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人でなし VS カルガモ親子

               1  梅雨時になると決まって放映される「カルガモのお引越し」。あれを嫌いだというと「人でなし」と罵られかねない。親ガモの後ろを列になってよたよたと小走りについていくコガモ達。それを大の大人が追いかける。朝から晩までしつこくどこまでも。  適度な距離を保とうと気を使ってはいるようだが、側溝の金網の隙間から落ちてしまう雛がいれば、持参したバインダーで穴を塞ぎ、迷子になりそうなコガモをなんとか親元へ誘導しようと試みる。  新天地にたどり着くまでの旅が

    • 鳥散歩 キジも鳴かずば

       健康維持のために早朝散歩をするようになった。緑ケ丘エッジコース・鴨巡りコース・野鳥の声コース・二丁目迷子コース等々。いくつかのパターンから、天候と足腰の健康状態に合わせてチョイスする。    今日は、田んぼ周遊コース。昨今、あえて農地や山林を取り込んで売りにする団地が増えているらしいが、ここは用地の関係で、結果的に中央公園脇と一丁目の真ん中に農地が残った。  9月に入っても残暑は厳しいが、高台にある宅地から農道へ降りると、稲穂を渡る涼やかな風が心地よい。やはり散歩は早朝に

      • 鳥散歩 1 鶯の囀りは深山へと誘う

         3月1日、鶯の初音。  今年は春の訪れが早い。初音はゆったりとしたフルートの音色。安定した正確な「ホーホケキョ」は、音楽教師の模範演奏のようだ。  こう鳴くのだよとお手本を示された後には、軽やかなピッコロが加わる。三寒四温、初心者の拙いホケチョも合流していよいよ春の訪れだ。  鶯の鳴き声は、ほかのどの鳥とも似ていない。ホトトギスがどんなに頑張って真似をしても、やはり偽物だ。  動物の鳴き真似といえば、江戸家猫八さん。一門の方が最初に披露するのは大抵「ウグイス」。だって鶯の鳴

        • 「御社の乱れ正します!」3~5話 ― 村井良大氏がたっぷり見られて超ラッキー!

          「笑顔が素敵なクソ野郎」  村井さんのために作ったような役ですよね。調子こいてるちっちゃい不倫男を丁寧に演じてくれていて、嬉しかったです。登場シーンの様子が「戦国鍋」のキャバクラで麗奈ちゃんに接待されてるシーンを彷彿とさせて懐かしかったなあ。  最近、ねっとり重くて救いのない番組が辛くなってきていたので、こういうドラマは大歓迎。メインキャラの3人が適度にスタイリッシュで肩の力を抜いて楽しんでます。    今回は、3話続きで村井良大氏がゲスト出演。こんなのめったにないこと。一

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           「戦国鍋TV」最強ユニット 信蘭の乱

           「ミュージックトゥナイト」の人気NO.1ユニット「信長と蘭丸」。この信長を村井氏が演じていた。 戦国鍋は、基本的に史実に基づいているのだが、このユニットは別格。持ち歌の「敦盛2011」では、「衆道説」に基づいたアブナイ歌詞の世界を、トークから楽屋まで持ち込み、ファンサービスの「そわそわ編」(痴話げんか編)と呼ばれる小芝居満載のバージョンまで作ってしまった。 「そわそわ」というよりは「あせあせおろおろ」。たぎる情熱のままに行動する、まっすぐでチャーミングな信長様。コケティッ

           「戦国鍋TV」最強ユニット 信蘭の乱

          「鍋」を巣立った役者達 村井良大氏を語ろう― 国宝級表情筋装備のノーブルな美顔

           「ちゃん」かつて「俺旅」という千葉テレビの番組の中で、相棒の佐藤氏は彼をこう呼んでいた。「村井ちゃん」が縮まってこうなったようだが。なんかしっくりくる。きれいで、うまくて、誠実そうで、庶民的。村井良大、素敵な役者さんだ。    「戦国鍋TV」がしゃれで作った音楽コーナー「ミュージックトゥナイト」のパロディユニット、「信長と蘭丸」。「信長」は、村井氏。「蘭丸」は、鈴木拡樹氏。「刀剣乱舞」の三日月宗近様は彼でなければ偽物と言われる、2.5次元界の「神」だ。持ち歌は「敦盛2011

          「鍋」を巣立った役者達 村井良大氏を語ろう― 国宝級表情筋装備のノーブルな美顔

          ミュージックトゥナイト ‐ 村井君七変化

          今回は、「戦国鍋TV」の中でも特に人気だった、「ミュージックトゥナイト」の、パロディーユニットの中から「押し」の村井良大氏が参加していたものを紹介しよう。ちなみに戦国鍋TVは、現在もTVKや、千葉テレビでエンドレス再放送中である。   「SHICHIHON槍」 加藤嘉明(孫六)  持ち歌は「シズガタケの七本槍」 最年少のメンバーとして、可愛さを前面に押し出して演じている。クリッとしたお目々の美少年。無邪気で人懐こい笑顔は好感度抜群。オープニングでソロを担当する3名のメンバーに

          ミュージックトゥナイト ‐ 村井君七変化

          「戦国鍋TV」考

           少年ジャンプ・サンデー・マガジン・チャンピオン、かつて隆盛を誇っていた少年漫画雑誌は、黄昏を迎えていた。今や立派なおっさんに育ったテレビマンたちが少年だったころ、親の目を盗んで夢中で読みふけった、ちょっぴりエロくてグロくてナンセンスな世界。あのノリで歴史バラエティーを作ったらどうなるんだろう。こうなった。と、これは当方の勝手な邪推だが、当初の戦国鍋はこんな感じだったのだ。  地方局放映の低予算企画ながら、初回からセンセーショナルだったこの番組は、回を重ねるにつれてじわじわと

          「戦国鍋TV」考