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「これ、今やった方がいいですか?」に隠れた気持ち

「ママ、明日のクラスまでに読んでくるように言われた本があるんだけど、今のうちに読んだ方がいいと思う?」と夕食後に息子が神妙な顔つきで尋ねてきた。

「そうだね。明日までにって言われてるんなら、今読まなきゃいけないんじゃない?」そう言いたい気持ちにブレーキを掛けて

「そっかぁ~。今読んだ方がいいかどうか、判断に迷ってるんだね」と会話を始めた。

。〇。:・*☆*・:。〇。:・*☆*・:。〇。:・*☆*・:。〇。

「これ、今やった方がいいですか?」
「この資料、急ぎですか?」
「宿題、今やった方がいい?」

これらを言う人の気持ちの半分以上はタブン「今はやりたくない/できない(からやらなくていいって言ってほしいな)」という気持ちで出来てるんじゃないかなって私は思うんだよね。

でもね、そんな「今はやりたくない」気持ちをくんで返事を出来る人と
「やるべきかどうか」だけの判断で返事をする人がいると思うんだよね。

社会に出たらなかなか前者ってわけにはいかないのかもだけど、学校の先生や子供の親御さんは前者であってほしいなって思うのね。少なくても、特別支援クラスの担当の先生はそうじゃないと大変な事になると思うんだよね。

というのもね、
例えばルールに従う事を良しとする傾向が強いアスペルガーとかの自閉症のある子の場合「やりなさい」って言われた事に自分をなんとか当てはめようとするんだよね。特に、白黒/0-100思考が強い子だと「やらなきゃいけない!」って自分を追い込んじゃう…。

「やった方がいい?」に隠れてた、
「自信がない」
「今はやりたくない」
「今は時間がなくてできない」
「今は他の事をやりたい」
「もう少し時間をかけてやりたい」
「アドバイスできる人とやってみたい」
って気持ちより「”やりなさい”という指示に従いそれを是が非でもやり遂げる事」を優先しちゃうから、「できる」「できない」の狭間でパニックを起こしちゃったり、疲労困憊でオーバーヒートしたりしちゃうんだよね。


だからね、「これやった方がいい?」っていう問いには「どう思う?」って気持ちを聞き返したり、一緒にその気持ちを見つけようとしてほしいな。(もちろん、自由回答形式の質問(Open-ended question)に答える事が難しい子には、選択肢を提示したりと、その子がわかりやすい方法で…)

そうするとね、「やった方がいいと思うけど○△だから…」ってもしその子がこたえたら、きっとその「○△」に大切な手掛かりが隠れてると思うから。

こんな風にね、「はい、今すぐやりなさい」の様なYes/Noで質問にそのまま答えるんじゃなく「なぜそれをきいてきたのか?」を知る。それが発達障害の子供を知る上で大切だと私は思うんだよね。

その気持ちに自ら気づいたり、
その気持ちを表現することが苦手な子たちだから。

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アスペルガー症候群と診断された息子チャビの母です。 「このまま日本にいたら息子に明るい未来はない」と一念発起し、障害のある子にとってより良い支援環境があるアメリカに移住してきました。障害のある子の母として支援者として、私から見た息子やアメリカの支援について書き残して行こうかなと。

コメント3件

夏休みにこういう記事をゆっくり読み、ゆっくりと子どもと過ごせて、よかった、とおもいました。もっとたくさん、子どもとお話をしたいとおもいました。ありがとうございます。
るんばさん、こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
夏休みって、親として私は正直うんざりしてたんですが(笑)、「たくさん話せる時間」って考えると夏休みの印象が変わってきますね!素敵な視点、ありがとうございます!
いい事 書いてらっしゃいますねっ。
うん。うん。
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