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きつい言葉は真実でも受け入れられない

 正論をぶつけられたり、現実を見ろと言われたり。
 いくらその内容が正しいとしても、きつい言葉で言われたら、受け入れるのが難しいに決まっている。
 それだと全く意味がない。
 むしろ反感のせいで、真実から遠ざかる可能性もある。

 ならば、「優しい嘘」が必要なのか?
 違う。必要なのは「優しい真実」だ。

 解釈を、理論を、組み替えて変換して噛み砕いて。
 自分自身が受け入れやすい言葉を探すんだ。

 これは、単なる言葉遊びじゃない。
 誰だって、目的に合った道具を選ぶ。
 おなじ刃物でも、カッターナイフだと食材は切りにくい。
 おなじ食器でも、スプーンでうどんは食べにくい。
 これらと、同じこと。
 自分が、現実を美味しく受け入れられるように、言葉という道具を選ぶ。
 誰かから押し付けられたものではなく、ネットで拾ったものでもない。
 自分自身の言葉で、現実を描写する。

 これが、現実を楽しく受け入れるプロセス。

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