【東欧旅行記】 ブラチスラバ 廃れた街も意外と好きかもしれない
こんにちは。
ドイツ・ミュンヘンに留学中の大学生、桜です。
前回に続く私の東欧旅行記、今回はウィーンから東へ少し足を延ばして、スロバキアの首都・ブラチスラバにやってきました。
この旅程を組むまではよく知らなかった、ブラチスラバという町の魅力と感じたことを書きます。
ブラチスラバ城
ブラチスラバの観光地と言えば、このブラチスラバ城。
「裏返したテーブル」と呼ばれるこの城、行ってみてなるほどこれは言い得て妙だ。
逆側も同じようになっていて、四本の塔がテーブルを支える支柱、というわけです。
これは一度消失して20世紀後半に再建されたものらしく、また美しい真っ白な外観も、2000年代に塗り替え工事が行われたのだとか。
しかし、何はともあれ内部の庭園と城から見下ろすドナウ川の展望は、目を見張るものがありました。
かつてハンガリー帝国に属していたスロバキアと、オーストリア帝国に属していたスロバキア。
第一次世界大戦後両国は一つの国として独立し、第二次世界大戦中にナチス・ドイツの支配を受けるもソ連による解放ののち社会主義国家に。
二つの国に分かれたのは、ほんの30年前の1993年です。
一時期同じ国だったとはいえど、チェコとスロバキアではやはり旧市街の規模から交通機関の充実度から何からまるでレベルが違いました。
これは城にも当てはまり、直前に訪れたプラハ城と比べても、規模や豪華さ、荘厳さでいうと少し見劣りするかな、という印象でした。
青の教会
こちらはおそらく日本人がとても好きそうな、写真映えにはもってこいな教会です。
正式名称は聖エリザベス教会。
その見た目から、The Blue Church(青の教会)として知られています。
訪れた印象は・・・
普通の教会かな?という感じ。
それでもこれを建てたのは、あのガウディと肩を並べる有名な建築家だそうで…(という予備知識だけ携えていったものの、建築に明るくない私はそうなんだ~という程度)
ただ、初心者にもわかるくらいそのペールブルーの色とメルヘンな装飾は、お菓子のお城のようでヨーロッパでもなかなか見られない可愛らしい外観でした。
中も見慣れたいつもの教会とは違って水色と白色で可愛らしく装飾されていて、こんなところで少しロココ調のドレスを着て結婚式をしてみたいな、と思ったり…
そういえば私、西洋の肖像画の艶やかなドレスを眺めるのが大好きで、
ウィンドウショッピングをする感覚で、ハプスブルクの有名な人から無名な伯爵夫人の肖像画を見漁るのですが、
中でも青いドレスは何か特別に魅力を感じさせます。
例えばポンパドゥール夫人の一番有名な肖像画の、ピンクリボンがふりふりの青いドレスだったり、イサベル・フランシスカ・デ・ボルボンというスペインの公女の有り余る布と弛むレースが美しい青いドレスだったり…
そんなことを思いながら教会の写真を撮っていました。
おじさんとツーショット!?
旧市街の入り口あたりにある、ちょっとおもしろい観光スポットが、
マンホールおじさんです。
ほかにもブラチスラバの旧市街には、たくさんの面白い銅像があるらしく、
このマンホールおじさんはその中でも特に有名だそうで。
どこか廃れた街並みと、激安の服
滞在時間が短かったので、とりあえず街を歩いて終わるという感じだったのですが、
先述の通りブラチスラバの街は閑散としていてどこか廃れた印象。
人が少なく、人が住んでいなさそうな建物も結構な頻度で見られる街でした。
事前に少し調べてみた情報では、従来農業国だったものの最近は西部を中心に自動車産業・電子機器産業を取り入れつつあるのだとか。
もしかしたら、さっき城から遠くに見えたビル群あたりがそうなのかも?
そしてスロバキアでの最大の収穫が!
この古着屋さん、なんとほとんど全商品1~3ユーロと破格のお値段。
私も1ユーロ=約160円のニットを手に入れました。
そういえば、ブラチスラバはマクドナルドも安かった気がする。
東欧の良さはなんといっても物価の低さ。
といっても円安なので何とも言えませんが(笑)
そして街をひたすら歩き、バスターミナルで次のハンガリー・ブダペストへのFlixBusに乗ったところで、ブラチスラバ編終了です!
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