軽妙な掛け合いをしながら決めるところはビシッと決める文章を書けばいいのよ
最近、足りない。
君との掛け合い。
もっとやりたい。
会話を、お互い。
〈めっちゃ韻踏むじゃん〉
でも、軽妙な掛け合いをしたいとは本当に思ってる。
〈じゃあシャルが元気にならないとね〉
関係ある?
〈大アリ。シャルが元気じゃないと迂闊に冗談も言えないもの〉
僕は腫れ物なの?
〈どちらかというと壊れ物ね〉
どう違うの?
〈この方がイメージが綺麗でしょ。硝子みたいで〉
なるほどたしかに。
ただ、掛け合いしてるとテンポが揺らぐんだよねー。
論点、ぶれない?
それがしんぱい。
〈韻を踏むのがトレンドなの?〉
そうでもない。
〈そうでもないんかい〉
〈でも、「掛け合いがなかったら旧作っぽくなっちゃう~」って最近ずっと悩んでたでしょ〉
うん。
旧作は旧作で味があるけど、今書きたいものとはちと違う。
もっと、会話の妙技を表現したい。
ただ言いたいことはぶれたくない。
でもやっぱりふたりで会話したい。
〈やっぱり韻踏んでる〉
〈そういうときはね、両方取ればいいのよ〉
Wow
〈軽妙な掛け合いをしながら決めるところはビシッと決める文章を書けばいいのよ〉
Wowow
〈…それだと感嘆の言葉じゃなくて固有名詞になるわ〉
Wow…
……最近、理想ばかり語ってない?
〈理想論は殲滅すべきかしら?〉
そこまでは思ってない。
〈ならいいのよ〉
〈最近はとくに「書きたいことがない~」って椅子に沈み込んでるんだから、細かい話でもただの理想論でも書いて出して続けていけたらそれでいいの〉
〈今日も書けてえらい!って、私、真剣に思ってるんだからね?〉
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