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自分からコメントできない僕を許して。

〈これ、おとといのつぶやきね〉
 そうだね……え、なに急に。
〈で、これ以降、どこかでコメントしてみた?〉
 ……いや、してない。
〈やっぱり〉


シャル
主人公
〈ロミルダ〉
妖精


 冒頭のつぶやきでロミィが言ってること、すごくわかる。
 コメントや、マシュマロ(cialにマシュマロを投げる | マシュマロ (marshmallow-qa.com))にメッセージが届くと、とってもうれしい。
〈いま、さり気なく宣伝しなかった?〉
 した!
〈認めるんかい〉

 で、発信をしている、いろんな人にとっても、大抵の場合、コメントはうれしいものなんだろうなぁって、想像できる。
〈「自分がされて嬉しいことは、他の人も嬉しい」?〉
 全部が全部あてはまるわけじゃないけど、そういうことだね。

 だから、コメントを心待ちにしている身として、いろんな人の発信にコメントをしてみよう!って、思う。
 思う、んだけど…。

 ……何をコメントすれば良いのかわからない。
〈んー、そっか〉

〈ねえ、シャルは、どんなコメントされると、うれしい?〉
 そりゃあ、なんでも。
〈心無いコメントでも?〉
 それはちょっと…。
〈ほら〉

〈「こういうコメントは困るなぁ」ってイメージがあるわけでしょ?〉
 言われてみれば、たしかに。
〈その逆は?「こういうコメントうれしいなぁ」ってイメージは?〉

 ……あんまりコメントもらったことないからわかんない。
〈そうね。でも、コメントじゃなくても、人と話をして、うれしかったこととか、あったでしょ?〉

 ……月並み、だけど。
〈うん、いいよ〉
 褒められたとき、かなぁ…。
 すごい!って言われたり、面白い!って言われたり。

〈じゃあ、シャルもみんなを褒めてみよう!〉
 うーん…。


〈……ねえ、実は、さっきから、あまり乗り気じゃない?〉
 えっ!?
 そ、そんなこと、、、
 ……あるかも。
〈やっぱり〉

〈あ、わかった〉
 え?
〈「コメントをしなければならない」って思い込んでるでしょ〉
 あ。

〈「コメントを欲しがる者として、他の人にもコメントをしなければならない」って思い込んでる。だから、一応この話に付き合ってる〉
 えっと…。
〈でも、ほんとは、やっぱり、あまり、コメントは得意じゃない〉
 うぐ…。
〈しかも、それでいてなお、「コメントをしようとしない自分はダメだ」みたいなこと考えてる〉
 あー…。
〈だからどこか上の空なんでしょ!〉
 ……バレてるっ!

〈でも……今回は、私がシャルにコメントを催促していたよね……ごめんね〉
 いや、ロミィは悪くないよ。僕がヘタレなだけで。
 やっぱり、コメントは、したほうがいいんじゃないかなって、思ってるよ!

〈……でも、コメントのためのコメントは、しなくてもいいよ〉
 えっ。
〈コメントをしたいって自然と思えたときに、コメントをすればいいんじゃないかな?〉
〈大切なのは、そう思ったときに、ためらわずにコメントすること〉
〈そういう気持ちでいればいいと思う〉

〈創作もコメントも、楽しめる範囲でやった方がうまくいくよ。きっと〉


 今回はこのぐらいで。

〈シャルってさ、コメントがないことを気にし過ぎじゃない?〉
 そりゃあ、いち発信者として、気になっちゃうでしょ。
〈まあ、気にしてしまうことを「気にするな!」って言うのは酷な話なんだけど…〉

〈でも、そこまで気にしなくてもいいと思う。旧作の頃と違って、ちゃんと読んでくれる人が、少しずつ増えてきたんだから〉
 ……そうだね。
 たしかに、そうかもしれない。

〈この記事も、たくさんスキがもらえるといいわね〉
 うん。

 それでは、またあした。
〈ばいばい!!〉

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