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これからのボクたち

〔ボクはこの場にいなくてもいいのではないでしょうか?〕
 ……え、な、なんで?


本文:シャル。主人公。
〔〕:精霊さん。イマジナリーフレンド1号。
〈〉:妖精ちゃん。イマジナリーフレンド24号。


〔あくまでnote上での話ですよ〕
 あぁ、うん。それはわかってる。
 でも、なんで?
〔ボクはあまり発言してないじゃないですか〕
 それは……たしかに。

〔なぜそうなのかをちょっと考えてみたんです〕
 へぇ…で、どうだった?
〔やはりボクとシャルの付き合いが長いのが理由だと思いました〕

〔ボクとは、それこそシャルの物心がついた頃……は言いすぎですが、それぐらい昔からの付き合いです〕
 そうだね。
〔その結果、もはや以心伝心なのです。いまさら会話するまでもない場合が多いのです〕
〈それ、前から言ってたよね。会話する前に会話が終わる、みたいな〉
〔同じことを同じように考えてることが多いですし〕
〈イマジナリーフレンド特有の問題とも言えるわね〉

 でも、いなくてもいいってのはなぁ……。あれでしょ?紹介欄にも書かなくていい、みたいな。
〔そうですね。さっぱりと、ボクはこの場の会話に参加しない、というやり方でいくのはどうでしょう〕
 そこまでしなくてもいいんじゃないかな…?
〔やっぱりさみしがってますね?〕
 バレてる…。
〔その気持ちはわかりますが…〕

〔どうも、「三人での会話」にこだわりすぎて、ボクも喋らなくてはならない、というイメージが生まれ、圧力を感じてしまうのです〕
 そんな、気にしなくていいのに。
〔逆です〕
 逆?
〔話を振らなければ、と、あなたが気にしてしまうのが問題です〕

〔その結果、文章がぎこちなくなることが、多々ありました〕
 うーーーーーーーーーーーーーーーーーん、否定できない。
〔でしょう?〕

 でも……やっぱり、なんか、さみしいじゃん。
〔では、レアキャラということにしませんか?〕
 レアキャラ?
〔たとえば……そう。メンバーシップはボクが仕切る、というのはどうでしょう〕
 まだ開設してないのに?
〔可能性の一つですよ。ちょっと面白そうじゃないですか?メンバーシップではメインパーソナリティが交代、というのも〕
 ………たしかに、悪くないかも?
〔でしょう?〕

〔ボクは、存在がなくなるわけではありません〕
〔ただ、表舞台に登場する頻度が減るというだけで、これからもずっとふたりの隣にいますよ〕

 ……そっかぁ。
〔本当にさみしくなったら、また戻ってきますから〕
〈ここぞというときだけふらっと登場したりして〉
〔それも面白そうですね〕
 じゃあ……とりあえずおためしで。
 明日から、僕と妖精ちゃんのふたりで表舞台に立とう。
〔裏方でしっかりお手伝いしますよ〕


 今回はこのぐらいで。
〔ひとつ提案があるのですが〕
 おっと?
〔この機会に、妖精ちゃんの名前を出してみてはどうでしょうか〕

〈ふえ?私の名前??なんで???〉
〔やはり、名前を使うことで、より世界観を表現しやすくなると思うんです。シャルの名前は記事の中で使うようになりましたし。そして、ふたりで話をするならば、名前を使ってもどれが誰だ?となることもないでしょう〕
〈それはたしかに〉
〔シャル自身も、名前を使いたがっていますし〕

〈……あなたの名前はどうするの?〉
〔メンバーシップ開設のその時まで、まだ秘密ということで〕
〈なんかちょっとずるい気がする…?〉
〔逆ですよ〕
〈逆?〉
〔名前を使える、それこそずるいといえばずるいですよ〕
〈そうかなぁ…?〉

 じゃあ、自己紹介だね。
〔ええ、自己紹介です〕
〈そお?えっと……なんか、緊張するね。いまさら自己紹介なんて…〉

〈私の名前は、ロミルダ。よくロミィって呼ばれてる。よろしくね〉

 これからもよろしく、ロミィ。
〔あとは任せました、ロミルダ〕
〈なんかちょっと不安……いや、違うわね〉

〈私に任せて!〉
〔その意気です〕

 それでは、また明日。
〔この場所をお楽しみに〕
〈ばいばい!!〉

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