武田 元SAPIX6年αブロック担当(現中学受験算数家庭教師)

元SAPIX6年αブロック・SS志望校麻布コースなど担当をしていた算数講師です。 現在は算数の家庭教師を行っております。現在の中学受験が『元々出来る子が上手くいく受験』であることを変え、中学受験が子供の将来に繋がるようお手伝いができればと活動しております。

武田 元SAPIX6年αブロック担当(現中学受験算数家庭教師)

元SAPIX6年αブロック・SS志望校麻布コースなど担当をしていた算数講師です。 現在は算数の家庭教師を行っております。現在の中学受験が『元々出来る子が上手くいく受験』であることを変え、中学受験が子供の将来に繋がるようお手伝いができればと活動しております。

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最近の記事

【中学受験 過去問】過去問を行う意味と外してはいけないポイント

夏期講習も終わり、ついに本格的に終盤に向かっていくことになります。日曜演習も始まる中、過去問も解いていく時期になったということです。SAPIXだけでなく、家庭教師を行う際に様々な塾に通われるお子様を通して過去問について感じる内容をお伝え致します。 色々な塾での過去問についての捉え方SAPIXで指導をする中で校舎内ではよく 『過去問は過去に出題されたものだから、もう二度と出ない』 という趣旨の話しを耳にしました。そのため、過去問を大量にこなしたりすることで多大な時間を割くこと

    • 2025年度 新規指導依頼募集停止のお知らせ

      いつもご覧頂きありがとうございます。 募集停止のお知らせ2025年度(2024年2月1日〜2025年1月31日)の指導枠が一杯になりましたので、新規指導依頼に関しては募集を停止させて頂きます。 今後についてウェイティングや学習相談は今後も可能です。 下記よりお問い合わせをお願い致します。 2026年度について2026年度(2025年2月〜2026年1月)の指導枠については下記を御覧下さい。

      • 【中学受験 算数】弱点補強という名の誘惑

        様々な保護者から相談されたり、さらにネットを見れば『弱点補強』と銘打った勉強法などが本当に沢山目に致します。 昔から言われている勉強法のため、『弱点補強』という勉強法が保護者にとっては魅力的に見えるのかもしれません。 しかし、こと中学受験においてはこの『弱点補強』というものはほぼ意味を為しません。今回は何故『弱点補強』に意味がないのかとそこから見える問題点をお伝え致します。 基本的に想定してお伝えしている学年は6年生です。 弱点補強という勉強法ほとんどにおいて『弱点補強』

        • 【2026年度 指導枠】2026年度からの指導枠の予約について

          2026年度(2025年2月〜2026年1月)での指導枠の予約を募集致します。 9/30⇒募集人数変更 募集人数5人⇒4人⇒2人 現在、日曜日での新規募集のみ行っております。 そのため指導希望でもスケジュールが合わない方で2026年度からの指導を希望される方への指導枠の予約を受け付けております。 体験授業まで行い2月から行われると決めた方で上記の人数分お受け致します。 ご希望の方は下記からお問い合わせをお願い致します。 その際に、【2026年度希望】と記載をお願い致

        マガジン

        • 中学受験への考え方
          7本
        • 難関校SS特訓(サンデーサピックス)の使い方
          2本
        • SAPIXの使い方
          17本
        • 卒業生と保護者様の声
          4本
        • 問題分析
          3本
        • 武田について
          4本

        記事

          【SAPIX SS】難関校SS特訓(サンデー・サピックス)志望校別講座について

          夏期講習も終わり、9月から学校も再開しほぼどの塾でもいわゆる『日曜特訓』と考えられる授業が追加されます。SAPIXでは『難関校SS特訓(サンデー・サピックス:以下SS特訓)』が今年も始まります。以前に『単科講座』についてお伝え致しましたが、今回は『志望校別講座』についてお伝え致します。内容的には6年生のご家庭よりも、その前の5年生までのご家庭が6年になった際にどうすべきかを判断するためになると思います。 SS特訓の概要時間: 9:00〜18:45 講座: 志望校別講座・単

          【SAPIX SS】難関校SS特訓(サンデー・サピックス)志望校別講座について

          【中学受験 算数】6年生の夏期講習の目的

          一般的には夏期講習は受験学年である6年生の大きな山場であると言われています。 しかし、あまり夏期講習の目的を保護者が全て理解しているわけではないためお伝えいたします。 算数において夏期講習の位置付けからの目的他の科目においてもある程度言えることですが、特に算数において言えることは夏期講習の内容は『全単元の総復習の2回目』ということです。 6年生の算数のカリキュラムは2〜7月までで1回目の総復習を行います。そして2回目がこの夏期講習になるわけです。 上位校を最終的に目指す場

          【中学受験 算数】6年生の夏期講習の目的

          【中学受験 環境】受験を優先できない家庭

          SAPIX時代はそれほど関わらなかったためあまり意識していませんでしたが、家庭教師を始めるといくつかのご家庭に見える特徴が気になりました。受験が上手くいかない状況に大きく関わるように感じたためお伝え致します。 6/23 修正加筆致しました。 中学受験を最優先にできない家庭私は中学受験の結果で人生は何も決まらないとは考えています。いますが、それでも中学受験をするのであれば何事において最優先で行わなければならないとも同時に思っています。 しかし、近年この意識に欠けたご家庭を

