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「何度同じことを言わせるの?」への私の回答

ツイッターで流れてきた画像ツイート。

やさしいパソコン教室
100回同じ質問をしても
100回笑顔でお答えします

といったパソコン教室の看板。
「やさしい…」というツイート主さんのコメントがついてたんだけど、これって優しさなのかな?

確かに、自閉症の人が安心を得たい為に同じことを繰り返しきいた場合に笑顔で応えてもらえたらありがたいし、痴ほう症の方が同じことを毎日質問するケースでも、「昨日も同じこと言ったでしょ!」って叱られるよりはいいよね。

それに、「あれ?これってどうするんだっけ???」ってど忘れするっていうのは日常的にあることだし、加齢と共になかなか新しい事が覚えられなくて何度も同じところで躓いて先に進めなくなって質問したり誰かにヘルプを求めたりっていうのもあるとは思うのね。

そういう時に「前も同じこときいてきたよね」「何度同じこと言わせるの?」なんてため息まじりで呆れながら対応されるよりは、笑顔で「これって難しいですよね」「みんなココ忘れやすいんですよね~」って必要なことを伝えてもらえたら助かるケースもあると思う。

でもね、2~3回同じことをきくならまだしも、何度も何度もになると、
聞く側の方が
心が折れてしまわいかな?
自分を責めないかな?
きくことをあきらめないかな?
新しい事を学ぼうとするこをやめないかな?
自分に失望しないかな?
っていうネガティブな要素が増えるんじゃないかなって思うんだよね。

だから私は、

「何度も同じ質問をする」=「伝えたことが伝わっていない」
              =「教え方が教わる側に合っていない」
            

じゃないかなって思うのね。
「伝える」事より「伝わる」ことを大切にしていたら、多分100回も同じ質問をさせる必要はないだろうし、きっと2~3回以降の質問はないんじゃないかな? そうじゃないと、自己肯定感がズタズタにされちゃって、挫折しちゃうよね…。

例えば、急ぎで伝えたい事がある時「何度も電話したのに!」って怒るよりも、メールを送ったりラインしてみたり…相手に伝わる手段を考えよね。こんな風に、同じ事を何回も言うんじゃなく「伝わってるのかな?」「伝わる方法何かな?」って誰かに新しい事を教える場で考えてくれる人が増えてほしいな。

特にね、学校では「子供たちに”伝わる”教育方法」を追い求めてほしいなって思うのね。

発達障害の子は「何度同じ事を言われたらわかるの!」って言われる事が多いんだけど、もしそういう状況になったら「学び方が違う子」「この子にわかる特別な方法が必要な子」だという事を思い出して頂ければなって思います。

また、「どうしてそんな事するの?」「何でできないの?」って疑問形で叱られることが発達障害の子には多いんだけど、

その答えを一番求めてるのは他でもない発達障害の子なんだって知っててほしいな。

発達障害の子たちは、できる事をやらないんじゃない。ちゃんとやりたくてもどうしていいかわからない子たち。だから何度も子供に失敗させる前に、その子のわかる方法や伝え方を一緒にみつけようとしてほしいなって思います。

何度も伝えることにつかれちゃってる人も、何度も質問するのにためらいを持つ人も「伝わるように伝える」でどちらも救われるんじゃないかな?

それがこのnoteのタイトルの「何度同じことを言わせるの?」への私の回答です。

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