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小遣いの支出が96%減った理由を考察

結婚後出費が減っていき、気がつくと支出が独身時代に使っていた小遣いの96%減になっていたため、理由を客観的に他人事のように考察していこうと思います。 

まずは過去に遡ります。
独身時代、お金の使い方なんて何も考えてこなかった自分。もらった給料は、ある程度の使い道を決め、残りはほぼ小遣いとして使っていました。

給料日を迎えますと、明細表を片手に手作り家計簿に入力を始めます。
内訳は大体ですが、実家へのお金、保険や車のローン、ガソリン代、欲しいもの貯金 この辺りを手作り家計簿に入力。 残った金額は約7万円。 
さあ、これを何に使っていくのか・・・

給料日前に再び開く手作り家計簿。 
記録することが好きで、使ったものはその都度ほぼ入力します。 見返してみるとほとんどが飲食代や娯楽費です。 
さらにクレジットカード明細を覗くと、Amazonや楽天市場で買った、本当に必要なのかわからない小物やガジェット類。    
ジムにも通っていましたし、プロテインもまとめて大量に購入。
あっという間に7万円に到達。 
せっかく貯めた欲しい物貯金も、用途は決まっていないので足りなくなった娯楽費にしたり、貯めたところで結局は車の部品代であったり。
月末には大人しく家に籠ってしまいました。

ここで、今の自分に戻り、比較してみます。
まずは、夫婦でお互い小遣い3万円を振り分け。 

自分の小遣いは、ほぼ積立投資してしまう自分。 残った小遣いは5千円。ここから床屋代を引いて3千円。 別に自分のために使うわけではなく、本当に会いたい人達との交友費。余ったら人へのお祝いなどに使うための特設「プレゼント口座」へ入れます。
見事に独身時代の7万円から3千円へ。出費が96%減になりました。笑

ここから、この変化について考察していきます。

まず変化した部分として、当然ですが「意識」。 
自分に使おうとは全く思わなくなりました。
理由としては、まずは物を全て片付けたこと(こんまりさん流) 
そこから勢いに乗り、趣味も片付けました。
今までは野球にスノーボードに登山にカメラにApple製品に(趣味なのかわかりませんが)車にバイクに自転車にランニングに旅行etc。
お酒にもかなりの金額を費やしてきました。
片付けを終えた今、自転車さえあれば人生楽しいと思っています。
この片付けが出費に影響したことは間違いないと言えます。

次に、単純に歳をとってきて落ち着いてきたこともあるかと考えました。
しかし、自分の周りの同年代は人にも寄りますが、出費が多い方が比較的多くいらっしゃると感じます。歳のせいだけとは一概には言えません。

続いて、欲しい物はほとんど揃えたという「気づき」です。 
独身時代にあれほど物を買っても、何かが足りないと常に思っていました。
でも、買うと似たような物が家から出てきたりもしました。
趣味についても、何かをやらなければ、新年迎えたから新しいことを始めよう、なんて無理に増やすだけ増やしていきました。

こんまりさんの片付けの本を読んでから初めた、実家や身の回りの整理。
片付け後に、ふと気がつきました。 「自分は人生の買い物を全て終えた。」

この感覚って、長い目で見れば、すごく価値のある財産なのではないかと思うようになりました。

少し欲しいと思う物が出てきても、「いや、自分には全て揃っている。何不自由ない暮らしができている。」という感覚が頭によぎり、よほど必要なものではない限り、物を増やすことはなくなりました。

ここまで考察した結論としては、
「自分は人生の買い物を全て終えた」でした。

そのために大事なことは、まずは身の回りを片付けること。それから、残った物たちに感謝すること。
そのあとは、気がついたらAmazonや楽天市場のアプリはログアウトして消去している自分に出会えます。

独身時代の金銭感覚が全て間違っているとは思っていません。あの時こだわって揃えた物が今の自分を大いに助けてくれていますし、出掛けたり遊んだりした体験や記憶は、一生の財産となっています。まあ、お酒に関しては失うものも多く、間違った使い方の部分が多いと思いますが、、、。
だからこそ今の自分がいる。今までの自分には感謝しています。
そして、身の回りにいる人への感謝や尽くしてくれる物への感謝も忘れずに生きていこうと思います。

財布からお金を出そうとした時には、
「いや待てよ、自分は人生の買い物を全て終えたんだった。」と思い出し、今後も今ある物達と一緒に楽しく生きていこうと思っています。


写真:一生の思い出のハッピーハネムーンケーキ
「男鹿半島 海と入り陽の宿 帝水」


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