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ルクセンブルク大公国「世界一お金持ちの国」に行ってみました
こんにちは、
ドイツ・ミュンヘンで留学生活を送る大学生、桜です。
去年、秋も深まりつつある頃、ドイツから電車でルクセンブルク日帰りの旅をしてきたときの旅行記です。
ルクセンブルクってどんな国?
突然ですが皆さん、世界で一番お金持ちの国はどこだと思いますか?
有名どころでいうと、スイスだったり北欧諸国だったりアラブの石油国だったり・・・
ですがタイトルの通り、GDPが示す本当の1位は、ルクセンブルクなんです。
その理由は国土の位置にあります。
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ドイツ・フランス・ベルギーに囲まれたこの小国は労働力に困ることがなく、人口が少ないため一人当たりのGDPが高くなるのだそう。
1948年にベネルクス関税同盟を発足させ現EUの間接的な起源となったのも、このルクセンブルク。
また観光としてはなんといっても、
小さな町に詰め込まれた美しい渓谷の景色と世界遺産の要塞群や旧市街が見どころ。
そんな国、ルクセンブルク大公国を、今回は旅します。
ドイツから電車で入国
バイエルンに学生として住む私は、ドイツ中の電車が乗り放題の49ユーロチケットを、さらに割り引かれた29ユーロ(約4500円)で買っています。
そしてこのチケット、近隣諸国の隣接する町までは国内カウントで行くことができるという裏技があり、
ストラスブール、ザルツブルク、バーゼルなどは実質無料で行くことができます。
そして今回のルクセンブルクもその町のひとつ、
まるで国内かのように、電車ですんなりと入国。
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駅構内の不思議な世界地図?の絵を見ながら外へ。
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この駅舎、デザインはドイツ人だそう。
ドイツでよく見る正面がアーチ型の駅舎です。
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駅前の道を歩いてみます。
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何となく建物が少し古い気がしますが、それでも綺麗に維持されている印象。
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何より私が驚いたのは、写真でも十分伝わるくらい、道路が綺麗。
富裕国は道も綺麗なのかと感動しました。
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そして、なんと一度も物乞いの人に会いませんでした。
実は、所得格差が少ないのもルクセンブルクの特長だそう。
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旧市街へ
さて、橋を渡って旧市街エリアへ。
ペトリュス渓谷
アドルフ橋を渡りながら日の差し込む美しい渓谷を見下ろしました。
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渓谷越しに見える広場も日本の城の石垣のよう。
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憲法広場
その広場がこちら。
手前には立ち並ぶルクセンブルク国旗が、奥には戦没者の慰霊碑が見えます。
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要塞沿いに歩いて旧市街へ向かいます。
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そして通りがかったここは、「ルクセンブルク正義の宮殿」。
いわゆる裁判所らしいです。
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中世の雰囲気が漂う旧市街
だんだんと旧市街エリアへ突入、
中世を思わせる、異国情緒漂うクリーム色の街並みを歩きます。
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ルクセンブルク語、フランス語、ドイツ語を公用語としているルクセンブルクですが、
少なくとも私が見た中では表札や看板はほとんどフランス語でした。
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旧市街の目玉エリアを見渡せる場所へ、坂道を降りていきます。
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曲がり角にはスペイン門という門が。
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城塞都市への入り口の一つだったんですね。
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黄色に染まった銀杏並木を歩きます。
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崖から見下ろす古都
急な坂をどんどん下っていきます。
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するとついに、このパノラマビューが。
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要塞に守られた町と教会。
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町の中には小川が流れ、優雅な雰囲気に満ちています。
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要塞はこんな感じで結構な高さの断崖絶壁。
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一番下まで降りてみることに。
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町の建物のほとんどがこんな風にクリーム色で、別世界に来たかのよう。
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城壁を見上げると圧巻
降りてきました、小川のほとりを歩いてみます。
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城壁を見上げるとこの高さ。
流石は世界遺産、時代を思わせる巨大な壁、という感じがします。
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ルクセンブルク大公宮
続いてやってきたのはこちら、
ルクセンブルク大公が現在も官邸として使う、ルクセンブルク大公宮。
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ここ、ナチスドイツの支配下時代はナチスのコンサートホールとして使われ、正面にはでかでかと鍵十字が掲げられたそう。
ノートルダム大聖堂
最後に向かうはノートルダム大聖堂。
実はこの日じゅうずっと要塞を上ったり下りたりして、Googleマップが指し示す地点を探しまくっていたのですが大聖堂の気配が全くなく・・・
何かおかしいなと思ってその地点に立っている建物に近づくと、
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「グーグルマップは間違っているよ!うちは大聖堂じゃないよ!」
という張り紙が。
これ絶対同じ間違いする人いるよな・・・
と思いながら、その張り紙が教えてくれた正しい住所へ。
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やっと到着。
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ストラスブールのものなどに比べると小さめの大聖堂で、
しかしステンドグラスがとてもきれいでした。
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帰独!
最後に腹ごしらえにマクドナルドへ行って、今日の旅はおしまい。
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スズメがじーっとこっちを見ていて可愛かったので撮りました。
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ここから旧市街を出て、中央駅方面へ。
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中央駅到着。
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よく見たら、駅の電光掲示板も二言語表示でした(フランス語、ドイツ語)
そういえば、ルクセンブルク語って見てないかも・・・?
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世界一裕福な国ルクセンブルク、どれだけ豪華絢爛なんだろうと期待していましたが、
いい意味で裏切られました。
美しい自然と歴史を感じる旧市街、そして一日で回れてしまうほどの小さなエリアに城塞都市が収まっているこじんまりとした町、
ルクセンブルクという得体のしれない国を好きになった日でした。
私の住むドイツでは、今日からDBのストライキが行われていて長距離移動ができません。
終わるまではおとなしくミュンヘン内で過ごそうと思います・・・
それではまた!
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