          【中学受験 環境】受験を優先できない家庭

          【SAPIX 算数】合否の分かれ目、5年生の9月からの算数が入試の結果を左右する理由

          中学受験における算数という科目は合否を分けると言われています。そのため、保護者の方も算数を重要視して頂いているとは思いますが、非常にもったいない状況になっているご家庭が多く見受けられます。今回は、その原因を説明しどう解決したら良いのかをお伝え致します。 本当の山場多くの保護者が算数だけでなく全ての科目において、受験直前の6年生夏期講習以降を重要視されていると思います。私も6年生で『大逆転』や『下剋上』(下剋上受験が流行った時期ですね)などの文言が毎年数名の面談アンケートには

          【SAPIX 算数】合否の分かれ目、5年生の9月からの算数が入試の結果を左右する理由

          【中学受験 考え方】方法論の限界

          SAPIX時代も家庭教師を行う形になっても常に保護者から聞かれることがあります。その一つに『良い方法を教えて欲しい』ということです。 聞かれてくる気持ちは非常に良く分かりますが、こういった方法論は中学受験においてはほとんど意味をなさないことになってしまいます。 その理由と本当に必要なものは何なのかを説明致します。 6/1に蛇足を追加致しました。 方法論よりも大事なこと方法論よりも大事なことは何かというと『本人の気持ち』です。また、精神論かと思われると予想していますが結局の

          【SAPIX 春期講習】2月の改変から生じた違和感について

          以前の記事にてSAPIXが2024年2月から改変を行ったことをお伝え致しました。それに伴ったことが理由として大きく感じる違和感を春期講習中に感じてしまいました。私の想定していた影響範囲の見積もりは甘かったのかもしれません、より皆様のお子様に影響があるかもしれないです。 春期講習で感じた違和感私が感じた違和感は6年生の授業で『アプローチ』ではなく『実戦編』を使っていたことです。 校舎として『実戦編』を使うなどの統一したルールがある校舎もありましたが、今回の話しはそういう理由以

          【SAPIX 春期講習】2月の改変から生じた違和感について

          【SAPIX 特別講習】GS特訓(ゴールデンウィーク・サピックス)の意味のある受け方

          毎年GW期間中に6年生対象のGS(ゴールデンウィーク・サピックス)特訓(以下GSと呼称)が行われています。今回はこの特訓の意味や効果的な受け方をご説明致します。 GS特訓の概要日数/授業時間 日数→3日間(2025年度は5/3(金)〜5/5(日)) 授業時間→70分/1コマ(9:00〜17:00、間に1時間の昼休憩あり) コマ数→午前・午後で3コマずつ、計6コマを3日間で18コマ 科目 算数・国語→一日に2コマずつ(午前午後に1コマづつに分かれます) 理科・社会→一日

          【SAPIX 特別講習】GS特訓(ゴールデンウィーク・サピックス)の意味のある受け方

          【2024年度 中学受験】保護者様からの声

          最後までお子様の中学受験への伴走をご協力頂いた保護者様から贈られた声をご紹介致します。 お子様からの声はこちらになります。 2024年2月Nくんの親御様保護者様から見て私はどんな講師に思えましたか? ・依頼前にHPを拝見した時点では、「厳しくて怖そう」と思いましたが、実際にご指導をお願いすると、厳しいながらも子どもに対してはフェアで情が厚く、怖くはありませんでした。子どもとも、親しみもありながら適度な緊張感があって、親の言葉だとなかなか届きにくい、姿勢やマインド的な部分も

          【2024年度 中学受験】保護者様からの声

          【2024年度 中学受験】卒業生の声

          最後まで頑張ってくれた卒業生から贈られた声をご紹介致します。 保護者様からの声はこちらになります。 2024年度2月卒業生N・Hくんあなたにとって私はどんな講師に思えましたか? 見た目によらずなんだかんだ言って面白いというギャップを持った先生で、少し厳しいところもある講師 中学受験を通して『成長』出来たと思うことはありましたか? 勉強をやるときの抵抗感が減って、時折に勉強が楽しく感じることができるようになった 今から考えたら『こうしたら良かった』と思うことはあります

          【中学受験 算数】4年生の内容の重要さ

          かつては4年生までは学習習慣さえ持てていれば後からでも何とかなると私は考えておりました。 しかし、一人塾を行っていた頃には全く感じなかった違和感をSAPIXに所属してから何だかモヤモヤと感じ、コロナ禍を経て感じた理由をハッキリと理解致しました。中学受験の結末は6年生2月です、しかしそこまでにはほぼ結末は決まってしまいます。最後まで望みを持ち受験をなさるために、ぜひ4年生から意識して頂きたいことをお伝えさせて頂きます。 感じてしまう違和感私が感じていた違和感が何なのかというと

          【中学受験 システム】4年生で起きている現実

          SAPIXにおいて、募集停止になる前に入塾する流れから低学年からの通塾が増えています。しかし、中学受験の内容を本格的に学習しだすタイミングが4年生からになることは20年前から変わっておりません。 しかし、個人的にその4年生の現状が非常に危険なことになっていると感じています。今回はその内容をお伝えさせて頂きます。保護者はその危険さを知って、対処をご検討頂くことを強くオススメ致します。 4年生の現状4年生が現状置かれている状況は一言で言えば、『ムチャクチャ』に尽きると思います。

          【中学受験 システム】4年生で起きている現実

          【雑記】武田の理由

          新年度になり新たなスタートが始まりました。様々なご家庭と体験授業や継続的な指導を行う中何度か『先生は本当に時代や社会と真逆なんですね』や『中々極端な方なのですね』と言われることもあり、その通りだと思うのですがでは何故私がそんな考え方なのかを説明するのも一つだと思いました。 注:今回は完全に受験とは関係のない雑談です。それと長文の上、乱文です。ご注意を。 2つの原体験何故、私がこれほど極端な考えで指導をするのかというと2つの大きな原体験が関わっていると思います。