗れていく。
ネガティブな気持ちを感じることを、
悪とか、負けとかにしていると、
その気持ちを誤魔化して 打ち消そうとする。
ネガティブな自分を払拭しようとする。
これが 自己否定である。
自己肯定の逆です。
これをやりつづけるほどに、自分が自分でいることが危うくなり、自信がなくなり、存在力が削がれていきます。
自分を否定しているわけですから、
このままでは 存在していてはいけない!
が
自然と自分の内側から発動してしまいます。
この状態として
自分を生きていると、自分でいることのそのこと自体が辛くなったり、生きていることに疲れてしまったり、何かをやらないといけない気持ちが湧いて より一層 自分の生命エネルギーを削ぐ方向へ 頑張りたくなってしまいます。
(この場合のやらないといけない気持ちとは
やりたい!やってみたい!というより
やらねば、、やらなきゃ、、という義務や責任や焦燥感のようなものです)
それは
自己矛盾、自己否定、自分虐待のような、
本意でない自分の思考や自分の行動により
自分の柔らかな内面が 傷つき、自信をなくし、自分の力を感じられなくなるため、
嫉妬や妬みのような気持ちが湧くことへ繋がります。
多くの場合、繋がりの中で パターン化しているため、自覚なく 自然な反応として 繰り返されていたりします。
ひとつひとつ拾いあげよう としなければ、
思考も感情も、その奥にある想いも 本音も
サラサラと流れて なかったことになって
目まぐるしく忙しい現実に 呑み込まれてしまいます。
大切な 自分自身との
育みのポイントや 自覚のポイント、
また
自分の本心を知り、自分の喜びの方向へ自分の身体を動かす小さなきっかけは
人生の当たり前の日々の中に 次々と生まれています。
それをキャッチするのは 自分。
スルーするのも、自分。
キャッチするほど、
人生の彩りは 豊かに巡ります。
そしてまた、
自分のなかにある狡さや恥しさを直視することも
効果的なのです。
自分で自分を正当化する癖がついていると
当たり前としてスルーし、思考パターンが強固に定着して 気づきにくいのですが、
それは、自分が一番
他の誰よりも、
自分の奥にある 恥ずかしい自分を認めたくなくて
そんな自分から 目を背けていたいからです。
その目を背けていたい自分、
そんな自分をも 真っ直ぐに直視していくと、
どんどん 内面が整理整頓されてきて、
自分のことがよくわかるようになります。
真っ直ぐ直視する、とは
こんな私はダメ、
そんなこと思っちゃいけない!
ではなく
そう感じてしまうんだね、
仕方ないよね、、
ではなく、
こうです。
自分は 今 こんな気持ちが湧いてる。
それは この人のこんな部分が羨ましいからだ。
悔しいからだ。
(自分のなかの 悔しい気持ちを自覚する)
すると、そこから
こんなふうになりたいからだ。
どうしたらこんなふうになれるんだろう?
では 自分のセルフイメージはどうだろう?
どこがどう羨ましいのだろうか?
自分がそうなれたとしたら、心から満足出来るのだろうか?
などなど、、
自分を知っていきます。
この時 創造原理を備えて 知ることは
通常の思考パターンの突破口になります。
※ 創造原理については こちらを参照
そのようにして
存在レベルで 自分を知っていくと、
今の自分自身に対して
心から自分に満足したい自分の願望が奥底にあるからこそ
羨ましい気持ちや嫉妬が湧くのだということ、
つまり
気持ちの湧きだす根源の想いに繋がります。
(読んで頭でわかるということより、実際に体感として、体験のなかで心で感じて分かることがパワフルです。)
自分の内側から湧くどんな気持ちも
すべてを糧にすることが出来ます。
誤魔化しや嫉妬などは
自分という存在の壮大さをしらないからこそ湧いているということ、つまり、自分に縦軸を入れることを知らないということです。
そして、
人生に起こる出来事に
適宜 縦軸を入れながら 過ごしていくと
どんな気持ちも 今ここからの自分を生きる糧にしていけるということが 分かってきます。
初めは 全くやり方の検討もつかないものでも、
数回やれば、そのうちコツがわかり、
数年やれば
息を吸うように 出来るようになります。
それは 失われることのない 生きる智恵となり、あなたの心を、あなたの存在そのものを、一生 潤し続ける 心の支えとなるでしょう。
共に『許可証』を 携え、生きていきましょう♡
ここから先は
人生を磨く過ごし方♡
豊かさの場所は、 「今ここ」を感じて過ごすときの心の内奥。 そこから湧きだす泉のような無限の創造の源に 真っ直ぐに繋がり 日々を過ごす。 …
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