「小説」は何をどう考えても良い


ツイッターやインスタやスマホのメモで、ある程度自分の気持ちを文章化してはいたけれど

前回のnoteで、久しぶりに長い文章をかいた。


ここ1か月くらいすごく充実した(質的にも、量的にも)読書をしているのだけど、そのおかげなのか

書きたいことをすらすら文章化できる。それも、自分が気に入ったことばで。

小説を読むと、語彙力も増えるし、ことばのアウトプットの潤滑油にもなる。

やっぱり小説っていいなあ。


まず、だいたいの小説はストーリーが面白い。読んでいて楽しい。コンテンツとして優れている。エンターテインメント性に長けている。


そして、小説は、読むことを通じて「疑似体験」ができる。一度きりの人生、いつだって何かを取捨選択しなければいけない。そんなわたしたちが「もしも」の世界をいちばん手っ取り早く疑似体験できるのは、小説なのではないかと思う。

その疑似体験を通じて得るものがたくさんある。自分の信念を補強するようなことや、新たに気づかされること。


あとは日頃ぼんやり思っていることを、その小説に登場する誰かが代弁してくれていたりする。自分が漠然と思っていたことについて、言語化に成功してくれていたりする。


そして、これは小説の種類にもよるけれど、小説は美しいものを見せてくれる。現実逃避させてくれる。汚い物や俗っぽいもので溢れた世界から目を背けさせてくれる。


もっと「本」というもの自体の性能について利点をいうと。

まず、本は充電がきれない。何時間読んでいても電源が落ちて読めなくなるなんてことはない。ブルーライトが目に刺激を与えることもない。

そして、これは意図せずにおこっていることだけど、読んでいると周りのひとからの印象もわりと良い。


まあいろいろと「本」を褒めたいポイントはほかにもあるけれど、わたしが推したい「読書」という娯楽がほかの娯楽に比べて優れていると思う点は「コストパフォーマンス」。

ブックオフに行くと、大量の本が108円で売られている。行くたびに「え?なんで?」って言いそうになる。セカンドハンドと言えども、プロの作家が書いた文章をたった108円で読めて、しかもそれを手元におけるなんて!

映画だったら、レディースデーの水曜日に見ても1000円。2時間の映画一本分で、10冊古本が買える。TSUTAYAにいけば旧作DVDを108円で借りられるけど、それは返さなければならない。もう一度見たいと思ったら、また108円。そう考えると、やっぱり本って圧倒的にコスパが良い。

(映画批判ではないです、わたしは結構映画館の雰囲気がすきだし、薄暗いTSUTAYAでDVDが陳列された棚をみるのもだいすきです)


あーもう、こんなに素敵なものこの世に他にある?ってくらい、小説っていいなと思える。

わたしは、これまでも、これからも、小説が身近にある生活をしたい。



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