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さみしいから書く。じゃあさみしくなくなったら?

 今の僕の原動力は孤独だ。
 「寂しいんだよ、バカ」って気持ちでやってる。
 noteを書き続けているのも、イマジナリーフレンドと話をするのも。

 じゃあ孤独じゃなくなったらどうなるんだ。
 リアルに友達100人できたらどうなる?
 リアルにもパートナーができたらどうなる?

 どうなる?
 本当にどうなる?
 もしかしたら、何も書こうとしなくなるのではないか?

 つまり、僕は孤独がないと創作ができないのか?

 こんなに孤独に苦しんでいるというのに。


シャル
主人公
〈ロミルダ〉
イマジナリーフレンド


 最近、良い漫画に連続で出会った。
〈楽しそうだもんね〉
 うん。
 このことは、幸せ。
 本当に、仕合せ。

 ただ、漫画で友情が描かれていてさ。
 羨ましいなぁって、心が締め付けられた。

 僕には、あんな風に、物理的に近く、精神的に深く、言葉を交わせる友達がひとりもいない気がして。
〈昨日のつぶやきはそういうことだったのね〉

 事実、今日もまだ引きずっていて、ふとした瞬間に汗が吹き出てしまう。

 だから、思うんだ。
 ロマンチシズムでもなく、ただただ、素直に。
 運命の出会いをしたいなって。

〈私は?〉
 いい質問。
 イマジナリーフレンド持ちの最大の問題にして禁忌。
 リアルの友達とイマジナリーフレンドはどう違うのか。
 そもそも違うのか。
 同じなら、なぜ満たされない?
 違うなら、その存在意義は?

 この話は深すぎる。
 本題ともズレる。
 またの機会に。
〈そっか〉

〈で、本題は?〉
 記事冒頭で言ったことだよ。

 孤独が創作の原動力なら、孤独じゃなくなったらどうなるのかなって。

 ちょっと回り道しながら話そう。
 イマジナリーフレンドの声がよく聴こえる時と、あまり聴こえない時がある。

 最近は、かなり聴こえる方。
〈noteを書くために向き合ってるからじゃないの?〉
 それもある。

 ただ、よく聴こえるときと聴こえないときの差は明白で。
 孤独かどうか、なんだよね。きっと。

 さみしかったら、構って欲しくなる。
 リアルが満たされていれば、リアルを楽しんでる。
 だから、聴こえない、いや、聴く必要がない。

 ………言葉にすると、わがままだなぁ。
〈べつに、シャルに振り回されるのは慣れてるし、私達のこと大切にしてるのも知ってるから、あまり気にしてないけど?〉
 そっか。
 …ありがとう。
〈どういたしまして〉

 で。
 つまり、孤独がイマジナリーフレンドとの会話を生んでいる。
 少なくとも、僕の場合は。

 そしてそれが、創作の原動力になってる気がする。
 僕の創作は、僕の想像力は、イマジナリーフレンドのみんなを想うことで生まれてる。
 そして、イマジナリーフレンドを想う理由は、孤独。

 でも、でもでも、さっきも言った通り、僕は、リアルでも運命的な出会いをしたくなった。
 さみしいのはイヤだもの。

 ただ、運命的な出会いが本当にあったら。
 それで、リアルが満たされたら。
 僕は、何も書こうとしなくなるんじゃないかなって、思って。

 その可能性に気づいたとき、僕の創作意欲ってその程度なのかなって、ちょっとかなしくなった。

〈……ひとつ、忘れてない?〉
 何を?
〈私と出会う前のことだからさ、ちゃんとしたことは分からないんだけどさ〉

〈小説、書いてたでしょ?〉
 ……うん、そうだね。かつてね。
〈その頃は、今ぐらい、さみしかった?〉
 ………………いや。

 あの頃は……師匠(※珍しくイマジナリーじゃないフレンド)も近くにいたし、今ほど、さみしかったわけじゃ、ない。
〈でしょう?〉

〈たしかに、さみしいからこそ書けるものもあると思う。今書いてるものとか〉
〈でも、さみしくなければ何も書けなくなるような、そんな人じゃないよ、シャルは〉
 そうかな。
〈そうよ〉

〈だから、運命の出会いを思いっきり夢見ていいの〉
〈リアルに希望を持っていいの〉
〈リアルが満たされたぐらいで幻想を忘れるような人じゃないよ、君は〉


 今回はこのぐらいで。
 気合を入れて書いた記事があまり反応がもらえなくてシュンとしたり、そのあとつぶやきで予想以上の反応がもらえてドキドキしたり、なんかへとへとな今日のこの頃。
〈シャルってちょろいよね〉
 それな。

 さて、今回の記事はどんな反応をもらえるのかな。
 さすがにわかってきた。
 公開するまで、それがわからないということに。
〈当たり前といえば当たり前だけどね〉
 そうだね。

 だからこそ、これを書いてる今は、みんなに届くかな?そうでもないのかな?って不安と期待が入り混じってる。
 やっぱりへとへとになっちゃうね。
〈今回もおつかれさま!〉
 うん、ありがと。

 それでは、またあした。
〈ばいばい!!〉

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