隠し剣 秋風抄 酒乱剣石割り 著:藤沢周平

このノートは面白い小説を分析するnoteであり多大なるネタバレを含みます。ネタバレが嫌という方はここで引き下がるのが良いでござる。










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酒乱剣石割り

登場人物
道場主  雨貝新五左エ門
次席家老 会沢志摩
道場師範代 中根藤三郎
弓削甚六
側用人 松宮久内(君側の奸君側の奸)
松宮左十郎
妻女 安江
妹 喜乃(美貌)
稲垣与市兵衛
稲垣八之丞
西国屋勘兵衛
番頭

主人公について
弓削甚六
・酒飲み
・道場でいちばん強い訳ではないが、生死がかかった勝負では無類の強さを発揮すると予想されている。
・秘剣を習得している。

物語
・主人公の甚六は酒飲みで虎になるが、生きるか死ぬかの勝負では強さを発揮する。そして秘剣を習得している。
・次席家老の志摩は腕を見込み甚六に左十郎を暗殺させようと考える。
・家に帰った甚六は妹の喜乃について安江と話す。喜乃はボンボンと夜遊びをしていた。
・喜乃にしっかり言おうとしていたところ、志摩の使いから連絡があり明日志摩のところに行くこととなった。
・志摩「君側の奸だから殺せ」甚六「はい」
・家に帰った甚六は番頭から聞いた。喜乃が捨てられて集団にまわされていた。その場に乗り込んだ甚六、そのには左十郎もいて、左十郎の手刀で甚六は倒れる。
・左十郎暗殺の日がやってきた。ソワソワしまくっている甚六が賄場から酒をもらい飲んだ。
・体は軽やかに動き、左十郎を殺すことに成功した。甚六はその足て稲垣の屋敷に向かった。

ポイント
・秘剣(隠し剣) 超大事
 秘剣と言うくらいだから、修めている人が少ない。一人とか。現代の俺つえーラノベに通じるものすらある。秘剣かっこいい。
・相手を斬る理由がある。引き出しの手前の語彙で恐縮であるが、胸糞が悪いという感情。
・物語は交差する。
・上の利害関係に動かされる下のものという構図
・酒乱という人間らしさ。自己投影か?

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