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昨日はついに新しい赴任先へ出社。
夕方の会議出席がメインだが、事前の打ち合わせのため13時に行くことに。
時間が中途半端だが通勤経路の雰囲気はどんな感じなのか早く知りたかった。地下鉄から乗り換えて東海道線の「新快速」に乗った。今までにもそれに乗ったことは何度もあるが通勤として乗るのは初めて。マジマジと車窓からの風景を眺めていると思わず独り言で「早っ」と呟いてしまった。本当にスピードが速い。が、しかしその速度を持ってしても大阪から京都まで30分はかかる。やはり遠いところなのだ。
京都駅に着くとまず目についたのが思った以上の人が少なさだ。
東京や大阪では「緊急事態宣言」の影響を受けて人が減ってるような感じはしなかったが京都駅ではそれを異常に感じた。また駅に隣接しているレストラン街もいくつもの店舗が臨時休業しており、ここでの飲食業界の影響度の大きさを感じた。これが観光の街の宿命なのか。
あまり腹は減ってなかったが、とりあえず昼メシということで「からしそば」というメニューに惹かれ、ある店に入る。

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ハマムラらしいが枕詞に「京の中華」とある。
そうだったのか、ハマムラと言えば心斎橋からちょっと入ったところにあるところしか知らなかったので、てっきり大阪だと思っていたが、京都だったとは。食べログで調べたら、心斎橋の店は閉店してるようだ。
その後、着任先の周囲を歩いたりコーヒーを飲んだりして時間を費やし、約束の時間10分前に着任先へ出向く。

社内に入った印象はまずは一瞬明るく感じ、事前に聞いていて少し固定化してた嫌なイメージとは違った。ただそれは目に入った情景だけなのでまだなんとも言えない。
しかし窓がないことはこれからジワジワと身に染みるかもしれない。
責任者や担当者の方々等、何人かと話した後、機関決定する会議に出席。事前に決められたように進行され、何事もなく終わった。
用語の違いやその進め方の違いなど、当たり前ながら違和感を覚えるところはあったものの、内容について今まで私が関わってきたこととそんなに大きく離れておらず、また中身についても突っ込みたい箇所もあったが、初日でもあるし実態として私がその立場なのかどうかわからないため様子見に徹した。
その後、社内を案内してもらったが、今までもあったように他のグループ会社の同じような現場に見学に来るような感覚で見てしまった。当たり前だが今まで私が見ていたスケールのそれとは全然違うし、そもそもその現場はここでは直に私の配下にない。なので客観的に冷静な目で見ている自分がいてるからか。こちらもまだお客さん気分なのか、この現場が抱えてる問題は何か?それをいち早く把握したい!それをすぐにでも解決したい!とまではすぐには思えなかった。
現段階では大きな問題を抱えているような部署はないらしいが、ただどの組織にも全く問題がないということはないだろう。それを把握できず放置してすれば、どこかの時点で臨界点を迎える。そんな当たり前のことをなぜか社内を案内してもらって具体的ではなく漠然と感じた。

その後、責任者の方と話す。
私の方から本日感じたこと、疑問点をいきなり「ド直球」でぶつけたりした。なのでどうその方が思ったかはわからない。
警戒されたか?
お手並み拝見と思われたか?
大口を叩くやつと思われたか?
口ほどにたいしたことなさそう
と思われたかも。
いずれにせよ、そもそも本来は対立軸ではないし当然ながら共に手を携えこの組織をよくし収益を上げていくことがお互いの最大のミッションである。
しかしながら個々にはここで働いている背景が違うのでそれなりにリスペクトし合いながらも、健康的な良いフリクションを起こし、良い緊張関係は保つ必要もあるはずだ。
そんな思いを込めたやりとりになったのかもしれない。

帰りは私と入れ替わりに東京に戻る先輩とおおきな意味で背景を同じくする方と20時までの短い時間であるが情報交換の場を持ち、非常に有意義に過ごせた。

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昼からとは言え、全く新しいところで新しいミッションが始まった日。さすがに疲れたかもしれない。

そして京都駅から帰宅。
やはり1時間半近くかかる。
夜に京都から大阪へは通勤ラッシュのベクトルとは逆なので、そんなに混んではいないからマシと言えばマシだが。
車内では今夕の私の異動の発表を受け社内のリアクションはどうか等、これまでの部下たちとLINEでやりとりしていた。

ごくわずかな親しい部下以外の人たちは昨夕、初めてこのことを知った。どんなリアクションがあったのか確かに気になることは気になるが、当初思い描いたほどは気にはならない。むしろ第三者的に、言葉を選ばず言えば、野次馬的に知りたいだけなのかもしれない。
なぜならかつての組織やポジションに未練みたいなものは徐々になくなりつつあると言うか、それを断ち切るために時間をかけてきたし、もう「過去」と割り切れるように懸命に努力してきたからだ。
私からすればもう1ヶ月以上も前にこうなることを知らされ、あまりの理不尽さに怒り悲しみ嘆き苦しみ、でもこのnoteに綴ってきたように少しずつ前向きに捉え立ち直り、そういった長い道のりを経てついにこの日が来たのだ。

そんなやりとりをしていたらすぐに大阪まで着いてしまった。意外とこれからも長い通勤時間はそんなに苦痛ではないのかも。京都で単身赴任するという選択肢もなくはなかったが、やはり大阪の自宅に住むことに決めたことは良かったと思う。それに今後、リモート化がより一層進むはずだし、ますます住むところは場所を選ばなくなるだろうから。

余談だが自宅でのゴミ出しの仕方が厳格で難しい。その件で家人にどやしつけられた。
公私ともども慣れないことばかり。
でも何度も経験してきた「新しい生活の始まり」
これはこれで新しいルーティンを今から作り上げていく感じに懐かしさと心躍るものがある。
まだまだ色々と大変なことはあるだろうが、苦しんで来た分、初日に関してはとにかく良いスタートを切れたように思う。
今日はラフな格好で遅めではあるが朝から出社だ。どんな一日になるのか、どんな発見があるのか、楽しみである。

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