チャンジャの味の違いをわかる男になるには

チャンジャという食べ物をご存知だろうか。特徴はうまいところだ。もうちょっと詳しく言うとタラの内蔵をなんやかんやの力で辛くしたうまい食べ物だ。何が良いかって酒に合う。うまい。酒が進む。酒がうまい。

何が言いたいかって言うと酒がうまい。そしてチャンジャもうまい。ここで問題になるのは、酒とチャンジャ、どちらが先なのかということだろう。酒を旨く飲むためにチャンジャを食べるのか、チャンジャを旨く食べるために酒を飲むのか。
悲しいかな私の場合は前者であって、チャンジャには常日頃申し訳ないと思っている。
たとえば、スパイス・カレーと白ワイン。このマリアージュの場合は、スパイス・カレーのための白ワインでもなく、白ワインのためのスパイス・カレーでもない。並列である。
だから私はチャンジャに対して申し訳なく思う。私はチャンジャを好きと言いながら酒のためにチャンジャをたべているのだ。だからせめて、チャンジャの味の違いがわかる人間になりたりとおもっているそれがチャンジャへの償いだ。

これまでいくつの店でチャンジャを食べたのだろう。少なくとも20,多くて30店くらいか。そんなにいろんなチャンジャを食べているのに私は店ごとのチャンジャの味の違いがわからない。あの店のチャンジャが旨い、なんて会話をしたことがない。
なので私はチャンジャの味の違いがわかる男になる。

さて、チャンジャの前にとりあえずビールでも。

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